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2007/06/08(金)
南西の風、小潮
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最近知ったのだが、我が社には組合が勝ち取った「会社指定休日」というものがあるらしい。 月曜日、今週のスケジュールをチェックしようと手帳を広げると、何故か8日の金曜日に休日マークがついてる。 なるほど、これがその「会社指定休日」か。 思いもよらない3連休、なんかちょっと得した気分だ。 よし、それじゃ久々に平日お気楽釣行といきますかね!
日頃の行いが良いひささん、朝起きると抜けるような青空が広がる絶好の釣り日和だ。 携帯をチェックすると、平日釣行という事でお誘いしていた新入会員ののぶさんから、関所通過に失敗して出撃不能とのメールが着信している。
実は今夜、岸壁ユニットの新ドラマーとの初顔合わせで隠れ家に集合がかかっており、先約であるのぶさんとのランデブーを優先させたオイラはそいつをキャンセルしていたのだが、相方が来れないなら早上がりしてそっちに合流するか・・・。
という事で、今日は早めに出て夕マズまでの勝負と決め込み、午後2時前に福浦へ向けて車を走らせる。 現場に到着すると、NにもHRにも見渡す限り釣り人は一人もいない。 躊躇せず店を広げたのは、HRのバースデーポイント。小潮だったらちょうどいい流れになっている筈だ。
まぁのんびりと支度しようと、愛用の最強チヌスペシャルにリールをセットし、竿のヘッドカバーを外すと、1番節についていたガイドがポロポロとこぼれ落ちる・・・。 しまった! 前回の釣行でトップガイドが外れて、そいつを修理するの忘れてた! 必死で足元を探って何とか4つまで回収できたが、1個は堤防の向こう側に落ちてしまい回収不能・・・。 1ヶ月ぶりの釣りは、こうして前途多難を予感させる出来事でスタートするのであった。 竿を予備のMEGADRY−Airに替えて支度を継続、第一投を放り込んだのは午後3時10分だった。
適度に濁りが入り、潮も予想通り理想的な速さで左から右に流れている。 よしよし、いい感じだぞ! 開始から40分程は全く魚の気配を感じなかったが、午後4時過ぎに干潮を迎えるこの日、勝負は上げに入ってから日没までと踏んでいるから、ここは焦らずじっくりと攻めよう。
釣り人が他に居ないから、お猫様たちがオイラの周りに群がって「早く魚くれ!」とせきたてる。 ポツポツあがるメバルやアジを進呈しながら、右斜め前方の沈み根に照準を絞り込んでいく。 干潮を迎えて、流れていた潮がピタリと止まる。 今日はセオリーどおりだぞ、間もなく上げに入るからそこからが勝負だ。 さぁ、準備はいいぞ!出て来い歳無し! と、気合い満々で迎えた上げっぱだったが、やってきたのはイワシの大群だった。(爆)
先週の偵察時もマズメ時のイワシの群れは凄かったが、今週もまだ居座り続けているらしい。 あちこちでナブラが起き、表層はイワシで埋め尽くされているといった感じ。 まるで巨艦チヌを護衛する小型戦闘機の大編隊みたいだ。 底の方にはアジが居るらしく、時折スパッとウキが消しこむが、オイラが見たいのはそんなアタリじゃないんだよぉ!
上げに入って以降、潮は全く動く気配もなく、イワシとアジに泣かされ続けるオイラ、午後7時を回ってそろそろ敗色ムード濃厚になってきた。 表層のウキは動かないが、底潮は手前に寄せているようで、時折目の前の根周りにハリが引っ掛かる。 う〜ん、この根も結構厄介だなぁ・・・。
今日は最初からついてないし、もう諦めて飲みに行くかな・・・。 と思い始めた午後7時10分、お約束の事件は今日も起こってしまった。 ウキがジワリと沈み、合わせると確かな三段引き! ところが不安的中!反転した敵は目の前の根に一気に突っ込み、あっという間にジ・エンド。 う〜ん、やっぱり掛けた後の竿捌きがヘタなんだろうなぁ・・・。 もっと修行を積まなきゃ!
結局その後はメバル、アジ、カサゴを追釣しただけで、予定時刻の午後8時にちょうどコマセも終了、直前にようやく動き始めた潮に後ろ髪を引かれる思いで福浦を後にするオイラであった。
その後隠れ家に合流したひささん、釣りの憂さ晴らしをするが如く暴れまくったのは言うまでもない。(爆) それにしてもあのイワシ、何とかならんか・・・。
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