坊主神の徒然日記
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2006/04/22(土) 南の風、小潮
先週の苦行もなんのその!
1週間経てばすっかり元気モード回復!気合満々で今日も海に出る。
南の強風の予報だから、行き先は迷わずHR。
天気がいいから釣り人も多いだろうし、場所が取れなければNでも構わない。
最近Mが絶好調だけど、この風向きではちと厳しいし、たまにはテトラの上でのんびり糸を垂らすのも悪くはない。
・・・な〜んて、こんな言葉が出るのも、やっぱり歳無しを釣り上げた心の余裕なんだろうか。

ともあれ、最近は暗くなってから激シブになるケースが多いから、今日はいつもより早めの午後2時半に家を出て、立野さん経由で現場に急行する。

現場に着いて、まずは状況視察。
HR〜TMと歩いて行くと、偶然にもオイラが初めて福浦産のチヌを釣った縁起のいいポイントだけがポッカリと空いている。
迷わずここに店を広げる事にして、速攻支度に取り掛かる。

車に荷物を取りに行く途中、同じくHRで竿を出している仏頂面のイソキチさんを発見。
話を聞くと今日も渋そうだ。
荷物を海まで運び、仕掛けを作っていると、タコさんがやってきた。
朝から○磯に出かけて、風が強まってきたのでこちらに移ってきたらしいが、な〜んだ、やっぱりみんな来てるじゃん!
位置的に言うと、イソキチさんはオイラから見て1人置いて左側、
タコさんは1人置いて右側で勝負!
そんなこんなで、仕度の整った午後3時40分、本日のゲームスタート。

開始2投目でメバルをゲット、「今日は活性が高いかな?」などと思ったのもつかの間、メバルを計2尾程釣ったところで潮が止まり、いつもの激シブモードに突入・・・
活性の高いのはエサ取りばかりだ。
暗くなると更に拍車がかかり、エサ取りすら居なくなってしまう始末・・・。

結局午後9時40分までのピッタリ6時間、メバル5尾、タナゴ1尾、カサゴ1尾にて釣り終了。
いや、この渋いのに良く頑張ったもんだ。
タコさんもイソキチさんも今日はとっくにリタイアしているが、後から来てNに入ったmasaさんはどうしたんだろうか・・・。

それにしても今日も疲れた。
潮が動かない・・・。
ウキが沈まない・・・。
ただ1点をボ〜っと見つめているだけの釣りは、本当に疲れる。
今日は早く帰ってとっとと寝る事にしよう。

2006/04/15(土) 北東強風、大潮
夢よもう一度!
という事で、当然の成り行きとして、今日も二匹目のドジョウ・・・ならぬ二枚目の歳無しを狙って出撃する。
北東の強風という予報だから、今日もまっしぐらにMに急行するが、着いてみてビックリ!
この風向きなのに、海は荒れに荒れている。
沖の方では相当吹いているんだろう、ウネリが高く、テトラには時折大きな飛沫が上がっている。
釣り場に着いたのが午後4時、潮周りは大潮で、午後6時半頃満潮を迎えるとあって、この状況でテトラに乗るのはちと危険だ。

先週歳無しをあげたポイントでは、ウィスキーの小瓶を抱えたイソキチさんが竿を振っている。
聞けばナミさんが遥か右のテトラで竿を出しているらしい。
様子見がてらご挨拶に行くと、「活性高いッスよ!」
確かにいい感じで濁りが入っていて、チヌのニオイがプンプンする。
う〜ん、しかしこの状況で一体どこで竿を出すべきか・・・。

予報では北東から北に変わるという事だから、まぁしばらく経てばウネリも収まるだろう。
という事で、とりあえずコマセを作りながら暫し様子を見る事に・・・。
そうこうしているうちに、釣行を約束していた、sakaさんとhaneさんに貧乏神、そして久々福浦登場のmasaさんと続々と集結するが、海の状況は一向に好転する気配がない。
撒き餌に続き、仕掛けまで作り終えて準備万端整ったオイラとsakaさん、痺れを切らしてとりあえずテトラに乗ってみる事にした。

午後5時20分、本日の第一投を放り込むが、ものの3〜4投してやっぱり「危険」と判断、sakaさんと協議して、潮が引いてウネリが無くなるまで岸壁上から釣りをする事にした。

釣りを再開してどれ位経っただろうか。
ナミさんが42cmの本命をゲットしたとの情報が入る。
イソキチさん情報によると、昼間落とし込みで歳無しクラスが上がっているというから、やっぱり今年はどこか一味違う福浦界隈だが、如何せん今日のオイラの釣り座では欲求不満が溜まる一方だ。

大潮だというのに、潮は全く動く気配がない。
まぁこれはいつもの事だが、釣り座が限定されている上に潮が動かないとあっては、やっぱり辛すぎる。
案の定坊主街道まっしぐらのオイラ達であった。

いつまで経ってもウネリは収まらず、結局今日はテトラに乗る事を断念、釣り師が引き払った岸壁側に移動する事を決意する。
移動して仕掛けを放り込むと、今まで全く動いていなかった潮が俄かに右に流れ始めている。
と、その直後!
左側に陣取っているmasaさんの竿が大きく曲がり、43cmの銀ピカ本命をゲットした。
う〜ん、またしても時合いを取り逃がしてしまったとは!
潮が動いているうちが勝負!
と、気を取り直して釣りを続けると、ようやく小メバルをゲットして丸坊主を逃れたが、その後無情にも潮は再び止まってしまう。

激シブ福浦・・・この言葉をこの日記で何度使った事だろう。
今日はいつもに比べても更に輪を掛けて渋い。
久々に大勢の仲間と一緒に釣りをしているから、こういう日は渋さに反比例するように饒舌になってしまうオイラ・・・。
黙々と釣りをしている人にはさぞ迷惑だった事だろう。
いや、それもこれもみんな貧乏神のせいという事にしておこう。

結局この日は、オイラと貧乏神が共にメバル1尾という大貧果・・・先週の歳無しゲットで完全にヒートアップしてしまったオイラだったが、世の中そんなに甘いもんじゃないって事か。
ナミさんのように安定的な釣果を得ようと思ったら、やっぱり腕を磨くしかないか。

苦節6時間、コマセ切れにて苦難の釣りを終了、貧乏神と共に熱いラーメンをすすりに行って傷をなめあうオイラ達であった。

しかし今年の福浦はやっぱり違う!
落ち込んでる場合じゃないっしょ!?
来週からも気合入れて頑張りまっせ〜!

2006/04/08(土) 北西のち北強風、長潮
前回釣りをしたのが3月11日だったから、又してもほぼ1ヶ月ブランクがあいてしまった。
以前に比べたら随分とオイラ自身の活性が落ちてしまったもんだ。
まぁ自治会の仕事やらバンド活動やらと、ここ2年程オイラを取り巻く環境が激変しているから、仕方がないと言えば仕方がないのだが・・・。
それでも、桜も咲いて春本番ともなると、やっぱり福浦病が再発してしまう。
久し振りにフリーの土曜日、そろそろ本格的に本業に復帰しましょうかねぇ。

昨日の予報だと、今日は一時天候が悪化するものの、夕方には回復するというから、それまでにやるべき事を片付けてしまおうと朝からあちこち奔走していると、昼過ぎになって雨が落ち始め、その後土砂降り状態に・・・。
いや、悪い予報はよく当たるもんだと感心したが、この雨もほんの一時、家族揃ってラーメンを食っている間にすっかり回復してしまい、満腹でラーメン屋を出る頃には青空が戻っていた。
予報とちょっと違うけど、回復が早いのは大歓迎だ。
家に戻って速攻荷物を積み込み、午後2時半過ぎに早々に海に向かって出発するオイラであった。

予報では南西の強風だというから、エサを仕入れた後、迷わずNorHRを目指して車を走らせるが、現場に着くと、あれ?北から風が吹いてるぞ!?
携帯でもう一度予報をチェックすると、ありゃりゃ!西のち北の強風に予報が変わってる!
今のところやってできない状態ではないが、北の強風が吹くと判ってしまうと、ここで竿を出すのは苦痛になる。
あれこれ迷いながら釣り場を右往左往していると、TMでエコーさんのお友だちのWさんを発見。
様子を聞くと今日は風向きも潮の流れも二転三転しているという。
なんか相当釣りにくそうな感じだったので、今日は最初からMで竿を出す事を決意、
必須アイテムである「イス」を取りに一旦家に戻り、Mに辿り着いたのは午後4時を大幅に回っていた。

現場に着くと、ナミ部長とまーにゃんが既に竿を振っている。
二人に挨拶をしてから速攻支度を開始、第一投を放り込んだのは午後5時ちょうどだった。

潮は適度に動いていいるが、かなり強い風と同じ方向だから結構釣りにくい。
まぁ完全に風が変わるまでの辛抱だろうと自分に言い聞かせていたオイラだが、ふと左を見ると、オイラの隣20m位の所で店を広げているナミ部長の竿が大きく弧を描いている。
竿を上げて駆けつけると、なんと本命黒鯛じゃないか!
型は40cmあるかないかといったところか・・・。
なんだ、居るじゃん!
う〜ん、羨ましい・・・。

辺りが暗くなってきた頃には横風も治まり、本気モードの釣りが続く。
メバルやらタナゴが適度に釣れて、今日は魚の活性も高そうだし、何よりナミさんの1枚を見てしまっているから、気合だけは半端じゃない。

午後6時半頃だったか、haneさん登場。
気合満々でNに向かったが、予報と違う強風に意気消沈してMの様子を見にやってきたらしい。
魚の活性が高い事と、本命があがった事を話すと、「そんじゃオイラも!」と久々に竿を並べて釣りをする事になった。

午後7時を回って、エサ取りの姿が俄かに消えた。
期待に胸を膨らませていると、ウキがジワリジワリとシモる・・・
合わせると結構な引きが!
黒鯛だったら25〜6cmってトコだろうか。
浮かせて一気に引っこ抜いてみると、何だかよく解らない魚が付いている。
カサゴとソイとメバルを足して3で割ったような魚っていうか、まぁここはカサゴとしておこう。

その後すぐに同じようなアタリを拾い、頃合を見計らってガツンと合わせると、やっぱりさっきと同じような引き具合・・・。
こいつも一気に引っこ抜くと、何と付いてる魚は30cm強のアイナメだった。
晩酌のお供にと、コイツをhaneさんに進呈、更に釣りを続ける。
するとその直後、とんでもない大事件が起こってしまった!

カサゴとアイナメ、全く同じポイントで全く同じようにウキのトップが押さえ込まれた。
なかなか沈みきらないウキに、軽く穂先で聞いてから再度糸を送り込んでやるとようやくスルスルと沈んでいく。
更にじっくり待ってから大合わせすると、今度はガツンとした手応えと共に、明らかにゴンゴンという突っ込み!
今度こそ本命か!?
引き具合からすると40cm前後か・・・。
隣で釣りをしていたhaneさんが駆けつけてくれて、浮いた魚にタモを伸ばしてくれるが、なんと、haneさんのタモが届かない。
オイラのロングスペシャルを伸ばしようやく網に納めるが、さて取り込もうとするとこれが重くて上がってこない!
ありゃ!?
haneさんに竿を持ってもらい、渾身の力で玉の柄を手繰り寄せると、玉網に収まっている魚は確かに本命黒鯛だが、何だかとてつもなくデカイぞ!
興奮しながら二人で計測すると、な、な、なんと!
自己記録タイの52cmもあるじゃないかぁぁぁぁ!
午後7時30分、自己6枚目、福浦産5枚目となる歳無しゲット〜!!
しかし、歳無しの引きにしてはちょっと物足りなかったなぁ・・・なんて言ったらみんなに怒られるかな?

この19時から19時半の高活性をピークに、徐々に魚の活性は落ちていく。
午後8時前には、まるみ屋の旦那とくわぞー親分が久々に福浦参戦、テトラでの落とし込みではメバルの活性は超高いとの事だったが・・・。
干潮を過ぎると流れていた潮も止まり、その後ずっと停滞状態に陥る。
結局干潮以降釣れた魚はメバルが3尾だけ・・・いずれも居食い状態だったから、ウキが一度も沈む事無く、午後11時30分に竿を納める事にした。

しかし、何と言っても念願の4月本命ゲット!これは素直に嬉しい。
そしてそれが歳無しで飾れたというのは感無量だ。
黒鯛釣りをやっててホントに良かった!
haneさん、今日はありがとう!
来週からも気合入れて頑張りましょう!

2006/04/06(木) 冬のソナタ (not釣りネタ)
昨今の韓流ブームの火付け役となったドラマ、「冬のソナタ」が最初に放送されてからどれ位経っただろうか。
世のオバサマ方を巻き込んで一大センセーションを巻き起こしたドラマだが、実はオイラはこのストーリーを全く知らない。
何故か最終回の最後のシーンだけ見た記憶があるのだが・・・。
辛うじて、ヨン様とジウ姫が主役をやってたという事位しか知識はない。

さて、ちょっと前に京楽というメーカーから「ぱちんこ冬のソナタ」というパチンコ台が登場した。
京楽と言えば、「ぱちんこウルトラセブン」や「ぱちんこ水戸黄門」に代表されるように、新台導入から2週間位はバカ出しするが、後は線香花火のようにしょぼくれてしまう台ばかり作ってるメーカーというイメージしかないオイラだが、個人的にチェ・ジウが好みのタイプであるオイラは、ただそれだけの理由でこの「冬のソナタ」を打ってみる事にした。
あれは確か2週間以上前の事だったか・・・。

横浜エリアに最初に登場してから結構経つが、相変わらずひと島に数台は爆裂台が潜んでいるから、それ以来この「冬ソナ」メインで勝負している。
京楽の台にしては珍しく、どういう訳かオイラにとって結構相性がいい機種だ。

で、この台でフィーバーがかかると、15ラウンドの間に液晶画面上で「冬のソナタ」の物語が展開する。
確変で連チャンすると、2回目大当たりは第2話、3回目大当たりは第3話・・・とストーリーが進行していくシステムだ。
この台を打って初めて「冬のソナタ」のストーリーを知るオイラだったが、どうしても5連チャン位すると一度連チャンモードがストップしてしまい、その先の話を見る事ができない・・・。
悔しいから継続して打っていると、やがてまた確変を拾う。
しかしやはりストーリーが途中で途絶えてしまう・・・。
なんだかメチャクチャ悔しい!!!

こうして知らず知らずのうちに「冬ソナ」のストーリーに嵌っていくオイラであった。
ミニョンがチュンサンである事に確信を持ったユジン・・・一体この先はどうなるんだ〜!!!
うぅぅぅ、気になる・・・。
悔しいからビデオでも借りてきてその先のストーリーを見る事にしよう。(爆)
って言うか、お願いだから最後まで話がわかるように爆裂してちょーだい!

しかし、今頃になって冬ソナに嵌るオイラって一体・・・。
パチンコ打ちながらストーリーに涙ぐんでる男も珍しいと思うが・・・(再爆)

2006/04/04(火) 新幹線 (not釣りネタ)
仕事柄新幹線に乗る機会が多い。
東海道新幹線を使う場合、大概大阪か名古屋への出張だから、乗る車両は殆ど「のぞみ」である。
この「のぞみ」には500系と700系があり、500系はスマートで見た目はカッコいいんだが、乗ってみると屋根が丸くなっているせいか、天井が低く非常に狭く感じる。
座席自体もちょっと窮屈に感じるのは、やっぱり気のせいだろうか。
だから願わくば700系に乗りたいのだが、時間は選べても車両までは頭が回らない。

また、東海道新幹線の普通席は、通路を挟んでABCの3列とDEの2列に別れている。
新幹線も飛行機も、できれば窓側が好みという子供みたいなオイラは、決まって2列の窓側のE席を指定する。
3列の窓側だと、トイレに行く時とか、電話の時に気を遣うのが難点だからできれば避けたいのだが、自動券売機で切符を買うと、何故かこのA席がよく当ってしまう。
自動券売機では、東海道新幹線の座席指定は、「窓側」か「通路側」という指定しかできないのである。
かといって、長い行列を作っている「みどりの窓口」に行って切符を買う気は毛頭無いから、上越新幹線なんかが採用しているABCDEから指定できる方式を早く取り入れて欲しいのものである。

で、今日も出張で名古屋へ向かった。
例によって券売機で切符を買うと、案の定A席が出てきた。
それでも名古屋までは1時間半足らずだから今日は我慢するべぇと、あえて窓口で座席の交換をせずに東京駅のホームに行くと、そこには運悪く500系のぞみが停まっている。
とまぁ、ここまではよくある事だが、指定された座席に行くと、なんとオイラの隣のBとCにはかなりの巨漢が座ってるじゃないか!
ただでさえ窮屈な500系、窓側とはいえ、隣のマクガイヤブラザースの腕が肘掛を越えてオイラの座席までめり込んできたら、ハッキリ言って超迷惑である。
しかし、申し訳なさそうに精一杯縮こまっている姿を見ると文句の言いようもない。
最近乗り物には泣かされる事が多いけど、今日も運がなかったと思って諦めよう・・・。

のぞみは新横浜を出ると名古屋までは停まらないから、座席が空いてたら移ろうと思ったが、残念ながら新横浜を出る時にはほぼ満席状態、仕方なく超窮屈な中で、本でも読んで気を紛らわす事にしたのだが・・・。

新横浜を発車すると間もなく、通路側に座っているマクガイヤ(兄)が強烈なイビキを放ちながら眠りに入った。
しかもそのテンポが一定じゃないから本を読んでいても気が散ってしょうがない。
何度かイライラしながらマクガイヤ(兄)の方を睨み倒してみたが、本人一向に気付かずバカ面をさらけ出して熟睡状態・・・。
隣のマクガイヤ(弟)はかなり気が小さいと見え、そんなオイラの視線をかわすようにひたすら眠ったフリをしている。
あぁ、今日はホントについてない・・・。
結局名古屋までの1時間以上、ずっとこのオヤジに悩まされ続けたオイラは、下車する際に軽く(兄)の脛に蹴りを入れて席を立つのであった。

そんなこんなで名古屋での仕事を終えて、帰りの新幹線の切符を買おうとすると、期初だからだろうか、予想通りのぞみはどれも一番厄介なB席しか空いていない。
せめて通路側・・・と探すと、1時間以上待たなければならない。
悩みながら自動券売機の液晶画面を眺めていると、ふと一番早い発車の「ひかり」が目に入った。
よく見ると到着時刻は大して変わりがない。
名古屋からは「のぞみ」という固定観念があるせいか、ほかの列車は結構見落としてしまうのかもしれない。
調べると途中豊橋に停まるだけだから、結局この列車で帰る事にして切符を買うと、又してもA席が指定された・・・。

しかし実際に列車に乗ってみると、やっぱりみんな「のぞみ」に乗りたがるのか、この列車はガラガラ状態だ。
見渡せばほぼ窓側にしか客が座っていないし、当然オイラの隣の2席にも乗客はいない。
500系に比べて天井も高いから、何と広々した空間だろうか!
行きの電車と違い、帰りはゆったり寛ぎながら帰って来れたオイラであった。

そういえば、先月下関に遊びに行った帰り、新下関から「こだま」に乗って博多まで向かったのだが、自由席に座ると何かいつもと雰囲気が違う・・・
よく見ると5列ある筈の座席が4列しかなく、しかも偉くクッションの効いた座席である。
どうやら旧型車両のグリーン車を自由席に使っているようだが、いや、JRも粋な事を考えるもんだ。

しかし、固定観念とは困ったものだ。
少し目先を変えるだけで結構違う世界が見えてきたりする。
ちょっと大袈裟かもしれないが、人生のヒントを感じた今日の出張だった。


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