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2007/05/06(日)
Farnsworth House
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Ludwig Mies van der Roheが作ったガラスの家、Farnsworth Houseの資料を見て、びっくりした。彼がこの家を作ったのは、なんと1945−51年である。ジュンフジタのあとではないか。フジタは、ガラス張りの家を戦前の1940年ごろに作っているのである。ありゃ。。。有名な世界的建築家の作品にけちをつけることなど私にはできないけれど、ガラスの家のコンセプトはフジタから盗んだ???いやいや、もっと調べねばならぬ。。。それにしても、床から天井までのガラスの壁、梁をむきだしにする、床を地面からあげて、空中に浮かんでいるコンセプト、そして、空間をさえぎるものは何もなく空間全体を一つの部屋に考えて、しかも暖炉を空間の真ん中に置くというコンセプト。。。フジタの家と、世界的作品とはまったく同じなのである。。で、資料を読んでいると、Mies van der Rohe の施工主、医者だったエディスの趣味は、詩を翻訳すること。。ぎゃあ。。。詩関係で、エディスとジュンフジタはつながっていた???とにもかくにも、知れば知るほど、ジュンフジタという人物の深さに惹かれていく。。と同時に、シカゴという土地の面白さにも。。。そういえば、ウイスコンシンで訪ねた、奴隷の逃亡を助けた「ミルトンハウス」も、ジュンフジタの家同様、5角形で、かつ建物の真ん中に暖炉をおいて、効率よく熱を建物に回すという構造になっていたな。。。ジュンフジタについての学会発表は来月である。建築まで勉強せねばならない、となると、間に合いそうにない。。(悲)ああ、戦後の薄っぺらい?教育で育った人間には、まったくもって手にあまる明治男だ。。(笑)
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