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2006/01/08(日)
北の風、小潮
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さて、もうすぐ松も取れるというのに新年の儀式がまだ済んでいない・・・そう、神聖なる初釣りの儀式が!
2005年は「チヌ一筋」を掲げ、何とか大きな浮気もせずに過ごしてきたものの、釣果は過去最低の8枚という体たらくで終わってしまった。 この釣果の「ムラ」の原因は、オイラの「腕」以外の何物でもなく、なんとも身の程知らずで欲張りな目標を立ててしまったものだと反省しきりである。 そこで2006年は、枚数はさておき、とにかく一発大物狙い! 目標は自己記録となる53cmオーバー・・・と、この1点に集中しようかと思う。 これなら偶然の一発の可能性もあるし・・・(爆)
午後1時半過ぎに家を出て海に向かう。 とりあえずN〜HR〜TMの様子を見に行くが、ここではハナっから竿を出すつもりはない。 一応新年の見回り・・・ってところだが、ここで偶然にもhaneさんと遭遇する。 新年のご挨拶がてら話を聞くと、今日は風邪をひいて出撃できないが、どうにも我慢できなくて海の様子だけ見に来たという。 う〜ん、かなり重症のようだ・・・いや、風邪ではなく・・・。(笑)
その後、気になるPの様子を見てから、コンビニで自分のエサを買って、本命のMに向かう。 いつもの場所には投げ師のおじさんが1人とウキで遊んでいるおじさんが1人だけ・・・。 昨年まーにゃんが5枚も本命をあげた「元祖M」も気になっていたし、時間もまだ早いので、とりあえずここでコマセを作りながら作戦を練る事にする。 ところが・・・ コマセをブレンドしていると、オイラと左の投げ師の間、たった5m位のスペースに2人の若い衆がねじ込んで来て、事もあろうか5本も竿をおっ立てた。 オイラ目が点・・・ まぁ竿を出す時に一言文句を言ってやろうと思い、黙々とブレンド作業をしていると、今度はオイラの右隣ピッタリ真横にジジイが1人ねじ込んだ。 おいおい、右側はかなり広いスペースがあるのに、なんでそこに立つのよ! 完璧にキレそうになったオイラだったが、ちょっと待てよ!? これは海神様が「元祖Mに行きなさい。」と言っているのではなかろうか? う〜ん、オイラって大人じゃん! そんじゃここはこのバカどもに譲って、オイラは元祖Mへ急行する事にしよう。
元祖Mに移ると、こっちにも竿を3本立てた投げ師が2人いるが、まぁ暗くなったら帰るだろうから、オイラはとりあえずその左隣に店を広げる。 まずは海神様にお神酒を捧げて今年の豊漁を祈願、仕掛けを作って、第1投を放り込んだのは午後4時40分位だったか。
適度にざわついて雰囲気はいいものの、潮はスケスケで全く動いていない。 案の定明るいうちは全く魚の気配はなく、そうこうしているうちに右側の投げ釣り師が1人、2人と帰って行き、目指す本命ポイントがようやく空いたので速攻移動する。 と、そこに貧乏神が登場! 「アオイソでメバルをツ抜けするんだ!」と今日も大いに張り切っている。 う〜ん、この元気が続いてくれればいいのだが・・・。
ウキに灯を入れる頃からようやくアタリが出始めて、暗くなってからポツポツとメバルが釣れ出すが、ここのところの寒さで急激に水温が下がったのか、どれもこれも微妙なアタリばかりだ。 しかもだんだんサイズダウンしていく・・・。 隣の貧乏神は1尋位のタナを流して、本命「メバル」を釣って楽しんでいるが、どう見ても幼児虐待にしか見えない。 時折、「キターーーー!」と叫んではリールを巻いているが、お前は電車男かっ!?
いやいや、つい貧乏神にヤツ当たりをしてしまった。 オイラといえば、相変わらずのメバルの居食いに業を煮やしているところだったし・・・。
気持ちだけ潮が左に動き始めた直後の午後6時10分、ウキのトップが微妙に押さえ込まれるが、なかなか入っていかない。 「またメバルかい!」と思いながらも一応合わせると、意表を衝いたゴンゴンゴン! おっと、マジかよ! なんか判らないが、とにかくでかい!でかい!でか・・・あっ! 根に入られた・・・あんな所に根があったの!?(号泣)
その後は食い渋りの小メバルに遊ばれながら時間だけが過ぎていく。 メバル「ツ抜け」を達成した貧乏神は、盛んに「寒い寒い」を連発しながら、だんだん意気消沈していく。 う〜ん、何と解り易い男だろう・・・。 そうこうしているうちにメバルの気配もなくなり、コマセもなくなり・・・ 午後9時40分、つつがなく初釣りの儀式を終了した。
終わってみればメバル多数にタナゴにソイ・・・数は結構釣ったが、気持ち良くウキが入る事は滅多になく、ちょっと欲求不満かな。 今年は故あってこれにて冬眠モードに入る予定だが、さて、来週以降本当に竿を出さずにいられるだろうか・・・。
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