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2005/07/22(金) バカップルって多分他のバカップルを見るとうぜえって思うんだろうな。
海砂利水魚の水行松??漢字分からん。

「ケホケホ。」
喉に絡んだものを吐き出すようにせきをする美里。
しかし、それで何が変わるわけでもなく、依然彼女の声はしゃがれていた。
さらに悪いことに、美里は放送部員であり、明日が全国大会の予選なのだ。
「…ホントに大丈夫か?」
それを知っている智弘は、心配そうに声をかける。
しかも自分たち三年にとって、これが最後の大会なのだ。
「だいじょうぶだよ〜。」
やはり悔しいのだろう。努めて明るく振舞う美里の仕草が、少し痛々しかった。
智弘は、美里の肩をつかんで抱き寄せる。
「ちょっと、どうし…む。」
そのまま口付ける。
差し込まれる智弘の舌が、美里の歯列をなぞり、歯茎を這っていく。
智弘はそのまま奪うように舌を絡めた。
そして再び、智弘の舌は美里の口内を這っていく。
まるで消毒するかのように。
痛んだ喉には届かないのに、そこを治癒するように。
ただ、なぞり続けた。
「……もう、何すんのよ……」
しばらくして、互いの息が苦しくなったところで顔を離す。
それからの第一声がこれだった。
このような行為に及んだのは初めてではないものの、やはり恥ずかしいのだろう。美里も智弘も赤くなっていた。
「…いや、キスで治らないかな、って。」
「…ばか。」
互いの頬はさらに染まり、美里はうつむいて、智弘はそっぽを向いて。
顔を合わせることが出来なかった。


はい。放送部門の全国大会がある前日に後輩とメールで話してた時です。
喉を痛めた的なせりふを聞きまして、その時に最後の智弘くんのせりふが浮かびました。
それを無理に短編にした次第です。
そうゆうお話。
これは地元のE.Mちゃんに捧げます。なのです。


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