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2006/09/23(土)
憧れの人
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の最新作を買ってきた。辺見庸である。ずっと憧れてて、いつか薄暗い場末のバーのカウンターで、ただ横顔だけをながめながら、沈黙したままゆっくりとお酒でも飲める機会はないものか、生と性、理知と柔らかな感性がないまぜになった、欲望でうす汚れているくせに、横顔のどこかで小さなダイヤの輝きのようなオーラを発している違いない、などと見果てぬ夢を描いていたのに、何やら脳出血で倒れて、半身不随で、しかもガンとか。。もう時間は限られているのだろうか。最新作のタイトルは「いまここに在ることの恥」ー辺見庸の鋭い感受性に満ち満ちた硬質な世界にどっぷり浸って、売れない原稿を抱えて右往左往している我が恥を忘れよう!
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