〜ing〜アメリカつれづれ日記
ホームページ最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2008年5月
前の月 次の月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
最新の絵日記ダイジェスト
2024/04/14 4ケ月
2024/04/12 雑感
2024/04/08 いよいよ
2024/04/07 宇宙のエネルギー
2024/04/06 なんとなく

直接移動: 20244 3 2 1 月  202312 11 10 9 8 7 6 5 4 3 1 月  202212 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  202112 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  202012 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201912 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201812 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201712 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201612 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201512 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201412 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201312 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201212 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201112 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201012 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200912 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200812 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200712 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200612 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200512 11 10 9 8 7 月 

2008/05/12(月) 田舎の楽しみ
日本からのテレビ番組を見ていて、裏庭に、群れて絨毯のようになって咲いている青っぽい紫のようなかわいい花がすみれと初めて知った。すみれって、野生の花だったんだあ。。そうかと思えば、やっと鳥の種類も二つほどわかるようになってきた。のどのあたりが橙色なのがこまどり、全身がまっかっかなのが??(度忘れ。。笑)、まっ黄色なのがフィンチ、えさをつるして待っているハミングバードはまだ来ない。。獲付け?はなかなかむずかしいそうな。。日本では、すずめと鳩しかわからなかったのに、大進歩だ。。(笑)週末は、久久しぶりに道でばったり会った友達と、ウイスコンシンの聞いたこともない小さな町のがらくた屋ーよく言えば、アンチーク笑ーで遊んできた。友達も、がらくたを見て回るのが大好きと知って、二人してやったあ、って感じ。(笑)道すがら、道端に、「フィールドストーン売ります」という看板を見つける。農場の土から出てきた岩は、フィールドストーンと呼ばれると知った。クレーンとトラックがなければ動かせない大きな岩がいくつもころがしてある。欲しい人は、ここに電話せよ、と電話番号も書いてあった。私が見てすぐに、ほしい、と思った蒼黒い石は、女の手で運べるほどの小さいものだ。このままもっていったら盗みだよな、とか思いながら、有刺鉄線のあいだから、二人でうまく石を盗み出した。農場には家はなく、残された電話番号はシカゴ郊外のものだから、どうやら不在地主みたいになっているらしい。盗み出すところを、近くの家の若い兄ちゃんに見られてしまったから、一応友達の携帯電話を借りて、持ち主にメッセージを残す。そのあと特に連絡なし。女手が扱える石なんて、勝手にもっていってくれ、ぐらいにしか思ってないのだろう。やったあ〜〜〜(笑)1時間のドライブのあと、お目当てのアンチーク屋は、小さな田舎町にしてはすごく大きくて、それも品数豊富。これまで見たことのないようなものが、けっこう安価で並んでいた。セメントで作られた、魚釣りをしている黒人少年の像ーもともと庭に置くものだったようで、少年もちょうど足を組み、釣竿を構えている姿には愛嬌があり、置物にばっちりである。ビンテージとなっている。こんなもの、見たことがない。のどから手が出るほど欲しかったけど、これは現代の感覚でいくと、人種差別者ということになる。やっぱ、私の庭には置けないな。黒い顔がダメなら、黄色か紫に顔を塗り替えればいいのかな、とも思ったけど、やっぱり目やら唇に黒人の特徴が出ている。ステレオタイプの黒人像であることには変わりはない。あああ。。昔は、こういうものが平気で白人の家の庭先を飾っていたんだなあ。サーバント姿の黒人の人形もけっこう並んでいるが、こういうものは現代ではもう作れない。だからこそ、アンチーク屋で買っておきたいとは思うけれど、せっかくお金を出して買っても、おおっぴらに飾れないところが悩みの種となる。隠さなくちゃだめなものなら、なんでお金を出して買うの、となる。そうかと思えば、占領下の日本が作った陶器の西洋人形のおもちゃは山ほどあったが、今まで見たことがなかったのは、ドールハウス用の台所の冷蔵庫やらトイレのおもちゃである。トイレなどは、トイレの蓋までが木で作られ、それが開閉できるという精巧さである。壊れることもなく、ていねいに残されていた。どうやらアメリカの会社が、日本の会社に委託して作らせていたらしい。箱までが残されていて、ドールハウスと英語のラベルがはってあるけれど、裏を見ると、メイドインジャパンとあるし、第一、箱の模様が市松模様である。私が生まれたころ、日本はこんなものを作ってたんだあ。。がんばったねえ。。がんばって、今の日本があるんだねえ。お疲れさん、親の生きた日本と日本人を想像して、思わず、声をかけたくなる。そして私は、昔の日本からエネルギーをもらう。それにしても、こういう誰も知らない田舎町では、人は4世代、5世代と同じところに住み続ける。だから、都会の店では見ることのないようなものが、非常にいい保存状態で残されているようだ。その上、安い!! 結局、わあ、これ、いい、安い、を連発して、籐の旅行かばんやら(本物の籐のものなんて、もう作られていないのではあるまいか。。よく見たらプラスチック、なんてのがざらである)、シルバーの台座がついた一輪ざしやら、がらくたをごちゃごちゃと買ってしまった。私たちは、店に入ってきた初めてのアジア系の人間だったかも知れない。3時間があっというまに過ぎて、それでもまだ足りないが、私と友達との共通の気持ち。。。また絶対に来ようね、と言い合って、別れた。ああ、いい一日だった。田舎生活の楽しみ。田舎がいい。。(10年前、こんなことを言うようになるとはつゆとも想像ができなかっただろうな。。笑 年をとったという証拠である。悲笑)


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.