|
2008/01/02(水)
仕事初め
|
|
|
今日から仕事初めである。おとといの大晦日の日、無事にインドから戻ってきた。きのうの午前中はまだ、さあ、下痢止めの薬を買いに行こうかな、なしで乗り切れるかな、と逡巡していたが、無事に今日は、薬なしで職場に出てきた。相変わらずの職場。。出てきている人間はまだまだ少なく、静かである。ああ、お気楽な公務員のアメリカ人たち。いかにして、休暇を長くするか、それしか頭がない。まあ、勝手にやってくれ。。(笑)私の頭の中には、まだインドの喧騒が鳴り響いている。30年前とはえらい違いだ。さすがに30年前は、あんなにうるさくなかった。デリーの夜は、真っ暗で静かだった。ああ、いまや、うるさいことうるさいこと。牛とらくだと象とやぎとサルと大量の車とバイクとオートリキシャと人力リキシャ(つまり自転車)とバスと、それからそれからが、いっしょくたになって、混沌の渦のなかである。最終日でとうとう体調を崩してしまったのも、あの音の洪水に身体がついていけなかったせいだと思う。デリー郊外などは、カリフォルニアのシリコンバレーより立派な町ができあがりつつある。何せ土地がいっぱいあるから、建物がどでかい。人間はうじゃうじゃで多すぎる。。核も持っていることだし。。。むずかしいことはわからないけれど、少子化だの年金問題、はたまた賞味期限切れ食品程度ぐらいで、社会をあげてうんうん言ってる日本の命運は尽きた、とも思えた。。あの混沌のエネルギーは、賞味期限切れなんて、切れてたために毒が発生して人が死んだ、というならともかくも、国力、人力の欠乏の象徴のようなことである。京都議定書問題などもふっとんでしまっている。まあ、インドや中国に、排気ガス規制なんてありえない。文明の発祥地のひとつであるインドなんて(中国も)、まあ地球が温暖化で滅んでも、またそのうち文明を興してやるさ、ぐらい思ってるんじゃないの。そのくらいのがめつさ、エネルギーがあった。 もうインドに戻ることはないだろう。30年は戻らない。戻る必要もない。人生とはそういうものである。娘を連れていっておいてよかったと思う。親の役目をひとつ果たしたような気分である。
|
|
|