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2014/09/15(月)
新刊メモ
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「旅行に行かないかね?ハボック」 東方司令部一忙しい男がそんな事を言い出したのは空気が澄みだしたある秋の午後だった。楽しげな誘いに返ったのはしかし不信感たっぷりの声 「あんたねぇ!この書類の山が目に入んないの!」 『ロイ〜もう少し上手い嘘つけない?』 所狭しと資料が山積みされた執務室にいるのは金髪の少尉と黒髪の大佐だけ。けれど会話は3人分。 「失礼な言い方だな、ハボック少尉。折角私が楽しい休暇に誘っているのに」 「だからこの状況のどこに休暇が入る余地があるんスか!」 『ホークアイ少尉の耳に入ったら撃ち殺されるって!』 その状況をおかしいという者はここには居ない。何故なら 「大丈夫だよ、ジャン、ジャクリーンだって」 胡散臭い笑顔全開で笑う男は理由をちゃんと知っているから 「ホークアイ少尉も了承済みだからね」 「・・・は?」 『うそっつ!』 金髪の少尉─ジャン・J・ハボック少尉はその身に2つの魂を秘めている。
久々のダブルハボック始動。2つの原稿同時進行という状況にくわえ仕事が詰まるという修羅場っぷり。こんな綱渡り経験ないわ・・
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