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2008/10/25(土)
覚えておきたい言葉ーキレ
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先週末に、シカゴ映画祭に来た日本映画を見に行った。気に入らなかったので(いつもの通り。。笑)とある掲示板にきっちり批判して書いた。。(読んだ人は、またあ。。。とうんざりしているに違いない。。笑)で、今日のネットの新聞で、いい言葉を読んだので、また忘れないようにここに書いておこうと思った。。「着想にはキレがある」である。これって、クリエィティブな仕事をする人間には必須事項ではないだろうか。「着想にキレ」−キレを呼び込むには、そのテーマにとことん踏み込み、落ちるところまで落ちて、そこから作者がはいあがろうと溜めたエネルギーを奮い起こす、その瞬間に生まれるものだと思う。このあいだ見た日本映画にも、去年見た映画にも、そのキレがまったくなかった。。現代日本社会のコミュニケーション不全、疎外感と窒息感、そしてもちろん映画にオチをつけるためにーつけなかったら映画が終わらない。。笑、とってつけたように希望を挿入するのだが、監督の志は理解できるが、着想が平凡で、キレがまったくない。主人公が子供、若い女性、家族と変わっても、描き方はまったく同じである。退屈、退屈。。。そのくせ、カッコをつけたがるものだから、臭い、臭い。。。クリエィターが落ちるところまで落ちず、エゴでごまかすような中途半端なものを作るなよな、と思った。ああいう日本映画自体が現代日本社会の閉塞的状況を表しているのかも知れない。「着想にキレ」か−五感をとぎすまし、ただひたすら眼る、そして溜める。。。ああ、いいものが書きたいなあ。。まあ、凡人はぼちぼちやればいいや。そして、時には有名人の仕事をこっぴどくくさして、息抜きである。(笑)そのための「有名人」である。(笑)
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