日々是不穏
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2013/07/15(月) 名前が知りたい
『進撃〜』で一番好きなキャラはハンジさんですが彼女(彼)の副官?らしき人も気にってます。だって「あんた本当に死にますよ!」とか「生き急ぎすぎです!」とかハボロイチックなセリフをハンジの後ろで言ってるんですもの。きっといつもこの人の後ろに付いてハラハラしてるんだろうなーって思ってます。名前も顔もはっきりしてないけどアニメではもう少し丁寧に描いて欲しい。

以下新刊の続きです。

「人質の命と引き換えに殺人犯で逮捕された兄貴の冤罪を晴らせってぇ?」
「声がでかい、ヒューズ」
素っ頓狂な声を嗜めるようにロイは悪友の頭を軽く叩く。最もここはイーストシティパークの奥の広場で周囲に怪しい人影はない。
「まぁ簡単に言えばそういう事なんだけどな・・・」
ブラドッレイ達から解放された後ロイがヒューズを呼びだしたのはここJEAN’S CAFEのある広場だ。青い中古のフォルクスワーゲンを改造してハボックが作ったこのサンドイッチ屋は今は彼の元部下ブロッシュが二代目店長を務めていてロイ達CSI捜査官の密かなたまり場と化している。だから情報部が絡んだ事件に盗聴などを警戒したロイが密談の場所にここを選んだのも何の不思議も無い。
「でも情報部がよく取引に応じましたね。普通テロリストのどんな要求にも応じないもんじゃないんですか」
なりゆきで関わったハボックにはまだ状況がよく飲み込めてないようだった。それだけ状況はややこしい事になっている。
「まず人質になってる男達は情報部の工作員って事ですよね?彼らがイシュヴァールで何らかのスパイ活動を行っていたところをスカー達に捕まった・・それが何でバレたらヤバいんです?」
イシュヴァールは砂漠の国でイシュワラ教と言う独特の宗教を持つ遊牧の民の国だった。気候は厳しいが先祖代々素朴な暮らしを営む国は近代になって大国同士の争いに戦略的に重要なポイントとなり何度も侵略やそれによる内戦によって国は疲弊し人心は荒れた。そこから過激な民族主義が台頭し外の世界に対して武力で自分達の力を示そうと言う一派が現れ始め─ロイ達の国で大規模なテロが起きたのが十数年間。国の威信を傷つけられた報復としてイシュヴァールに侵攻した軍は彼の地を武力で蹂躙した。そうして一応国家としての態勢を整えて紛争は終結した─はずだが今もそこは安住の地とはとても言えない状況だ。
「正確に言えばハボック工作員達が囚われたのはイシュヴァールと隣国の国境沿いだ。多分彼らはイシュヴァールから隣国に密入国しようとしたんだろう、そこが問題なんだ。そこは我が国と同盟関係にある。勝手に入っていい所じゃない」
隣国は古くからイシュヴァールと交流があったが今はこっちと軍事的同盟関係にあり侵攻の際も積極的に協力してもらった。
「けどまぁあそこが内心はイシュヴァール寄りってってのは誰もが知ってる事だしあの国を経由してテロリストに武器が供与されてる疑いはは随分前からあったんだ。だから古巣の連中があの辺うろついてても俺は驚かんよ」
シュトルヒが言ったようにマース・ヒューズは元は情報部で働いてた男だ。だから誰よりこうなった状況を的確に把握している。
「きっと連中が捕まったのは国境を越えたところだろうさ。もしかしたら何らかの戦利品・・・武器密輸の情報とかそういうのを持っていたのかも知れん。そいつを世間にばらされちゃ確かにまずい」
「もしかして情報部の勇み足か?上の了解を取ってない?」
「その可能性は高いかも。正規の作戦にしては人数が少ないし今のトップは経済問題が優先って考えだ。余計な火種は燃やしたくないってのが大方の意見だろうが・・・火のない所に煙を立てたがる連中は何処にでもいる」

※えーっとイシュヴァールをこのパラレルに当てはめるのに少々現実と似通った展開にしましたがあくまでフィクションです。そこの所はご了承下さいませ。


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