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2006/02/11(土)
西の風後北の風 中潮
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冬眠を宣言して1ヶ月が経った。 不思議な事にこの1ヶ月、特に禁断症状が出る事もなく、安穏と穴籠りのような生活をしてきたオイラであったが、やっぱりたまには潮の香りを吸い込まないと精神衛生上よろしくない。 そういえばこの日記も1ヶ月以上放ったらかしの状態だし、今日は久々にリフレッシュしに行こうか。
今年の冬は「厳冬」という言葉がピッタリ嵌るくらい寒い日が続いているが、幸いな事に今日は気温も高く、朝から好天に恵まれて絶好の釣り日和だ。 ・・・まぁどうせ夜釣りのオイラにはあまり関係ない事だが。
午後8時過ぎ、前打ち竿を1本担いで自宅を出発、途中立野さんで青イソメを1パック買って福浦へ向かう。 そう、今日の本命はチヌではなくメバル・・・1ヶ月間のブランクを埋めるリハビリにはちょうど良いターゲットだろう。 ただ、間違ってアイナメの大きいのが釣れちゃったりしたら困るから、とりあえず腰にはしっかりタモを差してテトラに立つ。 午後9時15分、まずはHRで釣り開始、今日は2時間くらい遊べたらそれでいいかな・・・。
そんなにマジモードじゃないから、潮周りのチェックもせず海に来てしまったのだが、この時間の福浦界隈はかなり潮が引いている。 空にはほぼまん丸の月がポッカリと浮かんでいるから、ひょっとして大潮だったのかな・・・。 月明かりの下でテトラの一番下まで行って仕掛けを落とすと、夜だというのに沈みテトラの底の方までハッキリ見て取れる。 落としたケミもかなり深い所まで視認できるから、潮はとんでもなく澄み切っているんだろう。 しかも全く動いていないようだ。 開始数等、案の定魚信はまったくない・・・。
穂先へのケミの付け方が悪かったのか、ライントラブルが頻発・・・一旦テトラの後ろに下がって仕掛けを作り直していると、釣りを終えたぼらきちさんが登場! ソフトルアーでメバルを狙うと言っていたが、聞けばNで1時間半ほど頑張って本命を5尾ほど釣り上げたという。 う〜ん、向こうには居るのか・・・。
ぼらきちさんと別れた後もHRでしばらく頑張ってみたが、魚の気配は全く感じられず、西の風も気になっていたから、とりあえずNへ行ってみる事にする。 すると第1投でいきなりメバルをキャッチ! お〜!やっぱこっちには居たか! 今日は「おかず調達令」が発令されていたから、とりあえずコイツはキープ。 その後リリースサイズのメバルを2尾釣った後、嬉しい外道のアイナメをゲット! ・・・いや、タモを使う程の大物ではないが。(笑) アイナメの後は良型のカサゴ! う〜ん、なんか今日は楽しいぞ〜!!
と思った矢先、午後10時を回って風が北に変わった。 やばい、予報通りじゃん! 付近の釣り人はこれを潮に一斉に帰ってしまい、広大なNがオイラの独り占め状態になったものの、この頃から徐々にアタリが遠のき、寒さが身に染みるようになってきた。 エサはまだ沢山あるし、とにかく初志貫徹、2時間は頑張ってみよう。
幸いな事に、その後風はすぐに止んでくれたのだが、魚の活性は一気に落ち込んでしまった。 忘れた頃に小さな魚信がある程度で、しかも食い渋っているのか一向にハリ掛かりしてくれない。 この時点でキープした魚は4尾・・・予定時間の午後11時を回っていたが、せめてぼらきちさんの5尾まで頑張ろうか・・・。 という訳で、泣きの延長戦に突入。
ほんの「リハビリ」程度の気持ちで発進したオイラだったが、いつの間にかヒートアップしている。 そしてそんなオイラの精神状態に反比例するかのように、福浦の海は更に渋さを増していく・・・。 結局5尾目のキープサイズを手にする事なく、日付の変わった午前0時過ぎに竿を納める事にした。
でもまぁ今日はこんなもんじゃろ。 いろいろあった1ヶ月だったが、久々に大いにリフレッシュさせてもらい、今夜の気分は爽やかそのものだ。 やっぱり海っていいなぁ・・・。 大本命チヌが福浦に戻ってくるまでの間、時々こうして息を抜きに来る事にしよう。
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