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2007/08/01(水)
リンカーンと金魚
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取材だけ進んで、書いていないリンカーン関係の情報が山ほどある。今何かにとりつかれるようにして、山の切り崩しにかかっている。配偶者には、リンカーンのどこがそんなに面白いねん、退屈極まる、と言われるけれど、小学校のときにいやいや勉強させられた人と、アメリカのことは何も知らずにこの国にやってきて、20年経ってなんとかやっとアメリカも面白いと感じられるようになってきた人間とは立場が違う。加えて、最近買った本(日本語)の中に、南北戦争を知らなかったらアメリカを理解できないーこの部分については、配偶者も珍しく同意したーと書いてあったから、ますますリンカーンさんに興味が出るというものだ(笑)というか、まあ、リンカーンだけでもとっかかりにして、アメリカのことを知ろうとせねば、という強迫観念に近いものがある。じゃないと、毎日ぶらぶら時間を過ごしてしまうだけでは、自分が今アメリカにいる理由がないではないか。。それにしても、リンカーンが死ぬまでまだまだ時間がかかりそうで、それはそれでちょっとうんざりの部分もある。私が知っていたのは、奴隷解放者ーリンカーンというレッテルだけだったが、その裏にものすごいアメリカ史と人々が渦巻いている。その人々のエネルギーを知りたいと思っているのだが、知れば知るほど、アメリカは歴史が浅い、と言い、アメリカを小馬鹿?にしたがる日本人ー自分もその1人だったような気がするーに言いたくなる。確かにアメリカの歴史は短いけれど、決して浅くはない、と。深すぎて、素人にはついていけない、と。まあ、無事に「リンカーン死す」までたどり着けたら、それはそれで、私のアメリカ観もそれなりに深まっているに違いない。リンカーン同様なかなか死なないというのは、家で飼っている金魚である。金魚なんて飼ったことがなかったからー昔、金魚すくいでもらってきた金魚は翌日には死んでいたのにーすぐ死んじゃうだろうと思っていたら、なんのなんの、もう5年ぐらいは生きている。私になついて!しまって、おはよ、と声をかけると、身体を垂直にして立つ!!金魚が立って、私があげて水面に浮かぶえさをぱくぱく食べるのである。ああ、死ぬまでつきあうしかないなあ。。いつのことかなあ。。(どうせ店屋のトイレに流されるだけでかわいそう、という理由で、1ドルでこの金魚を買ってきた娘でも、えっ、まだ生きてるの、と驚く始末なんだから) リンカーンさん、いつ死ぬのお??ああ、私の頭が最後までついていけますように。。
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