日々是不穏
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2013/05/27(月) 新連載とか
ネットで話題になってますが牛先生で「アルス◎ーン戦記」・・・び、微妙だ。一応全巻読破しましたよ?(未完だけど)ずーっと昔にアニメ映画化された時も見にいきましたともさ。うん好きなんですが主人公がねぇ・・ああいうキャラを牛先生が描けるかなーってのがちょっと。後ろ向き加減では八軒君と似てますが八軒君はあれで結構前向きな子だと思うし。もっとも先生原作付きの場合は絵描きに徹するとか獣神の時も言ってたし・・その辺どーなんでしょうね。ともかく予告ポスターのあれがたくましすぎるんですよー

2013/05/25(土) 通販報告
5月20日に入金した方→5月24日に発送致しました。

2013/05/20(月) CSI:NY 5
「ほらこいつでしょう?」
ハボックが案内した所はスケートリンクの近くの小径だ。岩の上に足を踏ん張ってその犬は居た。
「DEDICATED TO THE INDOMITABLE SPRIT OF・・かそうか、犬ぞりの犬なんだな」
「1925年にアラスカでジフテリアが流行したんですが悪天候で僻地の街に血清を運ぶ事ができなかった。で犬ぞりを使っておよそ1000キロ以上の道のりを犬ぞりのリレーで運んだ。それを讃えてできた像らしいっすよ。こいつはバルト、アンカーを受け持ったチームのリーダー犬だったんだって」
「・・詳しいなお前、というか良くここ見つけたな」
いい加減極まりないメールを送りつけた事を棚上げしてロイは尊敬の眼差しを浮かべる。実際銅像は無造作というか自然に岩の上に置かれていて下に由来を記したプレートがあるだけで目立つ看板も無い。アリスの像ほど有名じゃないからガイドブックにも載ってなくてだからこそロイもいらない苦労をしたのに。
「ああ、ダリオが詳しく教えてくれましたから」
「?誰だ、ダリオって」
おのぼりさんのハボックにこの地に知り合いがいるなんてロイは聞いてない。誰だと自然に険しくなる目つきにも気付かずハボックは種明かしを続ける。
「公園のホットドッグ売りっすよ。いやここのホットドッグ売りって皆同じ品揃えでね。試しに1個買って見たけどなんつーか平凡な味でさ。正直に感想言ったら喧嘩売られたけど俺がソーセージの焼き加減アドバイスしたら真面目になっちゃって。聞けば最近始めたばっかでまだ上手く売れないんだって」
イーストシティで警官になる前のハボックは公園でサンドイッチ屋をやっていたのだ。ベーグルにスープ揚げたてドーナッツとカフェ並みの美味しさとリーズナブルな価格でかなり繁盛していた。その経験から不慣れなホットドッグ屋を見過ごす事はできなかったのだろう。結局その日の午後ずっと焼き方から特製ケチャップの作り方まで熱心に指導するはめになってしまったらしい。
「色々面白い話も聞けたし穴場の観光スポットも教えて貰った。それに公園の中あちこち移動してたから大体感覚も掴めてね。ロイの来る方向も予測ついたんすよ」
へらりと笑う顔はもうテリトリーを把握した犬の顔だ。どこでもすぐに自然体で溶け込めるそのおおらかさはロイが決して真似できないもの。
「・・いい1日を過ごせたようだな、ジャン」
私が居なくてもと一抹の寂しさを紛らわすようにぐりぐりと金の頭を撫でればふわっと煙草の薫りが強くなった。
「ハボ」
「あんたが居なきゃつまんないよ、ロイ」
ぺろんと鼻の頭を舐めて寂しがりやの大型犬は鼻を鳴らす。
「映画に出てたビルに昇るのも松明持った女神見に行くのもあんたが一緒じゃなきゃ楽しさも半分です」
青い瞳にひたりと見つめられてロイは観念した。ここは何でもありのビッグアップル、男同士のラブシーンなんて珍しくもなんともない─はずだから
「この馬鹿犬、それはこっちのセリフだよ」
ぐいっと金の頭を引っ張ってロイはタバコ臭い唇を思い切り塞いだ。

目の前の光景に勇敢な犬の銅像がどう思ったかは誰も知らない。

「あ、予約取れなかったあの話題のアメコミのミュージカルのチケットね、ダリオが手配してくれたんスよ。明日の晩行きましょーね、ロイ」
「・・お前この値段絶対ぼられてる」

妙に長くなりましたがお付き合いありがとうございましたー。犬の銅像は私も偶然見つけたものです。有名な話らしくディズニーで映画化されたとか。真冬のセントラルパークは色が無くて今度は緑の季節にいきたいです。しかしCSI:NYでは一体何度この公園で死体が発見された事か・・

2013/05/19(日) CSI:NY4
これで完結ですが文字数制限を越えたので残りは日付けが変わったら即アップします

「ええとあれはベセスダの像・・か?」
薄やみの中ぼんやりと丸い噴水の形が浮かび上がる。中央に立つ柱の上には優美な姿の天使の像があってた。観光スポットとしてどのガイドブックにも載っている場所だがこんな時刻に眺めると水の天使もどこか厳しい顔つきに見えてしまう。
「今がここだという事は・・目的地に行くには真っすぐ進んで・・」
もう手元の光だけでは地図もはっきり見えない。約束の場所にハボックがいる可能性も限りなく低いが連絡手段がないロイとしては前に進むしかない。だが前に進むには回廊のような場所を通り上に行く階段を昇らないとダメなようだ。すでに暗闇に包まれたそこはホームレスには格好の寝場所だろうし強盗が潜むには絶好の場所に見える。そこを避けるには横道を行けばいいらしいがそっちはそっちで木々の影が被うように見通しを悪くしている。比較的平和なイーストシティでは刑事のバッヂは持っていてもロイは普段銃を携行する習慣はなかった。安全を考えれば一番近い出口目指して左側の小道を行くのが最善なのだろう。
「でももしかしてハボの奴も同じように迷ってるかも。あいつ律儀だからなぁ」
そりゃー主任さんとの約束ですもん。待つに決まってます。
いつだったかディナーの約束したのに貴重な文献に夢中になって遅れたロイをへらりと笑って迎えたのは垂れ目で金髪の大型犬だ。
押しつけがましくなく自然にそう言った男の笑顔に年甲斐も無く胸がキュンとしたのは墓まで持って行く秘密だ。
「ええい、迷った子犬を捜しに行くのは飼い主の義務だっ・・つ?」
決然と地図から顔をあげた所で鋭い光が黒い瞳を直撃する。突然の事に一瞬固まった視界の中に飛び込んで来たのは黒い大柄な人影。咄嗟に振り上げた拳はがっちりと掴まれて背筋にひやりと冷たい汗が流れた。が
「あーやっと見つけた!」
ふわりと体を包むのは深みのあるゴロワーズの匂い。ぐりぐりと押し付けられる頭は藁麦のような金の色
「ハボっつ?!」
「もー携帯繋がらないし、暗くなるし、あんた来ないし。心配しましたよ〜ロイ」
鋭い光は鑑識御用達のマグライトだった。同じのが欲しいとねだられてロイがプレゼントした物。
「NYは恐い所なんだから。暗くなってから一人で出歩くなってあのおっさんも言ってたでしょうに!」
お前みたいな田舎もの路上詐欺の良いカモだぜ、坊や。せいぜいロイの後を離れないようにしろよ?
旅行の前に散々スクェアグラスの男に脅されたせいかハボックの頭の中ではいまだここは犯罪都市らしい。
生き別れになった恋人に出会ったように感激する男の頭に
「ええい、落ち着かんか、この駄犬!」
「ぎゃん!」
照れ隠しにしてはきつい鉄拳が落ちた。

2013/05/13(月) グッドタイミング?
実家に帰ったら丁度WOWWOWでCSI:NY8の最終回やってた〜。今回はハングオーバーじゃなくてなんつーかいかに皆様がマックを好きかというまぁそれを言う回だったけどやけにすんなり終わるから次のシリーズはどうなるかと思ったらすぐにシーズン9始まりそうです、よかったー。どうもべガスはメンバーの入れ替えが激しいしマイアミは終わるし一番安定してるのはNYではないか?初期のクールな感じは何処へやら今では一番このチームが仲いいよ!職場結婚オッケーだし。やっぱり主任が人気ないと安定しないのかな。べガスの新主任どうもとらえどころないというか・・あれならラングストン教授の方が良かったなー。イベントの疲れが出たのか少々風邪気味です。来週はゆっくりするぞー

2013/05/06(月) 通販情報
スパコミ新刊「新刊「MEET JEAN HAVOC」32Pコピー本200円通販始めました。

当日はスペースにお越しいただきありがとうございますー。声かけてもらったり差し入れもらったりとホント楽しかったです。やっぱりイベントに参加するのは良いですね!さて怒濤の修羅場続きでしたが夏コミの当落が出るまでちょっとのんびりできそうです。映画とか行きたいしその間に「逃げろ」の完結めざして頑張りたい・・。通販始まった新刊もよろしくお願いします〜

拍手御礼4月30日12時45分にメッセージ下さった方
M様いつも差し入れありがとうございます〜。CSI.N.Y今テレ東で放送中ですね。日々楽しみに見ています。そしてべガスの方がいつの間にか新しい主任が来ていた・・こうしてみるとメンバー的に一番安定してるのはNYですよね。やはりマックの魅力なんでしょうか?

2013/05/02(木) サンプルアップ
なんとか新刊出せそうです(これから製本・・)東4ホールこ51b 開店10時30分
新刊「MEET JEAN HAVOC」30Pコピー本200円
ハボロイ某映画パロ人生に飽きちゃた社長と◎神のお話。

「MEET JEAN HAVOC」
「あーあしょうのない坊ちゃんだ」
「?・・誰」
闇の奥から声が響いた。正確に言えば何も無いはずの虚空から。
ざぁっと一陣の風が吹いて急に空気が冷たくなる。雲で隠れたのかそれまで辺りを淡く照らしていた月光が薄れ灯りと言えば屋敷のバルコニーから漏れるわずかな光だけ。
「べそかいてた昔とちっとも変わらねぇ」
「だ・・誰だ、ふざけてないで出て来い!」
白い絹のシャツに包まれた腕で思わず体を抱きしめる程の冷気がが東屋の向こう、バラ園の奥へと続く小径から吹き付けてロイはその闇に向って叫ぶ。
「パーティの客か?ヒューズお前の悪ふざけか?下らん真似しないで姿を現せ!」
「はぁい」
尋常じゃない空気に肩を強ばらせたロイを笑うように妙に素直な声が夜の彼方から届く。くすくすと密かに笑う声がロイの背後に茂みに奥に響き渡って慌てて辺りを見回してももちろん人の気配はまるでない。そうして
「こんばんわ、ロイ・マスタング」
声と共にすうっと目の前の闇が幕を上げたようにそこに1人の男が姿を現した。
「約束を果たしてもらいに来ましたよ」
もう一度風が吹いて月光が男の姿を露にする。前髪は長めの金髪で開かれた瞳は深いブルー。招待客に多い黒のタキシードに包まれた長身の体躯は逞しくビジネスマンというより軍人のような感じだ。
「だ・・誰だ、君は」
「おや、忘れちゃいましたか?」
こつ然と姿を現した男は声を上ずらせるロイににこやかに笑いかけると至極真面目に応える。
「あんたが5才の時願いを聞いてやった者です。あの犬の寿命をちょっとばかり延ばしてあげた死神ですよ」
何でも言う事きくって言ったじゃないスか。




「はい社長が咄嗟にあれはサプライズのアトラクションと仰ったので気にした方はほとんどおりませんでした。新聞の社交欄にもパーティ成功の記事しかありません。・・で社長」
きろりとこちらを射抜くヘイゼルの瞳にロイの頬が僅かに強ばる。次に来るセリフは100%予測できた。
「そちらの方は一体どなたでしょうか?」
穏やかな口調なのにロイの背筋にはひやりと冷たい汗が流れる。
職務に忠実な秘書は時に雇い主に対しても遠慮ない正論を吐き決して容赦はしない。
「なーロイ。いい加減俺ここ飽きた。もっと面白い所連れてってくれよー」
まして身も知らぬ男が社長室のソファにどっかりと座り込み禁煙のはずなのに盛大に煙をふかしていれば声が絶対零度になるのも無理は無い。ロイにしてみればよく保ったなと思った程だ
「あー彼はジャン・ハボック氏と言ってね。私のそう遠い親戚なんだ、ヨーロッパの」



 チキンサンドにローストビール、ルートビアにレモネード。
ビニールシートじゃなくちゃんとした布を木陰に敷いてこれぞピクニックという見本のような光景にハボックは満足そうに目を細めるとうーんと体を伸ばす。
「いーい天気に美味い食いもん。やっぱりこういうのが良いっすね」
「そーうだな」
つられてロイも両手を空に向けて背筋を伸ばした。視界に入るのは白い雲と青い空。聞こえるのは鳥のさえずりに子供の声と犬の鳴き声。時計も携帯も外せば仕事も付き合いも遠い国の事のように思えてくる。
「これこそ最高の贅沢かも知れないな。人があくせく働いてる間にのんびりピクニック」
深呼吸すれば肺に新鮮な空気と入れ替わりに澱んだ灰色の固まりのような物が体から出て行く気がする。掌を日にかざせば熱と自身の脈動を感じた。
ーああ生きてるな。
死神の隣に座りながらその言葉はロイの胸にすとんと落ちた。
「・・なぁ死神」
「なんスか?」
「上手く言えないが多分人間はこういう時があるから生に執着するんだと思う・・サンドイッチが美味しい、風が心地よい、空が綺麗だ・・」
「はーでもそれじゃ動物と変わらないんじゃ?」
「動物の気持は判らないが人はそれが永遠じゃないって知ってるから執着するんだろう。ジャスパーは最後まで私とまた明日遊べると思いながら眠った・・本当に安らかにこんな日差しの中で逝ったんだ。お前が願いを聞いてくれたから」
白い手が死を司る男に向けられる。
「そう言えばちゃんとお礼を言ってなかった。ありがとう死神」
きゅっと大きな手を握れば恐る恐るといった感じで相手も握り返してくる。繋いだ手から伝わる体温は温かく照れたように目尻を赤く染めた男が死神だなんて一体誰が信じるだろうか。
「えーと・・その」
垂れた青い瞳が困惑に揺れて
「ちょっと・・その良いですか?」
「ハボック?」
ぐいと手を引かれて前のめりになったロイが目を見開いた時空の蒼が間近に迫って
「その一度やってみたかったんです、すんません」
子供じみた言い訳共に乾いた唇がロイの口を塞いだ








































 











































 













































 











































 













































 


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