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2007/10/21(日)
黄昏て光の中に入る前に
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朝、ymcaに泳ぎに行った。行ってから気分が悪くなってきた。泳いでいるのは、私も含めて中高年の女ばかりなのである。なあんかみんな自分たちの元気をもてあましているようなのである。そう、老後を考えて、なんとか元気を維持しなければ、と思っているのである。もちろん女だから外見を気にすることもあろう。あああ、長生きするのは大変だ。その点男は気楽なもんだ。女より早く死ぬのが普通で、それほど外見も気にしなくてもいいわけで?? Yで泳いでいる女の姿に、一種の悲哀を感じながら、ふと独身で、60歳を過ぎてから、体外受精の代理母のようなことをやって、妊娠している日本人の女の人の気持ちがわかったような気がした。ニュースを聞いたときは、もし無事に生まれてくるなら、子供のことを考えたことがあるのか、とエゴイスティックな女に科学技術の進歩に腹をたてたが、今日プールの中で思ったのである。きっとその女の人も、元気をもてあましてるんだろうな、と。あと20年間、どうやって生きていこうか、と考えたときに、人生で一度、母となる気分、お腹が大きくなって、子供が動くのを感じる幸せ感を味わってみたかったんだろうな、と。子供が成人するときに自分は80才、なんとかなるのでは、と思ったのかも。。ああ、元気で長生きというのは大変なことである。自分が打ち込めるものを探さねばならないのだから。まあ、その女の人はこれから20年は、自分の老いすら忘れて子育てをするのだろうか。考えようによっては幸せなことである。ああ、私はどうしたらいいものか、と落ち込んでいたら、テレビ番組を見た。91歳のおじいさんが86歳の奥さんの世話をする話、認知症の母のめんどうを見る60歳の息子の話。。。「黄昏て光の中へ」というタイトルである。老いは必ず来る。まぶしい光に手をかざす前に。。。その一歩手前で、自分が打ち込めるものを見つけて、元気よく笑いながら光の中へ進んでいきたいものだー悲しいな、悲しすぎる。。
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