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2005/12/10(土)
岩倉具視視察団
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グラント大統領に謁見した岩倉具視視察団の本を読んでいて、なんと1870年代のあの当時、日本人はワシントンで黒人やインディアンたちとも会っていることがわかってびっくり。そして、黒人問題については、有吉佐和子の小説「非色」同様、問題は色ーつまり人種ではない、と喝破していると知って、これまたびっくり。それでも、アメリカの黒人やインディアン(つまり有色人種)たちに対する態度が、視察旅行最後の東南アジア人に対する蔑視と違っているのは、アメリカという文明社会内の人間だから、とのこと。。このあたり、やっぱり日本人がネガティブな証拠ではなかろうか。つまり、権威(欧米)にぺこぺこする、そして権威に頼る人間ほど、自分より下と思えば容赦なく差別的な態度をとり、権威を降り回したがる(簡単に自分の下におけない相手となると嫉妬し、自分を権威づけするために奔走するコントロールフリークとなる)わけだ。典型的ネガティブな人間や社会のエネルギー構造だ。。いったい、日本人のこのネガティブな構造ー2重基準(ダブルスタンダード)はどこから来ているのだろう。
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