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2007/04/11(水)
宙を飛ぶと剣道
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8日の日曜日の朝、スーパーの駐車場でころんで、飛んで、全身コンクリートの地面にうちつけ、あまりの痛さにしばらく横たわったまま周りの反応をうかがう、鼻血ぼとぼと、という惨めな時間を過ごした。結局、人間の身体とは不思議なもので、たぶん”事件”のあと、なんらかの処置がとれるようにと身体が自己防衛に働くのだろう。数分後に立ち上がって、何事もなかったように店に入り、ミルクとシリアルを買い、車の鍵も回しにくかったけれど、それでもエンジンはかかって、家に帰ってきた。顔を真正面からぶつけたものだからー顔が最後だったのはわかっていたー額がふくれ、鼻の下が切れてめくれ、口の中も切れ、来ていた服のひざは破れ、ひざは二つともでっかく青くなり、それでも午後は、もしかしてスーパーに報告しなければならない、かもということになって、配偶者ともう一度駐車場を見に行き、それから買い物にも行った。配偶者がこんな顔して歩かれたら、自分が暴力行為に出たと見られて警察が呼ばれるかも、と心配するような顔だったのである。問題は、夕方ぐらいから手が痛みだしたことだ。親指が動かなくなっているのはわかっていた。で、底のほうで痛みがうずきだしたのである。筋肉が固まっていくのがわかる。。ああ、これはだめだ、と今まで4回足の骨を折った人間は思い切って救急に行って、レントゲンをとってもらった。骨は大丈夫だったが、どうやら手首のひどい捻挫らしい。そして、その晩は、手首を切り落としてしまいたいと思うぐらい痛んだ。めったに薬、それも鎮痛剤など飲まない人間だけれど、この晩だけは薬を飲んだ。で、学んだ。捻挫は骨折より痛い!!。。生まれてはじめての捻挫である。翌日は、一日仕事を休んで、とにかく昼も夜もよく寝た。かわいそうに全身をうちつけて、よっぽどショックをうけたらしい。で、また学んだこと。親指は大事である。親指が使えないと、力が入らず、何もできない。親は4人の子をまとめて、手首と連動する”支柱”である。友達には、剣道やってたから、ちょっとは身体が慣れてて、手が先に出たおかげで、顔は救われたのでは、と言われるけれど、実は、思いあたるのは、なぜこけたのか。剣道のすり足のせいだとおもうのである。すり足は、つま先に力を入れて、すっすっと動く。それも、地面が平らならではの話である。駐車場のように、雨やら雪やらでコンクリートが沈み、でこぼこになってるところでやると、つまづいて、バランスを失い、しかもつっかけのようなものをはいてたから、はきものから足が飛び出て、身体が飛んで、一瞬全身宙に浮いて、次の瞬間、どたっ、というわけである。ああ、痛かった。前歯が2本折れたかと思うほどだった。本能的に「すり足」をするようになってて、けがまでするというのは、万年ビギナーの哀れな末路かも。。これからは、かかとからしっかりと地面につけるぞ。。。ころんだ穴が大きかったら、スーパーに報告すると言ってた配偶者も、コンクリートのずれの小ささにびっくりーこんなものでこけたの、と言われると、将来が思いやられる。。年はほんとにとりたくないなあ。。。(悲)
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