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2006/12/14(木)
ミュージカル
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仕事を休みにして、大枚をはたいて娘が見たがったミュージカル「wicked」を見に行った。英語が分からず、筋はさっぱりだったが、見ているだけで楽しかった。やっぱり舞台はいいなあ。。昔、「キャット」をニューヨークで見て居眠りし、「ミスサイゴン」をニューヨークと東京でメモをとりながら見た記憶がある。ハリウッドも昔は大作ミュージカルをいっぱい作っていて、私もいろいろ楽しんだが、最近はCGとやらにとって変わられてしまっている。やっぱり「生身の人間」はいいなあ。そして、音と色の世界、舞台装置、もちろん人間の歌と踊り、すべてがからみあい、ダイナミックにエネルギーを生み出し、たとえわずかな時間でも観客を別世界に連れていき、酔わせてしまう。。筋を追うよりも、そういう総合芸術の世界をクリエートする人間たちのエネルギーと才能を考えていた。それに比べるとライター、それも売れないライターなんて、道端にばらまいても、拾ってもらえるかどうかもわからないチラシのような、うすっぺらな黒白写真を一枚作ってるようなものだ。(悲) でも考えてみれば、舞台は指定された場所と時間に行かなければならないけれど、うすっぺらな「チラシ」は、もしかしたらたった一人でも、ずっと服のポケットに入れてもらえて、ときどきいつでもどこでも取り出して、見てもらえるかもしれないではないか。ああ、それだけのものを書いてみたいものだ。。
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