|
2005/10/08(土)
ジュンフジタさんの短歌集
|
|
|
インターライブラリーローンで頼んでおいたジュンフジタさんの短歌集が、シカゴ大学から送られてきた。わくわく。。。本を開いて、フジタさんの神経質そうな細い筆跡の献辞に出会う。1924年7月16日付だ。短歌は春夏秋冬を謳ったものだけど、やっぱり気持ちが通じるように思ったのは、「冬」からはじめていること。いのちを静かにじっとはぐくみ、春を待つ力を知っている「冬」ー人生を季節にたとえるなら、冬はまるで人生の終わりのように考えるのが普通だろうが、冬を「はじまり」とする眼には、死に永遠の生命力を見る死生観が漂っているような気がするーちょっとフジタさんに近づいた気がして、再びわくわく。にこにこ。
|
|
|