〜ing〜アメリカつれづれ日記
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2008/10/22(水) 覚えておきたい言葉ー落語家小三治
きのう、大好きなテレビ番組「プロフェッショナル」で、落語家小三治の言葉を聞いた。エネルギーをもらった。やっぱり名人と呼ばれるようになる人は違う。覚えておかねばならない言葉、書きとめておきたい言葉をここに記す。まず、「(客)を笑わせようとするのではなく、(客)が笑ってしまう」のが、面白い話、という言葉。つまり、作者、演者のエゴを消さねばならないということである。技巧を凝らせて、これでもか、これでもか、笑え、笑え、と押し付けても、誰も笑わない。しかし、作者や演者のエゴが消えるまで、ストーリーが咀嚼しきれたとき、ストーリーのエッセンスが自然に昇華され、それが外に表出するとき、人を動かす力となる。この感覚は、原稿を書くとき、つねづね思うことだから、ああ、落語家もそうなのか、と納得した。咀嚼しきれないときは、書いてはならないのである。演じる人間が、笑え、笑え、とエゴを押し付けてくるのは、今の若い人がやってるうるさい漫才だろう。飛んだりはねたり、何にも面白いくないのに、演者の必死?さーつまりエゴに、観客が同情するかのように、げらげら笑っている。哀れな姿だ。演者も笑っている人間たちも。芸たるものの、本質的な美しさがそこにはない。その場限りの、かる〜〜いかる〜〜いものだけ。笑いを強要するという意味では、コメディドラマで、勝手に観客の笑い声が挿入されているものがある。あれなども、作り手のエゴが前面に出たつまらぬ番組だ。そういえば、視聴者参加の番組なんて、そういう意味で、エゴ丸出しのくだらぬ番組ということになるなあ。そういう番組が増えているような。文化の衰退ではないか。もう一つ、これは、すごい、と思ったのは、小三治が調子の悪いとき、自分に言い聞かせる言葉、「小さく、小さく」である。調子が悪いからこそ、自分を挽回させようと、はったりをきかせようとするのが、そのへんにごろごろいう普通の人間だろう。ところが、ほんとに本質を求め続ける人間は、むしろ、自分が困っているときこそ、自分を「小さく、小さく」と戒めるのである。馬鹿なことをしないように、自分を流れにまかせようと、小さく、小さく。。エゴや飾りやはったりやら、すべてを自分からはぎとって、小さく小さく、五感を働かせて、自分の周りの環境やエネルギーの流れを感じ取り、そして、自分の中に力が戻ってくるまで、小さく小さくして、その時をじっと待つ。。。。「小さく、小さく」。。。。自分を大きく見せようとする、ほんとに小さな人間が巷にはなんと多いことか。そして、そういう小さな人間の空虚な大言壮語に、したり顔でうなずく、これまた無知厚顔な羊たちがどんなに多いことか。うんざりするぐらいである。でも、小三治の「小さく、小さく」を聞いて、勇気とエネルギーをいっぱいもらった。毎日つぶやき続けよう、小さく、小さく。。。あほアメリカ人いっぱいの職場でも、小さく、小さく。。。お前らに分かるのか、分かるまい。。でも、小さく、小さく。。。必ず勝つ。誰に。。。自分の人生に、である。自分が、風がふけばどこかに消し飛んでしまう小さな、小さな透明の埃になったときが、人生に勝ったときに違いない。そんな最高の幸せ、美しさをめざす。。


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