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2006/04/02(日)
キリスト教伝道
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本を読んでいて、19世紀はじめアメリカ人が西進しはじめた時、教会同士が競争していたと知った。つまり、西部へのカソリックの進出は絶対に阻止しなければならないし、プロテスタントのあいだでもどの教会が西部で有力になるか−メソジストだのコングリゲーショナルだのプレスビテリアンだのーで、お互いけんかしていたそうな。要するに数少ない信者のとりあいというわけだ。これだから組織宗教はいやだ。確かに組織だからこそ大きなことができるという利点はあるのだけど。。。たとえば、インディアンをクリスチャンにすることで、インディアン文化を抹殺しようとしたこと、日系人強制収容の歴史では、仏教開教師に疑いの目を向けられたことーアメリカ社会におけるキリスト教の役割の大きさと深さに、今さらながら驚いてしまう。同じようにアジア系というマイノリティでも、クリスチャンならアメリカははるかに生きやすいのだろうなあ。少なくとも、教会という自分の居場所は見つかるのだろう。
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