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2015/06/01(月)
ねこあつめパロ8
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「Rせんせぇー東方倶楽部のハボックと申しますー原稿受け取りに来たんですがご在宅でしょうかー」 門から木々の間を透かして見れば今時珍しい引き戸が見えた。どうやら純和風の家らしいがその戸口の前にはいつも置いてあるはずの原稿の影も形も無い。これは何とかして中の先生とコンタクトをとらねばと思ってインターホンに叫んでもそいつは沈黙したままだ。外出してる?それなら出直すべきだがこの先生は締め切りだけはきちんと守るのだ。これまで一日として遅らせた事はない。 「ここで原稿もって帰らないとヒューズ先輩のペンの的になりそうだし、何かあったら大変だし・・ええい仕方ない!」 ざっと周囲を見回して人気が無い事を確認すると俺は錆び付いた鉄扉に足をかけてそれを飛び越えた
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