坊主神の徒然日記
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2006/07/30(日) 第4期岸壁ユニット始動!(not 釣りネタ)
例年に無く鬱陶しい梅雨も、今日ようやく明けたらしい。
さぁ夏本番!
本日無事4?歳のバースデーを迎え、オヤジパワーも更に炸裂!
釣りも音楽も益々全開で行きまっせぇ〜!!

という事で、予てから計画されていた「第4期岸壁ユニット」が、本日初リハを行い正式に始動した。
今回はちょっと毛色の違った曲にも挑戦、一風変わった岸壁ユニットが楽しめるかも・・・。
目指すは年内の都内でのライヴ、日程決まったらこの場で告知するので、皆さん応援ヨロシクです。

と、その前に、岸壁ユニット中核メンバーによるライヴ決定!
オイラと花板氏のコンビに、今回はベースのRayチャンも参加、
バラードを中心としたナンバーで、しっとりとしたステージをお届けします。

時は8月12日(土)15時開演、
場所はJR本郷台駅に程近い、栄区民文化センター(リリス)
「リリスの大冒険」というイベントの一環として行なわれる合同ライヴ「Lilis JUNK Live Vol.2」への参加です。
詳しくは、
http://www.lilis.jp/
にて。
入場は無料、本郷台駅前にそびえ建つ宇宙基地のようなリリスの内部をじっくり見れるというこの企画、
お暇な方は是非お越し下さい。

2006/07/29(土) 南西微風、中潮
誕生日前後は必ず黒鯛が釣れる・・・これがここ数年のオイラのジンクスだ。
それじゃひとつお祝いの(黒)鯛は自分で調達するべぇかね!
とタカを括って出かけた福浦界隈、昼間予報を裏切ってパラついた雨のせいか、意外に釣り人の数は少ない。
中でも一番競争率の高い筈のHRがガラ空きで、「ひささんバースデーポイント」付近もしっかり空いている。
これは神がくれたバースデープレゼント!?
当然年中行事の如くここに店を広げ、午後5時15分に第一投を放り込む。
潮は左から右にゆっくり、濁りもいいし、完全に釣れるパターンだ。
うんうん、こりゃえ〜感じだぞぃ!
何から何まで期待を裏切らない展開に、この時点で完全に本命ゲットを確信してしまっているオイラの鼻ッ先は、既に天狗の如く伸びきっていた筈である。

開始15分位して、昼間エサの事前購入の為に立ち寄った立野さんで偶然遭遇したhaneさんが約束通り登場する。
指定席のTMが満員御礼との事で、オイラの右隣に入ったhaneさん、今日は久々に竿を並べて真剣勝負と相成った。

ところが・・・
haneさんが支度をしている頃からイワシの群れが接岸し、あっという間に目の前の海はコイツ等に埋め尽くされてしまう。
聞けば先週の日曜辺りから現れ始めたらしいが、結局今日は終始このイワシ君達に悩まされる事になる・・・。

一度だけ怪しいアタリにガツンとした手応えを感じたものの、魚か地球か見極める前にすっぽ抜けで、The END・・・。
事件といえばそれ位のもので、午後10時過ぎに納竿するまでの約5時間、終わってみれば、お邪魔虫のイワシ君がお情けで1尾掛かってくれただけで、ほぼ完全試合の体たらく・・・。
哀れ、天狗の鼻を見事に根元からへし折られてしまったひささん、傷心のうちに帰宅して、その後ヤケ酒の海に身を沈めてしまったそうな・・・。(爆)

霊験あらたかなジンクスも、その神通力を失ってしまったか!?
う〜ん、相変わらず神頼みのヘボ釣り師にとっては痛い一事である。(再爆)

2006/07/22(土) 岸壁ユニット Live in リトルダーリン (not釣りネタ)
「隠れ家」の常連であるギタリストのO氏は、実はギターだけでなくいろんな楽器を操る事ができるマルチプレーヤーなのだが、最近はソウルフルなバンドでキーボードを弾いたりしているらしい。
で、その「FUJIYAMA SOUL MAMA」が今回初ライヴを行なう事になり、我がバンマスに対バンの話を持ちかけてくれた。
現在、我が岸壁ユニットは第4期の編成作業中で、未だステージに上がるまでには至っていないのだが、バンマスと二人で「いつもの隠れ家での乗りなら・・・」という事で了解いただき、この話を有難くお受けする事にした。

場所は市営地下鉄線「片倉町」駅から程近い「リトルダーリン」。
http://pksp.jp/littledarlin/
オイラは初めて入る店だが、CAROL大好きというマスターの営むお店は、雰囲気もかなりいい感じだ。

午後7時過ぎ、まずはアカペラグループのステージで幕を開け、その後岸壁ユニット、FUJIYAMA〜と続く。
岸壁ユニットはピアノとギター&ヴォーカルのシンプル編成だから、演奏曲はバラードばかり7曲程度ご披露。
いつもの「隠れ家」とは一味違う、なんかいい感じで歌えたオイラは、ステージの後は気分良くいつもの爆飲モードへ・・・。

最高に盛り上がってしまったオイラは、リトルダーリンを辞した後、運転手の女房殿とバンマス、更にギターのM氏、2軍のH氏と連れ立って、そのまま隠れ家になだれ込むのであった。

しかし気持ちよかった!
今宵共に遊んでくれたバンドの皆さん&オーディエンスの皆さん、
そしてリトルダーリンのスタッフの皆さん、
今日はメチャ楽しかったです。
ありがとう!また遊ぼうね!

2006/07/21(金) 北東の風、若潮
やっつけてもやっつけても仕事が追いかけてくる毎日・・・たまには平日休みを貰ってゆっくり釣りをしてもバチは当たらないだろう。
という事で、夏休みの1日を削ってこの週末に割り振り、2週連続の3連休とした訳だが、如何せん梅雨空の予報は日に日に悪くなるばかり・・・朝起きると、予報がピタリと当たって、ベランダから見える街並みはシッポリと濡れている。

滅多に取れない平日休み、本当なら昼夜ダブルヘッダーで、普段なかなか入れないマル秘ポイントを攻めるつもりだったのだが、いきなり出鼻をくじかれた感じだ。
予報では夕方には雨も上がりそうな按配なので、仕方なく夜の部に期待しつつ、午前中はマッタリと日頃の疲れを癒す事にする。
午後になって、今日から夏休みに突入した娘どもを連れて買い物に出かけるが、帰る頃になっても小糠雨はやむ気配が無い。
さて、どうしたもんか・・・。

思案しながら家路を急いでいると、ナミ部長から携帯メールが入る。
そういえばナミさんも今日は出撃予定だったけど、この雨でどうするのかなぁ・・・。
すかさず返信をすると、どうやらナミさんもやる気満々のようだ。
これに刺激されてオイラも出撃を決意、家に着くなり荷物を車に放り込み、小雨降る中、立野さん経由で福浦に向けて突っ走る。

午後5時過ぎに現場に到着、見渡すと流石に雨中の平日!おバカさんはオイラ以外に誰もいない。
追っ付けナミさんも到着するだろうから、ここは実績のあるHRで勝負する事にして、当然の事ながら先週と同じ「sakaさんビッグママポイント」に陣営を張る。
仕度の整った午後5時50分、本日のゲームスタート!

一投目を入れると、潮はいい感じでマッタリと右に流れている。
濁り具合といい、適度な波ッ気といい、このポイントでの最高のコンディションだ。
のっけから期待が高まるが、二投目でいきなりライントラブル!
焦って直して三投目を入れると、これが根掛かりによるハリス切れ・・・。
仕方なくハリスを結びなおそうとすると、ありゃりゃ!ピンオンリールで留めておいたカッターが無くなってる!
今日は最初からやる事為す事全て裏目に出る。
こういう日は何をやってもダメダメって事が多いんだよねぇ・・・。
糸を歯で噛み切りながら仕掛けを作り終え、ようやく四投目を入れると、案の定潮は完全に止まっていた・・・。(泣)

その後雨は上がったのだが、潮は全く動く気配が無く、ただ北東風に微妙にウキが流されているだけ・・・当然魚の気配も全く無い。
そんな状態が続く中、午後7時半を回って二人目のおバカさんが到着。
この人が暗くなってから現れるのは珍しい事だが、やっぱり時合いを読んでるんだろうか。
そして、「今日は釣れる潮ですよ〜。」と闘志を燃やすナミさんが仕度をしている間に、今日の事件は起こったのだった。

僅かに左に潮が動き始めた直後、今日初めて生命反応のある魚信・・・しかし入ったウキはすぐに浮いてきてしまう。
仕掛けを回収すると、オキアミには何やらしゃぶられたような跡が・・・。
「ヤツが来た!」
そう直感したオイラは、左前方の根周りを集中的に攻める。
そして午後8時丁度にそいつはヒットした!
何度か小気味良い突っ込みをしてくれるけど、大きさ的には大した事なさそうだ。
難なくタモ入れして計測すると、37cmの銀ピカの魚体!
雨だからデジカメは持って来てなかったので、このボウズ脱却の1枚をナミさんに現認してもらってリリース、再び釣りに専念する。

今日の潮は右に行ったり左に流れたり、とにかくクルクルと回っているような感じで、釣りにくくて仕方がない。
仕掛けの投入点、コマセの打ち所が安定しないから、オイラみたいなヘボではポイントの絞込みも難しい。

午後10時を回ってようやく潮が安定的に右に流れ始める。
俄然やる気が出てきたオイラだが、既にコマセの量は残り少なくなっている。
先週と同じように「本命サイン」が出始めると、気ばかり焦ってロクな事が起こらない。
根掛かり連発で、とうとうハリスが切れ、仕方なくテトラの後ろで仕掛けを作り直していると、海の方からバシャバシャと魚が跳ねる音が・・・
振り返るとナミさんがタモを伸ばしてフィニッシュの態勢に入っている。
お〜!今度はナミさんかぁ!?
タモに収まった魚を見ると、結構良型のようだが・・・計測すると46cm!
いや、参りました!

その後、残っているコマセで何度か怪しいアタリを拾ったものの魚を掛けるまでには至らず、午後11時過ぎにコマセが切れて、ナミ部長共々納竿とした。
結局今日釣れたのは黒鯛1尾とクサフグ1尾の計2匹のみ・・・。
う〜ん、良いんだか悪いんだか。
なんか最近の福浦、ちょっと変だぞ!?
・・・黒鯛師にとっては嬉しい限りだが。

今日はナミさんがメールをくれなかったら、ひょっとしたら雨にめげて出撃しなかったかも・・・。
ナミさん、今日はありがとさんでした!

2006/07/16(日) 南の風 中潮
たまに時間があいても、最近は浮気ばかりしていたオイラ、気がつけばもう一月半以上も福浦で竿を出していない。
4月に歳無しで派手に花火をあげたのはいいけれど、当然の事ながらその後はパッタリと本命の気配を感じない。
そうこうしているうちに、7月に入って再び福浦にチヌが大挙して舞い戻ってきたらしい。
仕事やバンドに忙しく、みんながバカスカ本命をあげるのを、ただ指を咥えて眺めているだけのオイラ・・・。
この3連休、持ち帰り仕事を抱える程忙しいけど、何とか竿を出したい!
そして今日、仕事は終わるメドさえ立っていないけど、とりつかれたように福浦に車を走らせるオイラであった。

午後4時半、現地到着。
昨日に比べ、曇り空で暑さもそれ程感じない為か、予想通り釣り場は人でいっぱいだ。
本当はHRが大本命だったが、入れそうな隙間がないので、とりあえずTMで店を広げる事にする。
南風がちょっと鬱陶しいが、暗くなってHRが空いたら移動する事にしよう。
という事で、午後5時10分、久々の福浦戦スタート!

開始直後、TMの一番右に陣取っているオッサンが推定40cm前後のチヌをゲット、まだ活性は落ちていないみたいだ。
気合が更に漲るオイラだが、反面、こういう状況でもしボウズを喰らったら・・・というプレッシャーもひしひしと押し寄せる。
こうなったら何が何でも本命あげなけりゃ!

しかし、こういう場合は、えてして気合は空回りしちまうもんだが、今日もまさにそんな様相・・・。
何しろ、普段は潮の流れが頻繁なTMなのに、今日は全く動いていないのである。
気ばかり焦るが、時間は無情にもどんどん過ぎていく。
午後7時にようやくカサゴをあげるが、それ以外は魚の気配は全く無し・・・こりゃマジでヤバイかも。

午後7時半頃になって俄かに風が東に回った。
こういう蒸し暑い晩は、風が吹くのは大変有難いのだが、この風向きでは釣りにくくてしょうがない。
折からオイラの左隣に入ったルアーマンが、海に向かって煌々とライトを照らし始めたのを機に移動を決意。
HRを覗きに行くと、ちょうど「ひささんバースデーポイント」改め、「sakaさんビッグママポイント」の釣り人が帰り支度をしている。
速攻荷物を持って移動、午後8時前に第2ラウンド開始!

仕掛けを放り込むと、なんとこっちは川のように左から右に潮が流れている。
潮が動くのは結構なことだが、これじゃ早すぎて手の打ちようがない。
移動失敗か・・・と思った瞬間、遥か北の空に花火の大輪が咲いた。
ふと後ろを見ると、バカップルやらファミリーやら、ギャラリーが沢山並んでいる。
これじゃ気が散って釣りに集中できないから、仕方なく潮が緩むのを待ちながら一旦竿を置いて休憩する事にする。

午後8時半、ようやく花火も終わりバカップル達が徐々に引き上げていく。
と同時に戦闘再開。
さっきより幾分潮も緩んだようだが、まだまだ早すぎる。
ハリスに7号ジンタンを段打ちして潮に乗せると、目の前の根周りでウキに反応が出始める。
恐らく仕掛けが根を擦っているだけなんだろうが、何回に1回かは明確な前アタリを伴なうから、魚が居る事は確かだ。
合わせても合わせても乗らない状況が続くが、過去の経験から、ここはこれが本命間近のサイン・・・緊張感が一気に高まる。

右に流れる→ウキが沈む→合わせる→乗らない
何度こんな事を繰り返しただろうか。
ウキが完全に沈みきるまで我慢に我慢を重ね、大きくあわせたその時、とうとう魚が乗った!
掛かった魚は超元気印!ゴンゴン突っ込む感覚は紛れもなく本命の引きだ!
午後8時55分、ボウズのプレッシャーから解放される1枚が無事タモ網に収まる。
計測すると44cm、密かに目指す歳無しには程遠いサイズだが、何よりも3ヶ月ぶりの本命だから喜びもひとしおだ。
待ちすぎた為か、しっかり喉奥までハリを飲み込まれていたので、こいつは有難くキープする事にする。

すわ時合いか!
と焦った為か、仕掛けを作り直した1投目でライントラブル発生・・・。
気を取り直して三度仕掛けを作り直し、ようやく海に放り込んだ時にはしっかり潮は止まっていた・・・そういえばボチボチ満潮か。

その後潮は動こうともせず、ウキへの反応も全く無い。
今日は何とか本命も釣れたし、そろそろ潮時かな・・・と思った午後10時25分、再び事件は起こった!
直前から俄かに潮が右に流れ始め、1枚目と同じような雰囲気で同じポイント、ジワリと沈むウキにビシっと合わすと、再び本命の引きが!
さっきのより随分と小ぶりだが、念入りにタモ入れして測定すると31cmの若駒だ。
サイズに不満はあるものの、今回はハリがしっかりカンヌキに刺さっている。
う〜ん、上出来上出来!

2枚目をリリースして、すぐに仕掛けを入れると又してもヒット!
おいおい、こんな時間に確変連チャンモード突入か!?
やり取り数分、いや数十秒ってトコか、浮かせた瞬間に痛恨の素バリが宙を舞う・・・。
オー・マイ・ガッ!
逃した魚は結構大物だったかも・・・。(涙)

この時点でコマセは殆ど底をついていたが、そこは諦めの悪さでは日本一のひささん、付け餌だけでしばらく海と対峙する。
最初のうちは反応のあったウキも、やはりコマセが入っていないと魚は散ってしまうんだろう、そのうちピクリともしなくなり、次いで潮も再び止まってしまったので、午後11時、納得の納竿とした。

しかし、立野のおばちゃんが言ってたけど、「クロダイ以外は魚いないみたいだよ」ってのは本当らしい。
結局今日釣れた魚は、クロダイ2枚にカサゴ1尾のみ・・・。
いや、本命釣れてホントに良かったと、胸を撫で下ろすオイラであった。

2006/07/01(土) 南西強風のちベタ凪、中潮 (館山ボート釣り編)
先日、例によってスカパーの釣りビジョンを見ていると、房総半島・館山でのボートエギングを特集していた。
ボートエギングと言うと「船アオリ」を想像していたオイラだが、仕掛けも釣り方も陸ッぱりのエギングと全く変わらない。
場所は通称「鏡が浦」と呼ばれる程波穏やかな館山湾、ボートもこの釣りに適した平らな船だ。
これなら船に弱いオイラでも何とか頑張れそう・・・と言うより、最近イカに異様なほど執念を燃やしているオイラだから、釣りに集中して船酔いしている暇もないだろう。
早速船舶免許を持っている貧乏神にメール、
「館山湾ニテ烏賊爆釣!緊急出動スベシ!」

6月25日、延び延びになっていた福浦クリーンアップ大作戦が行なわれ、この時に緊急秘密会議が召集される。
ひさ司令官と貧乏神艦長、そして出撃の打診を受けて応召したhane航海長の3名にて協議の結果、決行日は7月1日土曜日と決定した。

そうと決まれば早速館山の貸しボート屋に連絡して5人乗りの船を予約、ひさ司令官の綿密な作戦計画が着々と立案されていくのだが・・・
決行日までの1週間、件のボート屋のブログで情報収集を続けると、どうも肝心のアオリイカの状況が芳しくない。
しかし、海の主役はマルイカに代わっているらしいし、砂地ではキスやマゴチ、ヒラメなんかも釣れるというから、司令官の独断と偏見で、攻撃目標を「本命=アオリイカ、準本命=マルイカ、ボウズ逃れ=キス」と決定、この目標に合わせたタックルの準備に入る。

決行日の7月1日午前3時、貧乏神艦長から「雨ナリ」のメールが入るが、「断固決行!直チニ集合スベシ!」と返電。

予定通り3時半にオイラを迎えに来た貧乏神と共にhaneさんをピックアップ、午前4時前には館山に向けて出撃する特攻隊のメンバーであった。

午前6時過ぎに館山湾浜田海岸に到着するが、それまで降っていた雨は何とか落ち着いたものの、海上には強風が吹き荒れ、ウネリも入っている。
こんな状況に1人やる気満々なのは司令官だけで、船に強い筈の艦長と航海長は出撃を躊躇している。
小1時間ほど様子を見るが、2馬力の小型ボートも出撃しているし、何より船酔い常習犯である司令官が出撃を急かすのに押し切られる形で、午前7時15分、3人の特攻隊を乗せた第6アジロ丸は浜田海岸を静かに出航した。

この風は必ず止む!と信じていたオイラ達は、とりあえず海岸近くの浅場でキスを釣りながら風が収まるのを待つ事に・・・。
しかしこれがまたよく釣れること!
あれだけ出撃を渋っていた貧乏神もhaneさんも、今はすっかりその気になっている。
オイラ達の気迫が天に通じたのか、そのうち海も凪ぎてきたが、シロギス釣りに嵌っているオイラ達は、面白すぎて砂地から動く事ができない・・・。
結局、午前中はシロギス、午後からイカに専念しようという事になるが、この辺りの状況はお二人の釣り日記に任せる事にしよう。

さて、予定より20分ほど延長してキス釣りを終了したオイラ達だが、さぁこれからイカ釣りに専念するぞ!・・・という時に事件は起こってしまった。
キスの仕掛けを片付けているオイラの右親指に、釣りバリがおもいっきり刺さってしまたのだ。
しかも相当深くまで入ってしまったようで、抜こうとしても全く抜けない。
逆にハリを突き通してカエシの部分を切り落とそうともしたが、これも全くハリが動いてくれない・・・。
不思議な事に全く痛みはないのだが、これじゃ釣りなんてできやしない。
仕方なく一旦船を降りて病院に行く事に・・・。
貧乏神とhaneさんに申し訳ないから、オイラがいなくてもイカ釣りに出撃するように言って、1人車に飛び乗り病院に向かうオイラであった。

病院では右手親指に麻酔を打って、カエシの部分を切り落として抜く方法を取ったが、使用済みのハリが刺さったという事で、破傷風のワクチンまで打たれてしまう始末に・・・
治療代、締めて10,620円也!
傷は全く痛まなかったが、財布の方には激痛が走ってしまった・・・。(号泣)

傷心のまま午後2時頃に浜田海岸まで戻ると、なんと第6アジロ丸は岸壁に停泊したままオイラの帰りを待っていてくれた。
「どうする?」の問いに、「もちろん出撃!」と答えるオイラ・・・。
右手親指は未だ麻酔が切れていない状況で、これじゃ仕掛けも満足に作れないと思いながらも、やっぱり本命狙わず帰る訳にはいかないしね!

という事で再度港を出港するおバカさんトリオ・・・
この模様もお二人の釣行記に任せる事にするが、ともあれ当初目標の「イカとキス」はしっかり全員安打達成、更にカワハギやらメゴチやら、美味しいお土産を沢山キープして、意気揚々と横浜に引き上げる特攻隊であった。
但し、大本命のアオリイカは不発・・・やっぱり真珠湾にはエンタープライズはいなかったって事か。
このリベンジは近い内に必ず!

実は「船酔い」はオイラの最大の難敵で、正直今回もこの点だけはかなり憂慮していたのだが、幸い気合が勝ったのか大きなダメージも無く、一日楽しい釣りができた。
一日中操縦をしてくれた貧乏神、もとい!ハラボーと、サッカー観戦の為一睡もせず付き合ってくれたhaneさんには大感謝だ。
ちょっと遠いけど、いい所見つけちゃったね!
是非またチャレンジしましょう!


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