坊主神の徒然日記
最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2006年3月
前の月 次の月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
最新の絵日記ダイジェスト
2019/05/02 南西微風、若潮
2018/11/02 東の風 長潮
2018/10/28 南西の風、中潮
2018/08/17 北の風、小潮
2018/08/14 南の風、中潮

直接移動: 20195 月  201811 10 8 5 月  20176 5 月  20168 6 5 1 月  201510 7 3 月  20148 5 月  201312 11 10 9 5 2 1 月  201210 7 6 2 月  201111 9 7 6 5 4 3 2 1 月  201012 11 10 9 8 7 6 5 2 1 月  200912 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200812 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200712 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200612 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200512 11 10 9 月 

2006/03/26(日) 下関遠征 Part3 (半分釣りネタ)
(3月25日の日記の続き・・・)
さて、気持ちよく釣りを終えたオイラ達だが、15時半位までに福岡空港に戻ろうと思うと、新下関駅を14時半に発車するこだま号に乗ると丁度いい。
小堤防を12時近くに出たオイラ達は、とんび氏の運転する車に乗って、一路唐戸市場へ向かう。

初めて下関に来た時に、吹雪の中での釣りをものの1時間で挫折して、お土産調達にと連れてきてもらった市場だ。
とにかく広くて、売っている海産物が安い!
場内では寿司やら、ふく汁やら、とにかく旨い物が所狭しと並べられ、更にそれらをその場で食べる事ができるという、観光客はもとより、地元の人たちにこよなく愛されている場所のようだ。

ここで豪華料理を腹いっぱい食ったオイラ達3人は、表に出て海の方へ散策に出る。
目の前は関門海峡で、左前方に関門橋、そして対岸には九州が見える。

海辺のウッドデッキに沿って関門橋の方に歩いていくと、明らかに黒鯛師と思しきオジサンが3人、竿も持たずに地べたに座って話し込んでいる。
とんび記者がインタビューすると、どうやら潮が早すぎるから竿を上げて休憩しているらしい。
確かにこの地形、この状況だと、いつも潮が激流のように流れているように見える。

引き返して、今度は関門橋を背にウッドデッキを歩くと、突き当たりに赤灯が見えてきた。
そこまで行って見ると、やはり明らかに黒鯛師のものと思われる竿が2本と、撒き餌の入ったバッカンが1つ・・・ところが釣り人は何処にも見当たらない。
脇には自転車が2台・・・ひょっとしたらコイツで釣りに来てるんだろうか・・・。
ふと横を見ると、手すりからロープが降りていて、どうやらストリンガーがぶら下がっているみたいだ。
ちょっと失礼してとんび記者がロープを上げてみると、な、な、なんと!ストリンガーには鈴なりの黒鯛が!
型こそさほど大きくないが、それでもこの状況でこの釣果は凄い!
恐るべし!下関!

一体誰がこの黒鯛を釣ったんだろう・・・
周りを見渡すと、先程すれ違った中学生っぽい子供が二人、短いロッドでメバルかなんかを狙っている。
子供だと思って気にも留めなかったが、良く見ると着ているウェアなんかは半端じゃない代物ばかりだ。
う〜ん、只者ではない!
年齢層と、赤灯の横に置いてあった自転車、そして人数がピタリと一致する・・・。
すかさずとんび探偵が聞き込みに入ると、やはりあの黒鯛を釣ったのはこの中坊達との事、しかも1人が5枚、もう1人は2枚も!?
思わず少年達にレクチャーを受けてしまうとんび探偵であった。
しかしそれにしても・・・
恐るべし!下関の中坊!
関門橋側に居たオッサン達にこの事実を伝えたら卒倒してしまうだろうか・・・。

そんなこんなで、唐戸市場を出たオイラ達は、とんび氏に新下関まで送ってもらい、驚きと羨望の下関を後にしたのであった。

しかし今回は何から何まで本当に楽しかった!
思い切って休暇を取って、しかも自腹を切って遊びに行った甲斐があったってもんだ。
遊んでくれた下関のみんな!
一緒に遊びに行ってくれた花板さん、
そして好き勝手に遊びに行かせてくれた我が女房殿、
みんなホントにありがとう!

とんびさん、
この次は横浜で待ってるぜぃ!
また大いに盛り上がりましょう。

2006/03/25(土) 下関遠征 Part2 (釣りネタ)
さて、下関2日目・・・
帰りのフライトは、オイラも花板氏も共に午後4時以降の便を押さえている。
示し合わせたように同じ時刻、しかも夕方の便を予約しているのは、当然一夜明けてそのまま帰る気がないからである。
そんなオイラ達の気持ちをいち早く察したとんび氏、前夜のバルタンで、「そんじゃ釣りにでも行きますかぁ!?」
待ってましたとばかりに、オイラも花板氏もこの話に飛びつき、期せずして下関プチ釣行が決まった。

思えば初めて下関に行った時も、深夜まで騒いだ後、朝も早よから吹雪の関門海峡で竿を出した事があった。
二兎を追うものは一兎をも得ず・・・というが、一泊で下関を訪れようと思えば、当然夜に重点が置かれる訳で、翌日に釣りを楽しもうというのはかなりハードなスケジュールになってしまい、あの時以来、下関での釣りは叶わぬものと思っていた。

昨夜バルタンを出て「もう一軒行きましょ!」と陽気にはしゃいでいた怪人も、ラーメンを食べて外に出る頃には、「明日の釣りに差し支えるんで、今夜はこれくらいにしときましょか!?」と急に素になってくれたのは、やはりホストとしての心遣いが酔いを醒ましてくれたのか・・・。

ともあれ、チェックアウトをして約束の午前9時に花板氏と共にホテルのロビーで待っていると、間もなくとんび氏が現れた。
車に乗り込み、とりあえずとんび氏御用達の釣具店に近辺の情報を聞きに行く。
車中で昨夜の記憶を聞いてみると、予想通り全く覚えていないらしい。
それどころか、「僕、昨日ギターをバルタンに預けて帰りましたよね?」などと言う始末。
おいおい、あんたしっかりギター持って出て、挙句の果てに路上でいきなりそのギター出して歌い始めたじゃん!
聞けばそれすら全く記憶に無いとの事・・・
恐るべし!下関の怪人!
(ちなみに件のギターは、その後とんび邸の和室で無事発見されたらしい。)

釣具店を出て、いよいよ海へ向かう。
朝飯を食べていなかったオイラは、とりあえず自分のエサを調達する為にコンビニに寄ってくれるようにとんび氏にお願いする。
「判りました〜」と明るく返事をするとんび氏だったが、行けども行けどもコンビニが見つからない。
その時気付いたのだが、下関にはホントにコンビニが少ない。
横浜なら200〜300mも走れば必ず1軒はコンビニに出くわすのだが・・・。

走る事約10分、ようやく見つけたコンビニで腹ごしらえをし、気持ちの良さそうな石積み堤防を見つけ、とりあえずそこで竿を出す事にする。
この時期の下関では当然チヌも狙えるようだが、今日はとにかくのんびりする事に徹し、堤防でチョイ投げで遊ぼうという趣向だ。
抜けるような青空の下で、澄み切った海に向かってロッドを振ると、後ろの山から聞こえるウグイスの鳴き声と南風がとにかく心地良い。

今日はもう釣果なんてどうでもいいや!
と、時間までここでのんびりしようと思っていたのだが、開始3投もすると、「魚居ないみたいだからちょっと移動しますかぁ?」ととんび氏・・・。
おいおい、決断早いなぁ!(笑)

その後水産大学校近くの小堤防に移動するが、ここも先程の石積み堤と同じく、他に釣り人は誰も居ない。
釣りを再開すると、すぐにとんび氏に魚信が・・・。
軽く合わせてリールを巻くと、付いていたのはなんと良型のハゼ!?
ありゃ、魚が居るんだ・・・(爆)

暫くするとオイラにも魚信が!
結局オイラは小型のハゼを2尾釣って釣りを終了。
釣果こそ貧弱だったが、それでもメチャクチャ気持ちいい!
花板氏と共に、とんび氏に心から「ありがとう」と言ってその労をねぎらったのだが、どっこい怪人は更に次の行き先を考えていた・・・。
その模様は、また明日のPart3にて。

2006/03/24(金) 下関遠征 Part1 (not釣りネタ)
岸壁湯沸し隊下関支部長に「とんび」という男がいる。
彼と知り合ってから、もうかれこれ2年位になろうか。
一言で言えば、自然を愛し、釣りを愛し、音楽を愛するナイスガイ・・・お互い何か自分と同じ臭いを感じ取ったオイラ達は、当然の如くすぐに意気投合してしまう。(「ナイスガイ」という表現には抗議される方も多いかもしれないが・・・爆)

そもそもwebで知り合った見ず知らずのオイラ達、しかも横浜と下関という、地理的にも出会える筈のない者同士が、何故にこうまで仲良くなってしまったのか・・・。

幸いな事に(?)仕事で九州方面に行く事の多いオイラだが、ある時、運良く金曜に福岡で仕事を終えるという幸運に恵まれ、その足で初めて関門海峡を渡ってこの男に会いに行く機会を得た。
下関には、とんび氏御用達の「バルタンクラブ」というライブハウスがあり、本来の目的はここで一発セッションをかまそうというものだったのだが、このバルタンクラブに行く前に2軒、バルタンの後に2軒と、すっかり下関の夜を飲み歩いてしまったオイラ達・・・「釣り」「音楽」という共通項に、新たに「酒」というキーワードが加わり、一気に意気投合してしまった次第である。
それ以来3度下関を訪れたのだが、その度にこの「下関の怪人」に魅了されていくオイラであった。

さて、「釣り」「音楽」「酒」という3つのキーワードで、この「下関の怪人」と交友を深めている男がもう1人いる。
そう、我が岸壁ユニットのバンマスを務める花板氏である。
氏もまたオイラと同じように何度か下関を訪れていたのだが、何故か今まで一度も岸壁ユニットうち揃ってとんび氏を囲んだ事がなかった。
いつか二人で下関へ!
そんな計画が横浜でやらかす度に持ち出されていたのだが、やはり違う会社で同じ日に同じ方面に出張を入れるという荒業は難易度が高く、ずっと実現しないまま時が過ぎていった。

逆に、今年に入って、とんび氏の所属するバンドが横浜に遊びに来る計画が持ち上がった。
もちろん、横浜の隠れ家で一発かまそうという企画である。
下関組がそこまで決心したんだから、そんじゃその前に懸案だった横浜組揃っての下関攻めも具体的に詰めよう!
という事になり、結果的にマイレージの溜まっているオイラが花板氏の出張スケジュールに合わせて休暇を取る事に決めて、この大いなる野望がついに実現するのであった。

決行日は3月24日・・・期末も押し迫ったこの時期に休暇を取る為には、少なくともオイラに課せられたミッションにある程度の目星をつけておかなければならない。
いやはや、遊ぶのも大変だが、しかしその遊びパワーというのは実に恐ろしいもので、締め1週間前に早々と期末の数字にほぼ目鼻をつけて、堂々と下関に向けて出発するオイラであった。

羽田から福岡経由で、博多→小倉→下関と乗り継いだオイラは、午後4時にホテルにチェックイン、その後例によって銀玉を弾きながら、仕事を終えてやって来る花板氏を待つ。
エヴァンゲリオンが火を噴き、期せずして随分と懐を暖めてホテルに戻った頃にちょうど花板氏も到着、続いてとんび氏も駆けつけ、ついにここに3人が顔を合わせたのであった。

一軒目は、これまたとんび氏御用達の居酒屋に、キエフ(とんび氏所属のバンド)のくまさんとボンバーさんを迎え、大いに盛り上がる。
鍵盤を弾くまではアルコールを控える!と言っていた我がバンマスも、つられて焼酎がグイグイと進んでいる・・・。
いや、楽しいの何のって!!
気がつけば午後9時半!?
慌てて本来の目的であるバルタンクラブに場所を変える4人であった。

念願だった「岸壁ユニットin下関」も、アルコールに助けられながら(?)何曲か披露し、その途中でキエフのバンマスであるジョンさんも到着、下関の夜は更に盛り上がるのであった。

しかし楽しい時間というのはあっという間に過ぎてしまうもので、午前1時を回ってようやくバルタンを出た一行は、その後ラーメンを食べて解散する事に・・・。
既に下関の怪人は相当量のアルコールを摂取しているが、果たしてこの状況を覚えているのだろうか・・・。
オイラはこの日記を書けるくらいだから、当然意識はしっかりしているのだが・・・。
まぁ明日の朝聞いてみる事にしよう。

こうして下関での楽しい一夜が終わり、また大いに活力を頂いたオイラ達であった。
さて、この後は・・・
下関の怪人は横浜の友人に対して、更なるリフレッシュゾーンを用意してくれていた。
詳しくは明日の日記=Part2にて!

2006/03/19(日) 祝・任期満了! (not釣りネタ)
自治会の副会長になって、早いものでもう1年になる。
うちの自治会は任期が1年だから、ようやくこの面倒な仕事も終わりを迎える訳だ。
そして今日はその定期総会の日・・・。
1年間の活動報告と、来年度に向けた仕事の申し送りをする、年に一度の大イベントだ。
この日の為に、ここ1ヶ月はほぼ毎週末が議案書の作成から始まる準備に費やされていた。

総会が無事終わると、反省会と称した役員だけの打ち上げが始まる。
午後1時から始まった宴会は、延々午後5時近くまで続く事になるのだが、周りはジジイばかりでちっとも話が噛み合わない。
そんな時って、ひたすら飲むしかないでしょ!?
カラオケで盛り上がる爺さん達を横目に、1人手酌を煽り続けるオイラであった。

それにしても、昼間から摂取するアルコールってのはどうしてあんなに効くんでしょうかね?
気がつけばジジイ達に混じってマイクを握りしめているオイラがいたりして・・・。
終いには、老人会の賛助会員になって連合老人会のカラオケ大会に出場しろとまで言われてしまう始末・・・。
どうしてオイラっていつもこうなんだろ。(爆)

しかし、今年の役員はいろんな意味でよくやってきた。
そりゃ行き届かない点も多々あっただろうが、胸を張れるだけの実績は残して来たと思うし、オイラにとっては貴重な経験になったと思う。
晴れて任期も終わるが、次期役員にも是非同様の頑張りをしてほしいものである。

さて、それじゃこれから最後の仕事!
引継ぎ資料を作らなければ・・・。
これがまた大変なんだよね〜。

2006/03/18(土) 卒業式 (not釣りネタ)
今日は次女の小学校卒業式・・・ついこの間まで赤ん坊だった筈なのに、やはり時の経つのは早いもんである。
歳を重ねるごとに時間の流れが加速度的になると言うが、特に最近は釣りに音楽に仕事にと、日々忙しくも楽しい毎日を送っていると、ホントに1年なんてあっという間に過ぎ去ってしまう。
1日が48時間くらいあったらいいなと、真剣に思う今日この頃である。

そんな事はともかく、やはり卒業式と言えば涙が付き物だ。
愛娘の卒業ともなれば、最近涙腺の弱いオイラにとって、相当覚悟の要るイベントになるだろう。
涙が耐えられなくなった時の照れ隠しにと、あくびの練習なんぞをしながら、妙な気合を入れて女房殿と共に小学校の体育館に向かうオイラであった。

会場の父母席に座って暫く待つと、いよいよ卒業生の入場だ。
おぉ、みんな小奇麗に着飾ってニコニコしながら歩いてるけど、後でみんな泣き出すんだろうなぁ・・・。

卒業生が着席すると、すぐに卒業証書の授与が始まる。
娘の出番まで時間を持て余していたオイラだが、ふと父母席の真ん中辺りのポッカリ空いた空間の方を見ると、どう見ても卒業生の父親には見えないオヤジが1人ポツンと座り、事もあろうか本なんぞを読みふけっている。
場違いにも程があるそのオヤジを観察しながら、
「ひょっとしたらドサクサに紛れて入り込んできた卒業式マニアのオッサンなんじゃねぇかぁ!?」
などとあれこれ想像を逞しくしていると、何だか可笑しくなってきて、終いには笑いが止まらなくなってしまった。
この厳粛な雰囲気の中で大声で笑う訳にもいかず、ただひたすら窒息状態になるオイラであった。

ひとしきり笑ってようやく落ち着くが、卒業生105人に一人一人卒業証書を手渡す作業は延々と続いている。
隣に座っている女房殿は、知っている子供が壇上に上がるとあれこれと解説してくれる。
女房殿:「あの子には昔よく苛められてたんだよね〜。」
オイラ:「ほう、そんな事があったんだ。」
女房殿:「あっ、あの子は児童会長だったんだよ。」
オイラ:「へ〜、うちの娘どもには縁が無い話だねぇ。」
女房殿:「縁がないどころか、sea(長女)なんて、『児童会長ってなに?』なんて調子だから・・・」
オイラ:「・・・・・」
いつもマイペースだから、長女らしいと言えば長女らしいのだが、そんなアホな姿が瞼の裏にフラッシュバックしてしまった日にゃ、あんた、再び窒息地獄ですよ!
はらわたがよじれるのを必死で我慢しながら、笑っているのを悟られないようにずっと下を向いて小刻みに体を震わせてたら、周りから見たらきっと感動に打ち震えるお父さんに見えた事だろう。

なんとか峠も越えた頃に、今度は父母席の前の方で「へ〜クション!」と、なんとも間のいいドリフのカトちゃんばりのクシャミがひとつ・・・。
これで完全に事切れてしまったオイラ、その後は笑いのラビリンスの中で最後まで地獄の苦しみを味わう事に・・・。
感動で涙する筈だったのに、結局笑い倒して涙が止まらなくなってしまったオイラであった。

そんな卒業式も無事終わり、校庭に出て記念写真を撮り合う子供達・・・。
みんな最後までにこやかで、結局泣いてる子供は1人も見る事ができなかった。
考えてみたら、私立に進学する一部の子供を除いて、みんなそのまま同じ中学校に進む訳で、別れという感覚がないから涙なんて出なくて当然か。
卒業=哀愁という連想は、大人の勝手な妄想だったって事かな。
そういえば長女の時もそうだったっけ。

しかし、1年生の頃には登校拒否でさんざん親を悩ませてくれた次女だったが、こうして友達と楽しそうにはしゃぎ回る姿を見ていると、本当に成長を感じる。
父親としてはやはり感無量である。
長女が入学してから10年間、お世話になった小学校ともこれでお別れだ。
「ありがとう」と心からお礼を言いたい。

2006/03/12(日) 南東のち西の風、中潮(11日)
さて、昨日の日記の続き・・・ここから実釣編に入る。

今日(11日)の風向きからすると釣り場はNかHRという事になるが、やはり数少ないながらもこの時期の実績から判断するとHRの方に分があるような気がする。
・・・もちろん本命チヌを狙う事を前提とした場合だが。
午後5時半前に現場に到着すると、HRの第二本命ポイントのちょっと左側にスペースが空いている。
迷わずここに釣り座を構える事にして、速攻支度を開始する。
2ヶ月もブランクが開くと、仕掛けを作るのにも結構時間がかかる。
できれば明るい内に竿を出したいと焦りながら、何とか仕掛けを作り終え、竿を伸ばしてハリスを結ぼうとすると、ありゃっ?リールが巻けない!?
穂先が絡んでるんだろうとチェックをすると、なんと!その穂先が綺麗に真っ二つに・・・
最強チヌスペシャル、早くも3度目の穂先折れである。(号泣)
それまで使ってた鱗海はこんな事がなかったから、単なる扱いミスとは思えないのだが・・・やはり相性みたいなのがあるんだろうか。
一瞬呆然としたが、辺りは急速に昼間の明るさを失っていく・・・とにかく気持ちを切り替えなければ!
予備竿のMEGADRY Airにリールを差し替え、仕掛けを作り変えて、第一投を放り込んだのは午後6時を少し回った頃だった。

来るべき乗っ込みに備えて、今日は言わばウキ釣りのリハビリのようなものだし、開始時間も遅かったので、コマセは2kgのオキアミに銀牙1袋と、短時間少量バージョンで臨む。
実釣時間は3時間くらいか。

開始後15分、潮は適度に右に流れていていい感じだが、アタリは全く無く付け餌もそのまま・・・「今日も渋いのかな・・・」と思っていると、右隣に陣取っていたルアーマンのグループが一斉に引き上げて、オイラの第二本命ポイントが空いた。
できるだけ実績のあるポイントで釣りをしたかったから、速攻10mほど右に移動、春秋ウキのトップにケミを挿して夜釣りモードで戦闘再開。
するとその第1投でいきなりメバルをゲット、タナは2尋半から始めて3尋まで落としている。
今のところメバル君たちはまだ深い所に群れていると見え、その後しばらくアタリが頻発、25cmの良型を含むメバル数尾を釣り上げたが、下げ潮と同調するかのようにアタリは徐々に遠のいていく。
恐らくコマセにつられてメバルのタナも上がってきたんだろう。
オイラは一応「チヌ」狙いだから、更にタナを下げていく。

暫くあれこれ試行錯誤しながら釣りをするが、その後活性は一向に上がってこない。
上の層にメバルがいる事を確かめようと、再びウキ下を2尋まで上げると、予想通りメバルがヒット・・・但し、サイズは格段に落ちている。
そこから少しずつウキ下を下げていくと、2尋半でウキのトップがジワリと沈む。
頃合を見計らって大きく合わせると、なんと!テトラに向かってゴンゴンと突っ込むじゃあ〜りませんか!
すわ!居付きのチヌか!?
ところが、手応えはあるものの、以外にすんなり浮いてくる敵・・・浮かせても海面で往生際が悪すぎる。
ちょっと躊躇したが、一気に引っこ抜くと、何となく体が長い。
嫌〜な予感がしたから、魚に触らないようハリスを持って魚体を確認すると、やっぱりウリボーカラー・・・しかもかなりでかい!
一瞬「ドンコかな」と思ったが、何度見てもしっかりヒゲが生えている。
ゴンゴンと突っ込んだ魚は、紛れもなくゴンだった。(涙)
図鑑によると、ゴンズイの体長は15〜20cmと書かれているが、ありゃどう見ても30cm位はあった。
間違いなくゴンの自己記録達成だが、こんなもの何も嬉しくないぞ!
ゴンズイ君には申し訳ないが、今日もメゴチバサミを持っていなかったし、よしんば持っていてもあんなでかいゴンを挟んでハリを抜く気にはなれないから、仕方なくハリスを切って海にお帰りいただく。

とりあえず棒ウキの感触は掴めたから、今度は円錐にも慣れておこうと仕掛けを一新、0.5号の電気円錐に変えて、沖目ベタ底狙いで探ってみる。
間もなく下げ止まりのこの時間で、ウキ下は4尋以上取って遠目の砂地を右に流れる潮に乗せて引き摺ってみようという作戦だ。
このHRでkiki師匠が時々試している釣法をまねて、運がよければチヌ、外道でアイナメなんかが掛かってくれれば儲けもんだ。

ところがその後はゴンの祟りなのか、アタリは全く無く、付け餌も見事なまでに完璧な形で戻ってくる。
更に潮の流れも完全に止まり、折から西に変わった強風に仕掛けが流されているだけ・・・
上げっぱなに期待するも、事件は何も起こらない。
円錐ウキを一度でも沈めてやりたいと意地になったオイラ、メバルでも何でもいいからと、ウキ下を徐々に上げていくが、2尋まで上げても反応は皆無の状態が続く。
ふと気がつけば午後11時を回っている。
おいおい、今日は短時間勝負のつもりだったのに、これじゃいつもと変わらないじゃん!

コマセも殆ど終わりという頃になってようやくウキに僅かな反応が出始めるが、どうしてもハリ掛かりしない。
そして午後11時40分、「あと2投!」と放り込んだ仕掛けが、やはりジワジワとシモリ始める。
今度は我慢に我慢を重ねて沈みきるまでじっと待って合わせると、ガツンとした手応えが帰って来る!
盛んに首を振っている感触からすると、多分敵はアイナメだろう。
大きさは30cm前後かな・・・というオイラの予想はドンピシャ!
一応念の為ゴンでない事を確認してからハリを外し、最後に遊んでくれたアイナメに敬意を表して優しくリリース、なんだかんだと大変な1日になっちまったが、最後は気持ち良く納竿する事ができたから、まぁこれで良しとするか。

それにしても最強チヌの穂先折れは痛い・・・
早速明日修理に出すことにしよう。

2006/03/11(土) ランドマークタワー (釣りネタ前段)
「サスケ」という名のアコースティック・デュオがいる。
最近このグループにご執心の我が長女だが、今朝起き抜けに「ランドマークタワーに連れてって!」と突拍子もない事を言い出した。
なんでも、ランドマークで行なわれるイベントにサスケが出演するとかしないとか・・・
そう言えば昨夜酔っ払って隠れ家から帰った時に、そんな話を聞いたような気もする。
しかし花も恥らう天下の女子高生が、何故父親なんぞを誘うのか!?
ちょっと嬉しかったりしたが、その辺りの疑問を晴らすべく更に聞くと、どうやら同じイベントに大黒摩季も出るらしい。
そこまで聞いて、だいぶ前に娘がそんな話をしていた事をやっと思い出すオイラであった。
どうもオイラにはアルツの遺伝子があるんじゃないかと思う今日この頃だが、まぁそんな事はともかく、大黒摩季と言われれば黙って聞き流す訳にはいかない。
オイラ的には結構お気に入りのシンガーで、アルバムも数枚所有しているのだが、生の大黒摩季は未だかつて見た事がない。
娘としては、お互いお気に入りのアーティストが出るんだから一緒に行こうよ!って事らしいが、まぁ平たく言えば「アッシー君」という気がしないでもない。
う〜ん、どうしようか・・・

ベランダに出てみると、予報通り抜けるような青空が広がり、気温も高い絶好の釣り日和だ。
今日を逃すと3月はもう釣りをするチャンスはないだろうし、気がつけば冬眠と称して2ヶ月もウキフカセ釣りをしていない。
しかも今日は我が愛用するギターを修理してもらう為に、K爺さんの職場までそれを持って行く約束もある。
でも大黒摩季も捨て難い・・・

聞けば、ランドマークの方は午後1時スタートだというが、どうせ何かのプチイベントだろうし、入場無料で見せるならせいぜい2組併せても1時間位で終わるだろう。
それなら、みなとみらいからK爺さんの居るベイサイドマリーナを経由しても、遅くとも午後5時には釣りが始められる。
と、根拠のない皮算用をはじき出し、二兎を追うが如く速攻娘を連れ出し、MMに車を走らせるオイラであった。
ところが・・・

MMへ向かう車中でよくよく話を聞くと、イベントではなくFM横浜の公開生放送だという・・・。
午後1時から始まる番組のゲストとして出るというから、ひょっとしたらかなり時間がかかるかもしれない。
速攻家で留守番をしている女房殿に電話をつなぎ、午後1時からのFM横浜の番組をチェックさせると、終了はなんと午後4時!?
う〜ん、もっと真剣に娘の話を聞いておけばよかった!・・・なんて言ってもやっぱり後の祭りか。
嬉々として助手席に座っている娘を見ると、オイラも腹をくくらなければいかんでしょ!

午後1時を回ってようやくランドマークタワーに着いたが、予想通り番組は進行しているがゲストはまだ出ていない。
結局最初のゲストであるサスケが出てきたのは午後2時半近くだった。
と同時に、2番目のゲストである大黒摩季は午後3時台だという事が判明・・・ここで再び「釣り」か「大黒摩季」かの選択を迫られるオイラであった。

で、結果的に「釣り」を選んだオイラは、やっぱり「想定内」っだったんだろうか。
そうと決まれば腹ごしらえする時間も少し位はある。
サスケの出番が終わってすかさずランドマークを出ると、とりあえず遅い昼飯を食べ、それからベイサイドマリーナに車を向けた。
車のラジオからは大黒摩季の歌声が聞こえてくる・・・やっぱりちょっと悔しい。

一緒にいるのが娘でなければ、すごく素敵なデートコースになるんだろうが、まぁこれはこれで結構楽しいかな。
な〜んて思ったオイラだったが、しかし紆余曲折は更に続く・・・。

考えてみたら、土曜日のこの時間帯、道路が混雑していない訳がない。
ベイサイド近くに行っても、恐らく今度は駐車場待ちの車の列ができているだろう。
下手をすればベイサイドを出る頃には真っ暗になっている可能性だってある。
ここで三たび「K爺さん」か「釣り」かの選択を迫られるオイラ・・・もちろん迷わず「釣り」だろう。(笑)
K爺さんにお詫びメールを飛ばし、車の行き先をベイサイドから自宅に切り替える。

家に着くと、積んでいたギターと釣り道具を入れ替えるのだが、サスケを見れたのが余程嬉しかったんだろう、甲斐甲斐しく手伝う娘を見て、思わず目尻の下がるオイラであった。

という訳で、やっと海に出れる!
午後5時半に現場に到着、2ヶ月以上ブランクのあったウキフカセ釣りの開始だ!
と、ここでまたまた事件発生!?

今日は思いがけず前段が長くなってしまったので、実釣編はまた明日という事で・・・乞うご期待!

2006/03/05(日) 80年代ロック (not釣りネタ)
先日スカパーを見ていたらJOURNEYの特集をやっていた。
思わずザッピングする手を止め、この映像に見入ってしまったのだが、運悪くこの日はかなりの悪天候・・・こうなるとスカパーは殆ど使い物にならない。
あっという間にモザイクの嵐になってしまい、知らない人が見ると、何やらヤバイ映像を見ているみたいに思われてしまう事だろう。
そんなこんなで、この映像がその後えらく気になってしまい、とうとう昨日の土曜日にDVDショップへ足を向けてしまうオイラであった。

ここでJOURNEYを知らない人の為に簡単にレクチャーしよう。
70年代後半から80年代にかけて活躍したアメリカのロックグループで、実はオイラはここのリードヴォーカルだったスティーブ・ペリーというオジサンを甚く崇拝している。
特にバラード系を歌わせたら右に出る者がいないであろうと、今もって信じて疑わない。
当然高校時代からバンドでコピーなんかしてたワケで、とにかくこのバンドに対する思い入れはハンパなもんじゃなかった。

これと並んで、当時大好きだったのがTOTO・・・
決して便器の会社の名前ではない。
元々スタジオミュージシャンだったメンバーが集まり、本格的に活動を始めたのは、やはり70年代後半だったかなぁ・・・。
これも当時入っていたバンドでよくコピーをしていた。
初代リードヴォーカルのボビー・キンボールの高音に「ついていけねぇよ!」とぼやきながらも必死に歌っていた想い出がある。

で、そもそもJOURNEYのDVDを買いに行ったのだが、運悪く(?)その隣にこのTOTOのライブDVDが並んでいる・・・。
思わず目頭が熱くなってしまったオイラ、気がつけば2枚のDVDを持ってレジに並んでいた。

そして今日・・・
朝から青空が広がり、春を思わせる絶好の釣り日和だったが、残念ながら自治会関係の会議が重なり、とても釣りどころの騒ぎではない。
で、全ての会議が午後3時過ぎに終わったので、とりあえずこのお宝映像をじっくり見る事にした。

期待通りの内容である。
初期のJOURNEY、ギターのニール・ショーンを見て「あんた一体なに人だよ!?」
2003年に収録されたTOTOのアムステルダム公演、
これまたギターのスティーヴ・ルカサーを見ては、「このオジサン一体誰?」
とにかくメンバーの変貌ぶりには驚かされるが、そりゃそうだよね、
既にデビューから四半世紀近い時が流れているのだから・・・。

しかし流れてくる曲はみんなオイラにとっては涙モノの名曲ばかり!
いや〜、買って良かった!
お陰で釣りに2回行ける位の財源が消失したが、HPを見ていると、haneさんもぼらきちさんも今週は相当てこずったようだし、まぁこれはこれで良かったんだろう。

80年代のロックに詳しい御仁なら、「何を今更!」と思われるかもしれない。
確かに「何を今更!」だ。
もっと早く手に入れておけば良かった・・・。

2006/03/03(金) 桃の節句 (not釣りネタ)
今日は3月3日、女の子を持つ親としては結構重要な日だったりする。
うちは娘が二人だから、当然雛人形を出してそれらしき事をやるべきなんだろうが、思い起こせばここ1〜2年人形の顔を見た記憶がない。

長女が生まれた時に、女房殿の実家から豪華7段飾りをお祝いとして頂いた。
これもまぁ、今となっては田舎にしか残らない微笑ましい風習なのかもしれないが、生まれは田舎でも、住んでる所は都会のウサギ小屋である。
当然の如く、何か特別な年とか、気が向いた時にしかこの7段飾りが登場する機会はなく、ほぼ毎年親王飾りだけ出して体裁を整えている我が家であった。

ところが、ここのところその親王飾りすら日の目を見ていない。
やっぱり子供が大きくなると親もいい加減になっちまうのかなぁ・・・
などと1人納得していたオイラだが、どうやら原因はそれだけではなさそうだと、最近になって薄々気がついた。

そもそも、人形が鎮座すべき和室にここ数年荷物が増え続け、飾るスペースが無くなってしまっているのだ。
で、その増えた荷物というのが、釣り道具とかギターとか・・・オイラの私物ばかりだというのが判明したワケだ。
まぁこの法則に気付いた事がバレると、待ってましたとばかりに「それじゃすぐに片付けて!」と言われてしまうのは火を見るより明らかだから、ここはひとつ沈黙を堅持する事にしよう。

それでも、出張から帰って、ダイニングテーブルの上に、次女の手作りによる紙製のお雛様なんかが置かれているのを見ると、流石に良心の呵責に苛まれるオイラであった。
折を見て少しずつ片付けていく事にしようか・・・。

昔から雛人形は早くしまわないと嫁に行き遅れると言うが、ハナっから出さない家の娘はどうなんだろうか。
もうちょっと娘達の事も考えてあげなきゃいかんのかなぁ・・・。
な〜んてね!
最近とみに小生意気な娘どもを見ていると、そういう殊勝な気持ちも一瞬で何処かへ吹っ飛んでしまうのは、やっぱりB型親父の典型なんだろうか。
まぁ次女も今年で中学に上がるから、雛人形を見て喜ぶ歳ではなかろうし。
・・・などと書くと、また各方面から批判の声が上がりそうだから、話題を変える事にしよう。

今日初めて「メイド喫茶」なるものに潜入した。
と言っても、本家の秋葉原ではなく、場所は大阪のなんばである。
商談が終わって、「お茶でも飲んできまひょか!?」と、現地のセールスに連れて行かれたのがメイド喫茶だったというワケだ。
一口に「メイドカフェ」と言っても、最近ではかなり怪しくキワどいものから多種多様あるらしいが、今日連れて行かれたのは純粋な喫茶店、
入り口も普通なら、飲み物の値段もごく普通である。
ただ、ウエイトレスが皆メイドの格好をしていて、入店する時に「旦那様、お帰りなさいませ!」と声をかけてくるところはフツーではなかったが・・・。
で、ここでも「ひな祭り特別メニュー」なるものがあった。
何人かは和服のメイド姿である。
まぁこういうお店は何処へ行っても企画モノが勝負なんだろうが、何となく商魂たくましい大阪の片鱗を見る思いがした。

という訳で、いろんな意味で今年の桃の節句は記憶に残りそうな気がする。
やっぱり娘を持つ親父として、3月3日は特別な日なのかもしれない。

ちなみに今年のホワイトデー、オイラは佐世保日帰り出張という荒行が組み込まれている・・・。


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.