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2008/05/15(木)
BIG WAVE来る
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読んだぜ、ガ○ガ○。事前に知ってたとは言えコンビニで悲鳴を上げるとこでしたー。あああすっかり逞しくなってー(泣)やっぱハボは年食ったらイイ男になるタイプだよ!まともな感想は後で冷静になってから。まずは波に乗るんだぜ! と言う訳でこちらもちょっとお祭りです。派手な花火ではありませんが勢いだけでやってみました。
THE PROMISED DAY
私は約束はできない、何1つ。ついでに約束されるのも好きじゃ無い。 昔、付き合い始めた頃、いじっぱりのあの人はそう俺に宣言した。 良いッスよ?将来の約束なんていりません。俺はアンタと一緒にいられる今の方が大事です。 でもなんで約束されるのが好きじゃないの? やっぱり破られるのは嫌だろう?約束すると余計に期待してしまうから。 一緒に戦うと約束したあいつは死んだ。 それに私も約束を破った。あの苦い思いは2度としたく無い。 皆が幸せに暮らせる未来のために頑張ると彼女に約束したのに。 そう言って笑った彼を俺はぎゅっと抱き締めた。 ハボ? あんたは約束しなくていいです。でも俺は約束したい。あんたに沢山。 約束ってのは信じる事、わくわくする事だって俺は思うから。 ・・フン、勝手にしろ。じゃあ明日の朝は手作りのパンとオムレツと特製スープだって 約束しろよ? イエス・サ−。
そうして俺は大佐に沢山約束した。 眠れない夜はすぐに行くと、紅茶はいつも好みの濃さで煎れると、サボリの3回に1回は見逃すと
だけど ずっと一緒にいると言った約束は 『俺の両足、感覚無いんスよ』 ・・・守る事ができなかった。
それなのに
『お前は約束を守ったよ』 置いていけと自棄になった俺にあの人は言った。退院する最後の晩。 『あんな状況でもお前はちゃんと生きて帰った。死ぬなと言った私の命令を守ってくれた』 くしゃくしゃと横たわる俺の頭を撫でてそう言う彼の瞳に影は無い。 『お前は私に約束するという事を思い出させてくれた。今度は私の番だ』 額に触れるのは冷たい感触。 『追いついて来い、必ず。私の隣は決して他人には立たせない』 例え年月経っても。共に立つのはお前だけだ。 そう言い切った人に頷く以外何ができただろう。
そうして俺は見舞いのバーベルを手にとった。リハビリに励み、情報に耳をそばだて、秘密の連絡係りを務める。 出来ない事より出来る事を捜し、2度と後ろを振り向かないと決めたんだ。 あの人に約束を守らせるために。2度と苦い思いをさせないように。
「もうすぐ大きな波が来る。何が起るか判らないが流されないようにしろよ」 東から来た伝言を読んだ大佐はそう言って短く切った(洗うのが大変だから)金髪を名残り惜しげに撫でた。 「アイ・サ−しっかり追いかけます。だからアンタは前だけ見て走ってて」 俺はずっと追いかけるから。心配しないでアンタのすべき事をやってよ。
俺は必ず俺達の『約束の日』に辿り着く。
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