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2015/07/26(日)
ねこあつめパロ12
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「先日は先生が迷惑かけたわね」 数日後見た事もない美人が会社に俺を尋ねて来た。きりっとした目線が何だかハンターを思わせる彼女は例の先生の秘書ホークアイと名乗った。 「頼まれた資料を捜して数日遠出してたらあの始末。全く無能、いえ生活能力ゼロの方だから嫌な予感はしていたのだけれど」 何でも生活全般彼女が面倒を見てたらしい。最も秘書としての仕事も忙しいし実を言えば家事はあまり得意でないから困ってはいたそうだ。 「ちょっと訳あって他人と拘るのを避けているのよ。だからいくら言っても家政婦もおかないの。でも貴方の事は気にならなかったらしいわ。そこでお願いなんだけど原稿催促の名目で時々様子見に行ってもらえないかしら、ハボックさん?」 にこり。と顔は笑ってた。でもきろりとこちらを見つめる瞳はやけに迫力が─そうまるで獲物を狙う猛禽類みたいで 「イ・・イエス、マム!」 条件反射で俺はそう言っちまったんだ。
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