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2010/06/01(火)
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portrait of Roy
どんな人かだって?
記者の質問に垂れ目の男は銜えてたタバコを上下させそれから白い煙をプカァと空に吐き出して まぁ一言では言い表せねぇや、と麦わらの様な金髪を困ったようにかき混ぜる。 我がままで、サボリ魔で、自分勝手で 部下には平気で無理難題を押し付けて自分はデートに行ったりする様な 好き嫌いが激しくて、健康の事なんかまるで気にしなくて 三十路になっても人参は除ける、睡眠も食事も必要ならまるで無視。 外面は猫被ってるのに身内には甘えたでなのにそれを隠そうとするし 傷みを抱えた夜も一人で乗り切ろうとしながら悪夢に魘されて添い寝役の大型犬にしがみつく。 悟った様な顔して悪人ぶる癖に根はものすごく純粋で 野望のためと他人を蹴落としてまで目指す先は皆の幸福。 ボロボロになっても、例え絶対絶命な状況になったって諦めるって事しないんだ 大事な部下を失い、同志を奪われ、その瞳から光を失ってさえ立ち上がって戦い続ける。 ・・・なんと言うか目が離せない人なんだ。一旦捕まったらおしまいさ。
そう言って笑う彼の顔はとても幸福そうだった。
運命の6月に突入ですね。その初めの日が大佐の日だっていうのも縁でしょうか。記念SS投下しました。確かに一言では表せないけど魅力的な人物ですよね。
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