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2009/01/14(水)
黒人問題2
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本を読んでいて気づいたこと。人種統合をめざす方針により、学校に黒人生徒が入ってくるようになると、学校のレベルが落ちるという記述を読んでいて、思いだしたこと。日本人村の日本人は子供の教育のためにと、学校がいいとされる学区に住みたがる。で、一つのいい学校に、ESLを必要とする日本人子弟が増えると、学校のレベルが落ちる、という相関関係を聞いたような気がする。黄色が入ってきたからと、白が逃げ出しはじめたとはさすがに聞いたことはないけれど。。でも、どこか黒人問題に通じるものがあるのではないか。と考えていると、戦時中の日系人の主張を思いだした。日本人は固まるから、だめなのだ、差別される、と。ばらばらになれ、同化せよ、と。 エスニックコミュニティを作ることなく、ばらばらになっても、黄色い自分という人間の存在感を、どこまで示せるものなのか。 読んでいるのは黒人の歴史だけれど、よぎる思いはやはり自分の生き様である。アメリカの人種問題とはこういうことだ。
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