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2008/01/15(火)
時間
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無事にサンフランシスコから帰ってきた。いろいろ刺激を受けたけれど、やっぱり今は落ち込んだ気持ちのほうが大きい。私がアメリカに来てから21年間、つかず離れずで付き合ってきた友達が、いよいよ日本に帰るというのである。アメリカ生活の”同志”がいなくなるというのは、たまらなく寂しい。激動の?三十代、40代をともにすごした時間は、もう誰とも築けないだろう。(悲)実際に会うのは1年に1度だったとしても、どうしても我慢できない、という状況になれば、長電話でもサンフランシスコへの逃避行でも、いつでもOKという信頼感があった。幸い一度もそこまで追い詰められることはなかったけれど、アメリカ生活を共有しているからこそ「安らげる」場所がとうとうなくなる、というのはたまらなく寂しい。移り変わるのが人生とはようくわかっているけれど。。。時間の経過とは残酷なものである。サンフランシスコへ行けば必ず立ち寄るうどん屋へも行ってきた。味も、もう昔ほどおいしいとは思わなくなった。それに、いつも会えば、きゃっきゃっ、と冗談を言い合えるゲイのおじさんもいないじゃないか。もう一人、知った人がまだ働いていたので、聞いてみた。去年の暮れ、肝硬変で亡くなったというではないか。いよいよ、知った人が一人、二人と消えていく世代に入ったのである。まずは、親の世代を看取って。。それから自分と同世代の友人たち。。そして最後は必ず自分。。。そろそろ、自分の人生の落とし前をつけるつもりで、原稿を書こう。。もう別に何も欲しいものはない。充実した時間だけ、である。
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