坊主神の徒然日記
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2008/06/09(月) 秋葉原の惨劇〜その後〜 (not 釣りネタ)
今日の秋葉原、テレビカメラや中継車、報道陣が多かったけど、それ以外はいつもの秋葉原に戻っていた。
駅前ではメイドが普通にチラシを配り、パチンコ店は派手に音楽を流し、電気店はオリンピックに向けた商戦を繰り広げる・・・。
まるであの凄惨な事件が夢だったかのように。

オイラ達は平和な世界で生きているんだなぁ・・・とつくづく思う。
でも、そんな平和な風景の裏側には、常に豊かな社会の歪が潜んでいるという事を、今回の事件を通して改めて思い知らされた気がする。
時としてそれが凶暴な牙を剥いた時、たまたまその時、その場所に居合わせたというだけで、その人の時間は永遠に止まってしまう。
この何とも言えない不条理と切なさは、ただ単に運命という言葉で片付ける事ができない。

その昔、日本がアジアを相手に侵略を繰り返していた頃まで、この国では、「国家」という最優先課題の前で、人の命が紙切れのように軽んじられてきた。
命の重さは、昔も今も決して変わる筈はないのに。
戦争が終わり、「人権」とか「平和」という概念が定着し、命の尊さを誰もが認識しながら生きてきた筈なのに、物質的に満たされていく過程で、どこかで進むべき道を誤ってしまったような気がする。
これが豊かさの代償という事なのだろうか。

文才がないので上手く表現できないが、この平和な暮らしを享受している一人として、その歪の犠牲になった人たちに手を合わせずにはいられなかった。
献花台に向かって合掌し、秋葉原を後にして帰宅の途についた。


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