|
2008/04/09(水)
愛国心
|
|
|
今日、クリーニング屋に行ってびっくりした。待っているあいだに、ふらふらと壁にはってあるポスターを見ていたのである。品質保証だの、賞を受けたのだと、そういうのはいいけれど、よく見ると、なんと星条旗のクリーニングは無料となっていた。おお、これこそが愛国心だ、と思った。旗をクリーニングに出すなんてことを、普通の人はするのだろうか。したとしたら、それを無料にするという。。。すごいなあ。。なんと形容したらいいものかわからない愛国心である。一方、日本からのニュースによると、また学校現場での愛国心を教えるプレッシャーが強まっているらしい。基本的に、愛国「心」を「教える」というコンセプトが間違っているのではないか。どんな言葉を使っても、教えられないものがある。深いものであればあるほど、言葉にはならない。何に現れるか。行動にである。だから、旗をクリーニングに出したら無料にする、という行為に、愛国心が現れるのである。ぐちゃぐちゃ教育現場で教えるための指針を作るのではなく、それよりも法案を作って、国民に問うてみればいい、愛国心を表現するために、正月三が日に日の丸をかかげよ、と。で、国民が、信仰なり内心の自由を奪われるとかなんとか言って、その法案に反対するならば、学校で文字を使って「愛国心」を教えようとしても無理なのである。社会から学校を遊離させても、そのギャップと偽善に苦しむのは若い人たちである。まず行動から判断することー愛国心とは行動である。クリーニング屋の、星条旗のクリーニングは無料、という広告を見て、それを確信した。
|
|
|