〜ing〜アメリカつれづれ日記
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2007/06/06(水) 国際線ターミナル
久しぶりに、空港の国際線ターミナルに行った。一生一度の日本旅行をした80歳の義母とその息子ーつまり配偶者(笑)の出迎えである。少し早めに行って、ぶらぶら人間観察をしていた。私はけっこう「待つ」のが好きである。入国管理をすませて出てくるドアの前で同じように待っている人に、どんな人がやってくるかを想像するのが楽しいからである。日本人がほらほら出てきた。私の隣に立ってた日本人の中年のおばさんは、てっきり日本で遊んできた娘の出迎えか、と思いきや、同じような中年のおばさんと抱き合った。おおっ、って感じ。(笑)二人は、きゃっきゃっと笑いあって、「どう、ビジターとしてやってくるというのは」なんて会話を交わしている。どうやら以前、駐妻同士だったのが、一人が日本に帰って、今回は遊びに来たって感じらしい。。。国際線のターミナルには、にぎやかに外国語が飛びかう。飛び交ってもなんの違和感も感じない唯一の場所かもしれない。この建物を一歩出るや、外国語を話す人間は、少数派として社会のマージナルの部分におしやられ、日々の戦いが始まる。昔は、この国際線ターミナルのエトランゼーつまりどこにも属さないという感覚ーが好きで、あっちやこっちに出かけたものである。今はもう、建物の外の日常の時間のことが気になる年となった。エトランゼになる時間はない、という感覚のほうが強い。ああ、「落ち着く」というとはこういうことか。。もう一度、身も心も自由にして、国際線のターミナルの雑踏の中に消えてしまいたいものだ。どこにも属さず、旅を続けるーそういえば、ドアから出てきた人の視線で共通するものがあったー人はまずまぶしそうに出迎えの人をながめ、そして窓の外を見やるのである。たとえ出迎えの人はいなくても、本人はそれを知っているのに、それでも人は誰かを探す。飛行機の中の時間は、どこにも属さない宙に浮いた、いや繰り返すことすらある時間である。宙ぶらりんの時間のあと、人は必ず「落ち着く」先を求めのかもしれない。一生に一度の青春時代に、けっこう国際線ターミナルで時間をすごしたのは幸せだったかも。。


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