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2006/12/27(水)
母と息子
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リンカーンの奥さん、メアリさんが気が狂っているとされて、入院させられていた元病院を見に行った。さすが元ファーストレディを引き受けただけあって、今もって瀟洒な建物だった。帰り道、母と息子の関係を考えていた。母親を入院させたのは長男である。母親を嫌ってたんだろうなあ。。。何しか長男・長女は親もはじめての子とあって、何かと神経質かつ親とは何か、子とはどうあるべきかといった理想をふりまわしがちになるものだ。それゆえ、子育てに失敗することも多いのではないだろうか。自分自身を振り返ってもそう思う。自分の育てられかた、そして自分が娘を育てたときのことを思いおこしてみてもそう思う。。。リンカーン家は、リンカーンもメアリも早くに死んだ息子三人もみんなリンカーンと同じ場所に埋められているのに、長男のロバートさんだけがイリノイを嫌って、ワシントンDCのアーリントン墓地に埋められている。まるで永遠のファザコンでもあるかのように、お父さんのメモリアルを見下ろしながら。。。多忙の父親を知らずに、ちょっとエキセントリックな母親に嫌悪感を抱きながら育っただろう。ロバートさんの結婚生活も幸せだったかどうか疑問だ。。母と息子ー嫌えば嫌うほど屈折したマザコンになる。かつ女の扱いが分からず、女嫌いになりがちだ。(そういえば、屈折したファザコンの私は男も女も嫌いだ。。笑)いつの世も家族が一番難しい。育てられたようにしか育てられない、育たないのが普通だから。。
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