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2005/06/09(木)
舞い咲け、風花!!
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「りーばーくん、コーヒー入れて。」 のほーんと寝起きのような雰囲気でコムイがコーヒーを頼む。 「無理です。今手が離せません。自分でどうぞ。」 しかし、化学式と格闘しているリーバーに、そんなことをしている余裕はない。即答で切り捨てる。 「うー、めんどくさいなぁ。」 この間はがーっと暴れて、めちゃくちゃにしたのに今日は幾分元気がない。 「リナリーがいてくれれば頼めたのに…」 原因はこれだった。彼の愛する妹君、リナリー・リー嬢はイノセンス回収のため、時間が巻き戻る町へと出向いている。 「しかもアレンくんとなんて…」 いじいじ。そこらにあったメモ用紙をちぎりとって噛み始める。 「誰と一緒でも、あんたの態度は変わらんでしょーよ。」 大分手に負えない様子のコムイを、毎度のこと、とあきらめたようにリーバーは切り捨てる。目線すら向けてやらない。 その様子に、コムイはむしゃむしゃと髪を食べ進めていく。 「なにさ、りーばーくん!僕が妹を心配しちゃいけないって言うのかい!?」 「んなこと言いません。あんたの場合それが度を越してるだけです。」 リーバーの形だけの敬語からは敬意のかけらすら感じられない。 そんなことは意に介さないコムイ。 さすがに飲み込むことは出来ないため、ペッと紙を吐き出しながら、ぐちぐちと愚痴が続く。 「ぶー、なんかリナリー、最近アレンくんと仲いいしさー。お兄ちゃんとしては心配なんですよー。」 吐き出した紙を再び咀嚼。かなり手に負えない状況だ。 「こう、夜、狼になったアレンくんがさー、か弱いリナリーを…!!」 そのとき、コムイの机の電話のベルが鳴る。ワンコールなり終わらないうちに、コムイは受話器を持ち上げる。 「もしもし?あ、リナリー!!」 先ほどの様子とは打って変わって、嬉々とした声で話すコムイ。 うれしそうに、あっちの世界にトリップするコムイを尻目に、科学班の何人かがリーバーのところに集まる。 「室長のシスコン振りには困ったモンがあるよなー。」 「大分慣れちゃいるんだけどね…」 「まあ、アレンにリナリー襲う度胸は…」 ないない、と満場一致で首を振る。 「リナリーなら、誰にも襲われる心配はないよなー。」 普段の彼女を見ていれば、そんな心配はほとんど要らないことがすぐ分かる。 「むしろ、気の弱そうなアレンがね。」 うんうん、と再び満場一致。 「「「リナリーに襲われるほうがまだ可能性がある。」」」
たわし。たわし。たわたわたわし。
にんにくするめ。
感動巨編!!
汁粉の汁気。
少尉、そんなことも知らんのか。H.15.03.03開設だから、2周年だ。…む、そんなに経っているのか。何もしていないな、管理人。
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