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2008/05/11(日)
ギターをリペア (not 釣りネタ)
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現在メインで愛用しているアコギが2本ある。 いずれも20年以上前、学生時代に購入した年季物である。 当時極端な貧乏学生だったオイラ、日々インスタントラーメンをすすりながら、なけなしの銭をはたいて手に入れた憧れのギター・・・。 オイラにとっては言わば戦友みたいなもんだから、どんなに古くなろうが決して手放す事はできない。
今日の主役はこのうちの1本、オベーション1617モデルである。 購入して1ヶ月も経たないある日、神戸は六甲山近くの野外ステージで大阪毎日放送のイベントがあり、ここで初披露をする事に・・・。 気持ち良く演奏が終わったオイラ、いつものように客席に向かってお辞儀をしたその瞬間! 持っていたギターが1回転していきなりコンクリートの床に叩きつけられた。 いつものギターと違って、オベーションの裏側はグラスファイバー製で丸みを持ったデザインになっている。 この丸みが、扱い慣れないオイラの腹の上で転がってストラップが外れてしまった・・・とまぁそういう訳だ。 哀れマイ・オベーション!まだ1回しかローンを払っていないと言うのに、トップにはしっかり一筋の割れが・・・。 この時初めて貰った出演料が15K、で、修理代が25K・・・完全に赤字である。 いや、修理代云々より、ギターのトップとヘッド、更にグラスファイバー部に残った数々の傷跡は、オイラの心にもしっかりと残ってしまった訳で・・・。 以来2?年、この戦友はずっとオイラの傍らで人生を見守ってきてくれた。
そんな戦友も、長い風雪に流石に疲れが見え始めた。 まぁ元の状態に戻すのは無理だろうが、少しは使い易くなってもらえたら・・・。 そんな想いで初めてこのギターをオーバーホールに出す事にした。
お願いしたのは、沼津にあるバナナムーンというリペアショップ。( http://www.ba-na-namoon.com/ ) 実はここの店主、その昔オイラがまだ沼津在住の頃にお世話になった楽器店の店長だった人である。 現在はその筋では有名なリペアマンで、著名人の楽器のリペアも多数こなしているらしい。
お店を訪ねて、昔話や音楽談義に花が咲く事2時間余り・・・。 話の中でオイラの音楽性をササっと読み取った店主、オイラにベストマッチなチューニングを約束してくれる。 ついでに、その昔この店主に売りつけられた(笑)FENDER TELECASTER DELUX にもチョコチョコっと手を加えてもらったのだが、ほんのちょっといじっただけで見事な再生ぶり・・・う〜ん、流石に腕は確かである。
そのオベーションが、5月のGW中にオイラの元に帰って来た。 5月6日の岸壁ユニット関内ライブに間に合った訳だ。 弾き難さの一因であった1弦の弦高も見事に調整され、電気系部品も一新されている。 他に、サドル交換、フレットの削り出し、ネック調整も含め、予算以上にリペア代が嵩んでしまったが、それでもこの出来具合には大満足だ。 お陰で6日のライブも気分上々、最高に気持ち良く終演できた事は、この前の日記とレポートに書いた通りである。
我が戦友もさぞ喜んでいる事だろう。 うん、やっぱりリペアに出して良かったなぁ。
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