日々是不穏
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2008/03/30(日) 本屋のマスタング大佐
某地下街の本屋での事。カウンターの傍のワゴンにハガレンが山積みされてまして。そこの手描きPOPには指ぱっちんポーズのマスタングさん。「買わないと燃やす」(だったと思う)と書いてありました。・・すいません大佐。私はもう18巻(限定版)も19巻も買ってるんですー。後ろにはハレパネで作ったカラーのアルフォンス(上半身)いや店員さんと握手したくなりました。ちなみに本屋の店員と図書館のカウンター係りは管理人の憧れの職業です。

春SSアップしました。桜も見に行きました。あと1日で3月も終わり。新しいスタートの季節です。

2008/03/23(日) 別れの季節と言いますが
訃報が続いて悲しい。
広川太一朗さん。声優の枠を越えたあなたの仕事は最高でした!色々はまり役があったけど「ダンディ2」の掛け合いは忘れられません。
アーサー・C・クラーク様。単なる空想科学というより壮大な世界観を持った作品は今読んでも感動します。存命中に『幼年期の終わり』を映画化して欲しかった!
御冥福をお祈り致します。

咲きそうな桜にセンチになる暇も無く今日もお仕事(泣)せめてもの慰めは単行本なんですが、ずーっと姿の見えないロイの最後のカットがトイレの個室ってのはどうよ。

無言のポチくれた皆様もありがとうー。なによりの栄養剤となります。

拍手御礼 (反転してます)

3月13日18時53分ににメッセージ下さった方
猫耳に引っ掛かってくれて嬉しい!やはり耳の動きがポイントですね。実際あったらどんな感覚か想像も出来ませんが結構勝手に動いてしまうんじゃないかと妄想して書きました。

2008/03/16(日) なんと言うか
忙しいです。やってもやっても仕事が終わりませんー(泣)休日出勤野かわりにお持ち帰りですよもー。おかでメインが進まない上に脳内で迷走してます。困った。
ところであの犬映画の予告CM心臓に悪い。最初は好いんだけどラストシーンが・・やっぱそこまでやるのか。見たいけどハンカチ用意しないとだめですか?
って事で以下妄想。ただし管理人は映画見てません。ですので内容が想像どおりか責任持てません。まるきり妄想ですのでそこのとこご了承下さい。

現代設定でハボはリーマン、ロイは科学者ってとこですか。


○○の十戒

仕事から帰ってきたら部屋には灯りが無い。
どうしたのかと電気をつければグスンと鼻をすする音にソファには人影。
「・・・お帰りハボック」
声は少し嗄れて、振り向いた黒い瞳は赤く充血して潤んでいる。ソファの下には映画のパンフレット。開いたページからは金色の小犬が黒い瞳でこっちを見ている。
それで俺には全てが理解できた。
「行っちゃたんですか?あれ程止めろって言ったのに」
ため息と共に吐き出した言葉に涙混じりの声が抗議する。
「わ・・私だって最初から見に行くつもりで外出した訳ではない!行き付けの本屋に言ってさて帰ろうかと映画館の前を通っただけだ!けどあの看板見たらついふらふらと・・」
「テレビの予告CM見ただけで涙ぐむ人があの映画見たらど−なるか判ってるでしょうが!あんた前に「○イール」でも同じ事やったんだから」
「可愛いからしょうがないだろう!」
わっと泣きふす相手にこりゃしょうがないと俺は相手をそっと抱き締めて黒い頭を宥めるように撫でる。
涙と鼻水で通勤用のワイシャツが汚れるのも我慢した。泣いてる相手は俺の大事な人だから。
クールで切れ者、若手出世頭でやり手の上司。それもこの人の一面には違い無いけど俺の知ってる彼は─我が儘で気分屋、面倒くさがり屋で甘えたついでに超の付く犬好きだった。おかげで
「お前の寿命が10年ぐらいだなんて知らなかったハボック!」
「俺は人間です!」
恋人の俺まで犬扱いする。

「ねぇロイ、あの映画にありましたね。10の約束って。だったら俺ともして下さいよ約束」
「ハボ?」
きょとんとする顔は涙でカピカピだ。そこをぺろりと舐めて俺は映画の元になった言葉を思い出す。
「俺の寿命はあんたと変りません。でも少しでもあんたと離れるのは辛いんです。そこは憶えておいて下さい」
「うん」
「俺鈍いから。あんたの思ってる事判るまでちょっと時間がかかる。そこは知ってて」
「私が告白するまで気が付かなかったくらいだものな」
「俺にとって一番大事なのはあんたの信頼です」
「私もだ」
「あんたには仕事も親友もいる。俺にも友人や仕事がある。そっちを優先する事があるかもしれないけどでも一番はあんただ」
「今日お前が一緒に休んでいたら私は何処にも行かなかったんだぞ」
「あんたは頭が良過ぎて俺あんたの言う事理解できない事がある。でもめげずに話してくれると嬉しい」
「そうか。じゃあまた揮発性脂肪酸とイオン化合物のガス放出に関する講議をしてやろう」
「研究が忙しくなると俺の事見なくなる。でも俺はここにいるんだ。それは憶えていて」
「絶妙のタイミングで出されるコーヒーが何処から来るのかちゃんと知ってるよ、私は。どれだけそれに助けられてるかも」
「俺はあんたよりずっと強い。でもあんたを傷つける事は絶対したくない」
「ああ、お前に牙があるのを私は知ってる。でもそれは守るためのものだろう?」
「誤解とか行き違いで喧嘩する事あるけど。ちゃんと話し合えばきっと判るから。1人で抱え込むのは止めましょうや」
「・・受け付け嬢の件は確かに私の思い過ごしだったな」
「年とったら海辺の一軒家なんか良いでしょう?そこで一緒にじーさんになる。ちゃんと面倒みますから」
「共白髪と言う訳か?お伽話だなハボ」
「一緒にいると迷惑になるとか、やっぱり家庭を持った方が良いとか言わないで。あんたがいれば俺はちゃんと
生きていけるし強くなれる。だからあの海外赴任の件きっぱり断りました。もともと望んだ事じゃ無いし俺は現場が好きなんです。それに」
「ハボック!」
「Because, I love you.」
そう言って金色の大型犬はかぷりと唇を塞いだ。

2008/03/09(日) 春ですか?
自転車に乗って買い物に行く時帽子と手袋なしで平気でした。こうなると冬が終わったと実感します。仕事が急に忙しくなって何もかも動きだしたという感じ。

ところで先月末実家でCSI・NY3シーズンを見ました。したらまぁ、驚きの展開。以下ネタバレと感想です。

マック・テーラー主任に隠し子が!と言っても血の繋がりは無いらしい。亡き奥様の若い頃の過ちでできた子で養子にだされてたそうです。(その事実は知ってたらしい)
確かに法的にも生物学的にもマックさんと関係ないですが亡き妻の忘れ形見と知って動揺する主任。そういやこの方愛妻家でした。シーズン1では結構引きずってましたし。
で思ったんですけど彼の(16歳ぐらいの男の子)出番まだまだあるはずだよね?こんなオイシイ設定生かさない手はないでしょう。
例えば養子に行った家の両親が事件に巻き込まれて死亡する。→その容疑が少年にかかり必死に捜査するテーラー主任→見事真犯人を捕らえるが1人ぼっちになった少年にこう言う「一緒に暮そう」
・・すいませんベッタベタな展開を妄想してしまいました。

2008/03/04(火) 業務連絡
「M氏の遺言状」3のリンク繋ぎ直しました。御指摘ありがとうございます。多分これで大丈夫かと思いますがもしまた不備がありましたらお知らせ下さいませ。

2008/03/03(月) 猫耳本
買いました。と言っても同人じゃございません。書店で見かけた方もいるかも知れませんね。「猫のパジャマ」御大ブラッドベリィ先生の新刊ですがこれがブックデザインが最高!真っ黒な表紙に黄色い猫の目がアイコンのように裏表に書いてあってそれだけで目立つんですけど実はこれ耳が折り畳んで付いてるんですね。本を開いて立てて耳を出せばもう猫の顔。デザイナーの遊び心が伝わって来る逸品です。
ちなみに「猫のパジャマ─CAT’S PAJAMAS」はすばらしい人/物を意味する俗語だそうです。

実物を御覧になりたい方はAMAZONに画像があります。タイトル検索ですぐでてきます。

2008/03/01(土) トップ変更
やっと3月です。周囲では白いマスクが増殖してます。まだ寒いのにはや、すっとぼけた管理人の頭はしょーもない早合点をしました。・・だって店名があれじゃアイテム名と思い込んでも仕方ないよね?N又さん!ってネットで検索したらすぐでてくるような有名店とは露知らず・・。(うなだれ)

えーっとメインの更新は日曜日までにはします。その前にSSの習作をおいておきます。短編は思い付いたら即!が命だから。


DON'T CALL ME "ROY"

「ああ、約束の時間には遅れないよ、絶対。うん、じゃあ後で。デイジー」
昼休みの大部屋、丁度通りかかった私の耳に入ってきたのは知らない名を呼ぶ部下の声。
照れくささと愛おしさと優しさがブレンドされた声は今まで聞いた事が無い程甘い。
・・そうか今度の相手はデイジーと言うのか。

「大佐、書類できました」「アイ・サー、大佐すぐに取りかかります」
軍隊は階級社会だ。人は名より階級を重視するし、めんどくさがり屋のあいつは言いにくい名字を省略するからいつも私は「大佐」だ。
決して「ロイ」と呼ばれる事は無い。
ましてあんな声であんな顔をしたあいつに。
それで良いと思っていた。この青い軍服を脱いだ時あいつが私を何と呼ぶかなんて想像するのはおかしいだろう?
マスタングさん。いやミスターマスタング?・・・「大佐」のほうがまだましだ。

「返事して下さい!何処にいるんですか!大佐!」
瓦礫の下に半分埋もれた私の耳に入ってきたのはあいつの声だ。デートを潰しちゃ可哀想だから早めの解決を心掛けたのに悪い事したなと反省しながらここだと返事しようとした。けど
「お願いだから返事して下さい!大佐!」
あいつの声に手が止まる。初めて聞いた。あいつのあんな必死な声を。ありったけのエネルギーを込めたような熱い声。
「大佐!」

きっとデイジーの名はこの声で呼ばれる事はない。

それなら良い。初めて私はそう思った。あの声で呼ばれるのが「大佐」なら私はそっちを選ぶ。
だから
「ここだ!ハボック少尉!」
お前は私をロイと呼ぶな。


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