日々是不穏
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2008/12/30(火) 大納会
オタクの大納会、冬ミケも恙無く終わったようでこれで年越しカウントダウン開始ですね。今年はイベント3連チャンに参加できて大変充実した年でした。なにやら世間は暗い御時世となってますが来年アニメ化のニュースだけでわっしょいできるオタクパワーがあれば日本は大丈夫(?)かもしれません。

そしてすいません、メリクリSSはしっかり来年持ち越しとなりましたー。ま、クリスマスもお正月もめでたい事には変りないって事で実家で続き描きます。
取りあえずトップは正月仕様にしておきます。

今年もサイトに来て下さった皆様ありがとうございます。来年もハボロイパワーで走りますのでどうぞよろしくお願いします。

それでは良いお年をお迎え下さいませ。 明生

2008/12/28(日) 納め
今日が仕事納めでした。あーなんて1年が過ぎるには早いんでしょう。よく働いたぜ自分!と胸はって言えるかどうかは微妙ですが(笑)
「金の大地」年内終了したかったんだけど×だ。多分あと1回で終わる予定です。でも「賢犬の贈り物」なんとか年内で終わらせたい〜
ああでも年賀状と大掃除が・・

コミックス買いました!連載中は立ち読みなので細かいところは結構見落としていたからまとめて読めると嬉しい。なんでしょうこの盛り上がり感とスピード感。ほんと目が離せません。そしてどうしてハボがあそこにいないのっ!!と叫びたくなりましたよ
ああ、どこかでハボが「何を今更」って言うシーン描いて下さい
先生。

2008/12/26(金) 遅れましてメリクリ
賢犬の贈り物 前編


俺の右には青いリボンがかかった四角い包み。左には赤いリボンがかかった四角い包み。左右それぞれプレゼントに
挟まれて俺は深ーいため息を吐いた。
くぅー。困ったなぁ。

町中がだんだん華やかになっていくのと反対に空気はどんどん冷えていく。リボンに飾られたモミの木、キラキラ光る電飾が俺にクリスマスが来た事を教えてくれた。
「なぁ相棒、どっちがいいと思う?大佐へのクリスマスプレゼント」
大佐は今せんとらるに出張中だ。今年は一緒の休暇は取れなかったけどイブの夜は皆で過ごせるらしい。で俺はあいつの所に居候中だ。そして今散歩の途中なんだけれど
「やっぱりこの特殊素材のクッションかなぁ。なんか中に特別なウレタンが使ってあって、疲れにくい構造だっていうんだ。なんでも人間工学に基づいて作られたとかなんとか・・だから大佐がソファーで本を読む時きっと役に立つと思うんだけど」
わん!だから俺もそれが良いってさっきから言ってるじゃん。
「そーか、お前も賛成か。でもちょっとクリスマスプレゼントにしてはロマンが欠けてると言うか実用的過ぎると言うか・・」
わぅー。あーあ。またこれだ。さっきからずっとこいつは店の前で悩んでいる。いい加減にしろと言ったって聞きやしない。
そりゃ大事な大佐へのプレゼントだ。悩むのはわかるけどね。1時間近くうろうろするのはどうかと思うぞ。
「うーむ、迷うなー」
うわん!いい加減決めろよ!男は決断力だって!
「うぉ、判った、判ったよ、相棒。んじゃここでちょっと待っててくれよ」
俺の一喝が効いたのか、あいつは慌てて店に駆け込んだ。どうやらプレゼントはとくべつそざいのクッションとやらにしたらしい。

その翌日あいつは司令部に俺は大佐の家に戻った。だって大佐は今夜帰ってくるし、俺がちゃんとおかえりなさいって出迎えしないと寂しがるだろう?
犬用ドアから誰もいない家に入る。居間にはもうすっかり飾り付けが終わったクリスマスツリーがしんとした空気の中で俺を迎えた。ツリー天辺には俺が去年あげた松ぼっくり(元は星のかけら)が誇らしげに置かれている。
早く大佐帰って来ないかなぁ。
ごろんと自分の寝床にダイブすると俺はそれだけ思いながら目を閉じた。

「ただいま、ジェイ。元気にしていたかい」
わんわん!おっかえりなさーい。もちろん元気だったよ。でも寂しかったー。
大佐が帰って来たのはもう夕方だった。旅行鞄と一緒に幾つか大きな包みを抱えて来たところを見ると駅から真直ぐこっちに来たらしい。
「寂しかったか?私もお前に会えなくて寂しかったよ」
わしゃわしゃと撫でてくれる手が気持ち良い。こうしてる時が俺は一番幸せ。だ。
「セントラルもクリスマスでにぎわっていてね。イルミネーションがきれいだった。買い物しながらあちこち見て回ったよ。ああこれはクリスマスプレゼントだから開けるのは明日の晩だよ。こっちの青いリボンがジェイので赤いリボンがハボックの」
そう言いながら大佐は幾つかの包みをツリーの下に置く。だけどリボンのない包みがまだ1個残っていて
「これはついでに自分用に買ったんだ。なんでも特殊素材でずっと横になってても疲れないらしい」
わぅ?あれ、それどっかで聞いた話・・
そうして包みから取り出された物はどう見たってあいつが買ったのと同じクッション。少し真ん中が凹んでいるから
間違いない。・・・って事は。
大変だあいつのプレゼントと同じ物大佐買って来ちゃったんだ!

どうしよう、どうしよう、どうしよう。その晩俺は居間でツリーを見上げながら必死に考えた。だってあいつだけじゃないんだ。
大佐のプレゼントも重なってる事が判ったんだ。
「内緒だけどハボックのはカシミヤのマフラーなんだ。きれいな色でね。やっぱりセントラルには良い品がそろっている」
ってこっそり大佐は教えてくれたけど・・
実はあいつの家に居候してた時宅急便が送られてきて、その中に手編みのマフラーが入ってたの俺しっかり見たもの。
それは田舎のお母さんからのプレゼントだったらしくあいつが喜んでいたの知ってる。
だから─2人のプレゼントはすっかり的が外れたわけで、クリスマスにそれは不味いんじゃないだろうか。
そりゃ恋人同志なんだから別に喧嘩にはならないだろうけどさ。あいつはどうでも良いけど大佐ががっかりするのはヤだなぁ。
あいつの喜ぶ顔大佐はきっと楽しみにしてる。

うん。ここは俺が何とかすべきじゃないだろうか、忠犬として!(でもどうやって?誰か教えてくれよ〜)


遅れましてメリークリスマス。です。おまけに終わりませんでした〜。すいません!
続きは多分月曜日アップという事ですがここは1つ皆様のお知恵を拝借できませんか?さてジェイはどうやってこの問題を解決したら良いでしょう?突発的ですがお答え募集中。で萌え心にピンときたら採用させていただくというのはいかがでしょうか。いや決してオチを考えてないって訳じゃありせんよ・・・(汗)

2008/12/21(日) ペンギン イン イルミ
光るペンギン見てきました。おーあのサイズなら部屋に置ける!JRさん終わったら来年まで貸して下さい・・てのはダメ?
でも写真とったら腹が光るから顔が暗くてちょっと怖いです。

あと少しでクリスマス。トップ画像は変えたけど季節SSはちょっと忙しくて微妙です。できたら24日あたりに日記にアップしたいぞ。

『相棒』終わった〜(泣)まさかあーいう理由で亀ちゃんが警察辞めるとは・・最終回は萌えどころ満載で何度見てもいいなぁ。
官房長官の決め台詞好きです。権力持った男にしか言えないセリフですね、アレは。でどこかで右京さんが「僕の相棒は亀山君、君だけです」(だからいつでも戻ってこい)的な事言うんじゃないかとわくわくしてたんだけどダメだったー。アレはツンデレ?というやつでしょうかね(笑)

来週はコミックス発売!髭ハボまで入ってるかな。ともかく楽しみー

2008/12/14(日) 堪能
綺羅の世界を満喫してきました。クリスマスイルミネーションツアーに誘っていただきまして嬉々としてついていけばそこはまばゆい光の世界。いやーこんな華やかななもの見たの久しぶりだー
誘ってくれたH様N様ありがとーございます。今度仕事帰りにペンギンイルミ見て来るね。

例の予告編期待してダブル☆ー見てたのにやらない〜(泣)公式サイトのはウチのパソじゃ見れないんだよー。目付きの鋭いロイたん見たい・・。

ガン☆ンではキンブリー出て来たね。もしかしてもうすぐロイと直接対決かなぁ。考えてみればこの2人公式ではイシュバール以来顔合わせていないよ。ロイはどんな反応するんだろう。

拍手御礼
12月7日20時39分にメッセージを下さった方
無事帰還しましたよ(笑)今月号にはハボ出て来なっかったし本当に気をもませる展開だけどやはり希望は捨てたくないですよね!って気持ちを込めたお話でした。これからも一緒にハラハラしながらハボの事見守りましょう!

拍手御礼
12月8日21時05分にメッセージを下さった方
メッセージありがとうございます。ホント未来ってのは判らないでもだからこそ希望を持つ余地が生まれるわけで。願う事しかできなくても明るい未来を願わずにはいられませんよね。ハボロイファンの思いは皆一緒なんだなーとあらためて思いました。こちらこそありがとうです。

2008/12/07(日) 南の国から
無事帰りました。強行軍で遺跡巡りをして来ましたがさすが日本人が行きたい世界遺産のトップにランクインされるところだけあって見ごたえは十分。アルカイックスマイルも美しい女神のレリーフを堪能いたしました。
で帰ったらいきなり体調を崩す。やっぱり無理がきかない年になったのねー。でも生水は飲まないようにしてたのに。おかげで帰国してからうどんとお粥しか食べてません。

旅行中はオタク話ができる訳じゃないので妄想が貯まります。でこんなん書きました。ネタバレSSその3。

「昼下がりの客─例えばこんな未来」

カランと入り口のベルが鳴る。
いらっしゃいと店主は読んでいる新聞から顔も上げずに言った。長閑な昼下がり、小さな村のたった一件しか無い
雑貨屋に来る客の殆どは顔見知りだったから。
「葉書と切手をもらえるかな。それから何か甘いものを」
そういう点ではこの客も同じかも知れない。金髪、碧眼、おまけに髭面の店主は確かに彼の顔を知っていた。
「・・・ロイ」
そうとても良く。
ぽろりと口の端から火のついた煙草が落ちる。無意識にそれを掴んだ男はブリキの灰皿に放りこむと
「葉書と切手・・ですね。ちょっと待って下さい」
掠れそうな声を必死に宥めてキイッと車椅子ごと後ろを向いた。その手が震えそうになるのをなけなしのプライドが抑える。
「甘いもの・・あのジンジャークッキーなんかどうスか。隣の村の奥さん方の手作りですよ」
背後には商品が並んだ棚が天上近くまでそびえている。件のクッキー缶は真ん中あたりにあった。当然立ち上がらなければとる事はできない。
いやそのテーブルのチョコバーで良い。そう客が言おうとする前に店主は傍らの長い棒を手に取る。それでひょいとブリキの缶を軽く突けば当然それはぐらりと揺れて下に落下し─下で待ち構えていた男の広い手に見事にキャッチされた。
「はいクッキー。他には」
ニッと得意げな笑顔が浮かぶ。その馴れた様子に客は感心したのか
「じゃああのチョコの箱とブルーベリーのジャム。それにパンケーキの素と紅茶の包み」
あちこちの棚にある品物を次々と指差す。ひょいひょいとその注文を難無くこなし年代物の樫のカウンターに積み上げられた品物の山に満足げに頷いた客は最後の注文を言った。
「それから金色の大型犬を1匹」
ぴたり。レジを打つ男の手がそこで止まる。
「・・うちはペットショップじゃありません」
「カウンターの向こうにある物は皆売り物じゃないのかね?ハボック」
「動けない犬に商品価値はないでしょう。大体俺に何をやらせようっていうんです!」
そこで始めて2人の目があった。その瞬間時間はあの日の病室に戻る。
「俺には田舎の雑貨屋が精一杯だ!」
「ジャン・ハボック元少尉!」
「YES.SIR!」
懐かしい一喝に条件反射で背筋を伸ばした男に客は一枚の書類を渡す。それを読んだハボックは言葉を無くした。
「大総統ロイ・マスタングの名においてアメストリス国軍兵站部所属大尉として軍への復帰を請う。・・・ってロイ」
「お前がいなければ私達は戦ってこれなかった。正規の補給が得られない我々を支えたのはお前の力だ。その腕をぜひ役立てて欲しい」
つい半年程前まではこの国は内乱状態にあった。国を支配する軍部に対して立ち上がったのは一部の将校とその部下。
当初すぐ鎮圧できると誰もが思ったそれがしぶとく戦い抜き遂に勝利した時誰もがそれを奇蹟と思ったけれど
「独自のルートで品物を集め、その発送を手配したのは誰だ?お前じゃないか」
「だけどそれは親爺の伝手とかそういうのを使っただけで、第一資金はあんたの私財じゃないか」
「金があっても上手く使う人間がいなければ話にならない。あの限られた資金だけでよくやったと皆も感心していたよ。今の軍部はまだ態勢が整ってない。現場に長けた人材は貴重だ」
「けど、俺はあんたに追いついた訳じゃない」
それが2人の約束だったはず。
でも今だ動かない足に目をそらせた男の頬を白い手が包む。いつの間にか客は勝手にカウンターの中に入っていて
「いいや、お前は追いついた」
懐かしい輝きを宿した瞳がハボックをうつす。
「その身体で立派に私の役に立つ事を証明してみせた。今度は私がそれに報いる番だよ。セントラルにはもちろん仕事もあるが、
まず先に足の治療だ。最新の治療法と術師が待っている」
驚きで何も言えない男をロイは抱き締めた。不自由な身になっても鍛練は欠かさなかったのか肩や腕のラインは昔とそれ程変らない。
「だから・・帰って来い。ハボック」
私の元へ。
返事はすぐに返らない。だけど震える腕がぎゅっとその身体を抱き締めてそして
「YES.・・YES.SIR」
懐かしい声が確かにロイの耳に届く。


ハボのああいう形での復帰だと足はもうあのままじゃないか。という話をあちこちのサイトで見ます。それは私も思ったけれどそれならこういう未来もあっていいのではと。いやあくまで完全復帰を望む気持ちは変らないけど(も一度ジャクリーンの勇姿は見たい!)どんな形でもあの2人なら乗り越えるんじゃないかと思いたい。

拍手御礼
11月27日11時54分にメッセージを下さった方
メッセージとポチありがとうございます。あのインタビュー、ロイは真面目に答えた気でいますが読んだ人はどう思ったでしょうね。ハボはきっと「俺は犬じゃない」とか言って拗ねてでも秘かにへへって照れると思います。でロイはその姿に尻尾を見るに違いない。いずれハボバージョンのインタビューも書きたいです。


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