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2007/09/25(火)
電車で月見酒 (not 釣りネタ)
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今日は旧暦の8月15日にあたり、古来「中秋の名月」を愛でる日とされているが、夕方の空にポッカリ浮かんだ月を見上げても、どうしてもまん丸には見えない。 オイラてっきり「中秋の名月=満月」と思い込んでいたのだが、調べてみると実はそうではないらしいという事が判った。
そもそも「中秋」というのは旧暦8月15日そのものを指す言葉で、ちょうどその頃に満月に近づく月が、この時期の澄んだ空気に映えてとても美しく見える事から観月の風習が広まったそうな。 詳しい事はおバカなオイラには良く解らないが、旧暦を新暦に直した日付けは毎年違うらしく、実は中秋と満月が同じ日という方が少ないらしい。 ちなみに今年の満月は2日後の9月27日との事だ。
・・・ちょっとつまらない薀蓄話になってしまったが、齢ゾロメにして初めて知った事実に敬意を表し、今日の話の枕にしてみた。
さて、そんな「中秋」の今日、オイラは群馬県は前橋市に出稼ぎに出ていた。 仕事が終わった帰り際、予報より早く回復した空を見上げると綺麗なお月さんが顔を見せている。 そうか、今日は中秋の名月だったなぁ・・・。 いつもは前橋から高崎に出て新幹線で帰って来るオイラだが、今日はちょいと趣向を変えて、この月を眺めながらローカル線の旅をしてみる事にした。
ローカル線と言っても、あの「湘南新宿ライン」が、1時間に1本の割で高崎から始発しているのを皆さんご存知だろうか? 実はこれが結構使えるのである。
新幹線で帰る場合、高崎から上野まで乗って、そこで京浜東北線に乗り換えると、間違いなく座って新杉田まで帰れるから、多少時間は掛かるが大体オイラはいつもこのルートで帰って来る。 ただ、上野駅の新幹線ホームがとんでもない地下にある為、在来線ホームまでの移動距離が結構面倒くさいのが難点。 所要時間は乗り換えも含め2時間強だろうか。
高崎から湘南新宿ラインを使った場合の横浜までの所要時間は約2時間半位、 オイラは新杉田が最寄駅だから、この場合大船まで行ってしまうと、京浜東北線も始発だから乗り換え1回で最後まで座ってこれる。 全所要時間は3時間位。
この両ルートの差は、定期券を持っているオイラにとっては新幹線特急料金の2,510円だけという事になる。 要は2,510円使えば1時間早く帰れるという事で、それに対する価値観は人それぞれだろう。
ただ、この高崎→大船間をグリーン席で帰ってきたらどうだろうか? この区間のグリーン料金は950円。 特急料金との差額は1,560円・・・これは実に缶ビール6本分に相当する。 グリーン車にゆったり座って、中秋の名月とモバイルオーディオから聞こえる音楽を肴に、酒をを飲みながら帰る・・・。 これって結構贅沢な時間じゃないですか?
まぁこの法則も、得意先から直帰する事が前提条件になる訳だが、家に帰るだけだからそんなに急ぐ必要もないし、とにかく疲れた体をまた満員電車に委ねる事を考えたら、結構いいリラクゼーションになるかな。 う〜ん、今日はまた新しい癒し空間を見つけてしまったかもしれない。
さて、明日は大阪日帰り出張だ。 考えてみると2時間半あったら「のぞみ」に乗れば大阪まで行ってしまう訳で・・・。 なんか日本国内の距離感がわからなくなってきちまったなぁ・・・。(爆)
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