〜ing〜アメリカつれづれ日記
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2008/03/24(月) 営業1
週末に、日本人村にある日本語本を扱っている書店に行って、ちらしを渡してきた。店の責任者は、なにやらしょっぱなから、私が本を持ちこんで売ってくれ、とお願いしているという先入観をもってたみたいで、書店が入っているスーパーの許可がいるとか、ここは買いきりなもんで、どうのこうの。。版元から本屋には5割だか7割だかで本がおろされて、それからどうのこうの、こちらも輸送費、光熱費、人件費を入れて、一応1700円の本だったら、25ドルぐらいで値段を設定するのに、それを30ドルで売ってくれ、ニか言われても、どうのこうの、と、私にしてみれば???のことをいっぱい聞かされた。へえ、自分からいくらで売ってくれ、という人がいるんですか、います、誰ですか、向こうも怪訝な顔をして、著者ですが、へえ、そうなんですか、と私も感心すると、やっと、おおこれは、といわんばかりに、ああ、要するに本を取り寄せておいてくれ、ということですか、そうです。。ああ、じゃあ、東京本社にこれをファクスで流しておきます、と話が通じた。。(笑) 
そのあと責任者さんは、店に並んでいる本のところへ行き、ほら、これなんか、先ほどの例です、とおっしゃるから、手にとって見たら、確かにISBN?番号はついているけれど、出版社の名前がない。出版社の名前がなくて出版なんて、なあんか変な幽霊本みたいなのが出回ってるんだ、と初めて知った。著者のほうから値段を設定するというのは、きっと自費出版にかかったお金をとりかえそうという気持ちが働くからだろう。ああ、哀しい。。出版にかかった費用は100万だか200万だか知らないけれど、それだけのお金は本を5ドル余分に高く売っても戻ってはこない。。それでも幽霊本は、後ろを見ると、二刷である。ほんまかいや、と初めから疑ってしまった。(笑)最近知り合った友達も自費出版をしている。どうやら原稿は直しもせずに、全部印刷に回して、本にしたらしい。何も直してくれなかった、と友達は怒っていたが、出版社にしてみれば、本の質は問わないわけで、お金をとるのが目的なのだから、編集の仕事をしてくれるわけがない。で、印税は売れた数で、という言葉が友達の口から出てきたので、もう私は口をつぐんだ。自費出版する会社はそういう風に客に言ってるんだ。それにしても、私が友人知人にちらしを配ると、これまたはなから、「自費出版ですか」と聞かれるときも多いから、−たぶん聞かれなくても心で思っている人が大半(悲)−それはそれで、心がふさぐ。まあ、本を出すとは幽霊本を出せる時代だから、別に珍しいことでもない。では自費出版とそうじゃない本との違いはどこに出るのか。自費出版してない著者が、じきじき営業活動することないでしょ、と友達に言われて、ああ、そうか、と納得。ちらしをわざわざ配ることで、私は自分を安売り?してるのだろうか。でもまあ、せっかくだから、友人知人には、直接お知らせしたいよな。。ああ、むずかし。。(笑) 要は、デイ多佳子が本を出した、と聞けば、誰も自費出版とは考えない、というところまで自分をエスタブリッシュさせねばならないということである。私が大好きな辺見庸さんが本を出した、といっても、誰も自費出版とは考えないだろうから。。じゃ、そこまでたどりつくには、何をしなければならないのか。。「自費出版ですか」と聞きたがる人間に、お前は、自費出版せねばならない文章や内容と、せずにすむ文章や内容との違いがわからんのか、と怒っても仕方ない。答えは、わからん、のだから。世間の大半の「普通」の人にはわからない。つまり、本の内容や文章ではなく、名前だけで話が通るようになることが世間に認められるということなのだ。特に、世間に認められたいとは思わないけれど、いい加減「自費出版ですか」と聞かれるのはうんざりしてきた。で、聞かれなくてもすむためには。名前だけで売れるとは。。何か、大きな賞の受賞だあ!!があ〜〜ん、まあ、ぼちぼち行こう(笑)


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