坊主神の徒然日記
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2006/04/04(火) 新幹線 (not釣りネタ)
仕事柄新幹線に乗る機会が多い。
東海道新幹線を使う場合、大概大阪か名古屋への出張だから、乗る車両は殆ど「のぞみ」である。
この「のぞみ」には500系と700系があり、500系はスマートで見た目はカッコいいんだが、乗ってみると屋根が丸くなっているせいか、天井が低く非常に狭く感じる。
座席自体もちょっと窮屈に感じるのは、やっぱり気のせいだろうか。
だから願わくば700系に乗りたいのだが、時間は選べても車両までは頭が回らない。

また、東海道新幹線の普通席は、通路を挟んでABCの3列とDEの2列に別れている。
新幹線も飛行機も、できれば窓側が好みという子供みたいなオイラは、決まって2列の窓側のE席を指定する。
3列の窓側だと、トイレに行く時とか、電話の時に気を遣うのが難点だからできれば避けたいのだが、自動券売機で切符を買うと、何故かこのA席がよく当ってしまう。
自動券売機では、東海道新幹線の座席指定は、「窓側」か「通路側」という指定しかできないのである。
かといって、長い行列を作っている「みどりの窓口」に行って切符を買う気は毛頭無いから、上越新幹線なんかが採用しているABCDEから指定できる方式を早く取り入れて欲しいのものである。

で、今日も出張で名古屋へ向かった。
例によって券売機で切符を買うと、案の定A席が出てきた。
それでも名古屋までは1時間半足らずだから今日は我慢するべぇと、あえて窓口で座席の交換をせずに東京駅のホームに行くと、そこには運悪く500系のぞみが停まっている。
とまぁ、ここまではよくある事だが、指定された座席に行くと、なんとオイラの隣のBとCにはかなりの巨漢が座ってるじゃないか!
ただでさえ窮屈な500系、窓側とはいえ、隣のマクガイヤブラザースの腕が肘掛を越えてオイラの座席までめり込んできたら、ハッキリ言って超迷惑である。
しかし、申し訳なさそうに精一杯縮こまっている姿を見ると文句の言いようもない。
最近乗り物には泣かされる事が多いけど、今日も運がなかったと思って諦めよう・・・。

のぞみは新横浜を出ると名古屋までは停まらないから、座席が空いてたら移ろうと思ったが、残念ながら新横浜を出る時にはほぼ満席状態、仕方なく超窮屈な中で、本でも読んで気を紛らわす事にしたのだが・・・。

新横浜を発車すると間もなく、通路側に座っているマクガイヤ(兄)が強烈なイビキを放ちながら眠りに入った。
しかもそのテンポが一定じゃないから本を読んでいても気が散ってしょうがない。
何度かイライラしながらマクガイヤ(兄)の方を睨み倒してみたが、本人一向に気付かずバカ面をさらけ出して熟睡状態・・・。
隣のマクガイヤ(弟)はかなり気が小さいと見え、そんなオイラの視線をかわすようにひたすら眠ったフリをしている。
あぁ、今日はホントについてない・・・。
結局名古屋までの1時間以上、ずっとこのオヤジに悩まされ続けたオイラは、下車する際に軽く(兄)の脛に蹴りを入れて席を立つのであった。

そんなこんなで名古屋での仕事を終えて、帰りの新幹線の切符を買おうとすると、期初だからだろうか、予想通りのぞみはどれも一番厄介なB席しか空いていない。
せめて通路側・・・と探すと、1時間以上待たなければならない。
悩みながら自動券売機の液晶画面を眺めていると、ふと一番早い発車の「ひかり」が目に入った。
よく見ると到着時刻は大して変わりがない。
名古屋からは「のぞみ」という固定観念があるせいか、ほかの列車は結構見落としてしまうのかもしれない。
調べると途中豊橋に停まるだけだから、結局この列車で帰る事にして切符を買うと、又してもA席が指定された・・・。

しかし実際に列車に乗ってみると、やっぱりみんな「のぞみ」に乗りたがるのか、この列車はガラガラ状態だ。
見渡せばほぼ窓側にしか客が座っていないし、当然オイラの隣の2席にも乗客はいない。
500系に比べて天井も高いから、何と広々した空間だろうか!
行きの電車と違い、帰りはゆったり寛ぎながら帰って来れたオイラであった。

そういえば、先月下関に遊びに行った帰り、新下関から「こだま」に乗って博多まで向かったのだが、自由席に座ると何かいつもと雰囲気が違う・・・
よく見ると5列ある筈の座席が4列しかなく、しかも偉くクッションの効いた座席である。
どうやら旧型車両のグリーン車を自由席に使っているようだが、いや、JRも粋な事を考えるもんだ。

しかし、固定観念とは困ったものだ。
少し目先を変えるだけで結構違う世界が見えてきたりする。
ちょっと大袈裟かもしれないが、人生のヒントを感じた今日の出張だった。


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