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2011/10/17(月)
ダウンロード販売開始
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お待たせしましたーってどのくらいの人がまっていたのか判りませんがダウンロード販売開始致しました。詳細はOFF LINEにアップしてあります。値段とか悩みましたが一応一律この値段でやっていこうかと思っています。以後ダブルハボックをアップする予定ですが他にご要望があればお知らせ下さいませ。でどんなシリーズかちょっと説明代わりにSS「MY DOGS」書きました。基本こんな感じのシリーズです。(多分)
拍手御礼 10月14日 0時21分にメッセージ下さった方 Y様 早速の感想ありがとうございます!でもあんまり寝不足にはならないで下さいね。ワンコ気にいってくれて嬉しいです。たまに季節話で登場しますので読んでやって下さいませ。
MY DOGS 私は犬を飼っている。犬といっても普通の犬じゃない。金色の毛並みに蒼い瞳。人型でしかも双頭のケロベロス。 「それじゃあ突入するとしますか。犯人は一応生かしとかないと駄目ですか?大佐」 氷のように薄い蒼の瞳に合わない暢気な声。ジャン・ハボックと 『面倒だから首謀者以外は全部始末していいでしょう?ロイ』 深い青の瞳に掠れた声。無邪気と狂気が同居するジャクリーン・ハボック。 だけどここに居るのは1人の男だけだ。それこそがこの犬が出来損ないのケロベロスたる所以。 「馬鹿もん、手抜きしないで全員生かして捕えて来い。30分で終わらせなければ私が出る」 『えーまた面倒な事言うなぁ』 「どんだけハードル上げりゃ気が済むんですかあんたは」 ジャン・J・ハボック。南部で拾ったこの男はなんと1つの体に2つの魂が入っている。冗談でも病気でも思い込みでもなくそれは事実だ。それは飼い主の私が保証する。 「やかましい、駄犬共。主の命令を叶えるのがお前達の役目だろうが」 ぺしと手を伸ばして金色の頭を叩く。犬を甘やかすのは良い飼い主とはいえないだろう?もっとも 「上手くいったらご褒美に明日の夜は家に来る事を許す。・・だから行っておいで2人とも」 鞭には飴も必要で。だから最後は少しだけ甘い声で囁けばふいに伸ばした手が掴まれて 「ほんと、あんた判ってやってるんスか。まったく!」 『挑発するなら覚悟はできてるよね。餌の味見させてもらうよ』 あっという間に唇が塞がれる。馴染んだ苦みにあるキスにくらりと理性がゆらいだ所で 「時と場所をわきまえんか、この万年発情期の駄犬共!」 「『ぎゃん!』」 なんとか体勢を立て直した私は容赦なく金の頭に鉄拳を落とした。 ─全くしょうもない駄犬達だよ。
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