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2013/02/11(月)
CSI:EAST IN N.Y 2
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CSI:EAST IN N.Y 2
「あなたの発表はとても興味深かったわ、マスタング捜査官」
午前中の講義が終わりさてランチでもとロビーに出ると声をかけてきたのはカーリーヘアの美人。
「ありがとう、ステラ。でもあなたの焼死体に関するレポートも興味深かったです」
星の名を持つ美人はこの街の捜査官だ。ロイは幾度か事件で協力しあい多少の面識はあったが直に顔を会わせるのはこれが初めてだった。
「 N.Yは初めて？」
「ええ。行きたいと思ってましたから今回は良い機会でした」
何となく流れのまま２人は会場近くのカフェに入る。パンケーキもお薦めなのよ、と言いながらベーグルサンドを注文する女性は警官らしい厳しさと大人の女性らしい軽やかさを併せ持つようで初対面なのに古い友人のような印象を抱かせる。
「ビッグアップルの印象はいかが？やはり騒がしい街に見えるかしら」
「いいえ・・そうですね思ってたより落ち着いてるような感じかな。世界有数の大都会だし摩天楼は凄いけど暮らしてる人は自然体と言うか・・もっともイーストシティには半裸のカーボーイなんか歩いてませんけどね」
「タイムズスクエアのあの男ね？あれは観光客相手のパフォーマンスよ。何処か他に観光に行った？」
「いいえ昨夜着いたばかりで。でも朝ホテルの周囲を散歩しました。ニューヨーカーは犬好きですね。犬の散歩をしてる人を何人も見かけたけど道は綺麗だった」
「猫好きも多いけど猫ちゃんは散歩に行かないわ。あなたは犬派なの？」
「ええ、もちろん。賢くて忠実な人間の友だ」
取り澄ました黒い瞳が子供のように輝くのを見てこれは筋金入りの犬好きだと思った美人は悪戯っぽく笑ってそっと秘密を打ち明けるように囁く。
「それならロイ、セントラルパークに行ってみると良いわ。あそこには彫像が沢山あるけど実は犬も居るのよ。散歩がてら捜してご覧なさい。あなたは犬を飼ってるの？」
「ええ、雑種で生意気で言う事きかない駄犬だけど金色の毛並みがチャーミングなのを」
「ま、写真見たいわ」
何気ないその一言に鳩が豆食らったような顔をした男はわたわたと手を振る。
「え？いっいやそのお見せするような立派な犬じゃないんだ、ステラ。毛並みはぼさぼさだしでかいし・・」
頬が薄く赤くなる様はまるで恋人の事を言ってるみたいで？マークがステラの頭に浮かぶが如才ない彼女はあっさり話題を変える。
「そう。ところでロイ今晩のディナーは？もし良かったら・・」
「あ、いや、そのあなたの様な美人のお誘いは嬉しいけど、その実はゆ・・友人が一緒に来てしまってね。ディナーの予約はもうしてしまってるんだ」
今度こそ真っ赤になった相手に大人の女はにっこりと笑って店の名を聞く。観光客相手の店は当たり外れが激しくホスト役としてはN.Yに悪い思い出を残したくはない。
案の定ネットで調べたと言う店は外れのたぐいで
「あ、そこは止めた方が良いわ、ロイ。高いしサービスも悪い。ステーキならいい店知ってるからそこをお薦めするわ」
そうして１人摩天楼をぼんやり見上げてた金髪の大型犬は一件のメールに軽く眉をしかめる。
「ディナーの場所変更。６時にセントラルパークの犬の前で待つ・・て何処よそれ」
あと１回続きます。ステラさん好きだーCSIの女性キャラで一番好き。あの自然体の感じが良いんだ・・何で辞めてしまったのか。
拍手御礼２月６日１６時４９分にメッセージ下さった方
わわっ放置しててすいません。続き書きかけた所で止まってます。イベント原稿にかかる前に終わらせたいんです・・が。見捨てずにお待ち下され
２月１０日１２時２９分にメッセージ下さった方
メッセージありがとうございます！放置しっぱなしのサイトですがようこそいらっしゃいました！少しでも楽しんで頂ければ嬉しいです。
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