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2009/01/21(水)
オバマ大統領誕生と職場
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きのうは楽しかった。(笑)前の晩、近所のスーパーで見つけたオバマのTシャツを着て出かけていった。わずか7ドルほど。記念のTシャツである。朝、職場に来ると、いつもの通りコンピュータを入れたが、まず開いたのがニュースチャンネルである。仕事なんかやってられるか。(笑)朝から、オバマ就任式の一切合切を流している。となりのキューブクルは、若い黒人の女の子だが、この子もわいわいと、音声が切れた、いやコマーシャルだ、とかまびすしい。みんな興奮している、といっても、保守のど塊の共和党派の人間は静かである。これで、職場の誰が民主で誰が保守かはっきりとわかった。(笑)オバマ派は、私のTシャツを見て、あ、それいい、どこで買ったと聞いてきた。知らん顔はアホブッシュが大好きだった馬鹿なやつら。。。(笑)ずっと生中継の画面は、コンピュータで流しっぱなしにしていたが、そのうち、職場の部屋の一室で、コンピュータ画面を大写しにして、みんなで見る、といった話が流れてきた。ぶらっと出かけていった。こういうときは、普段の職場の雰囲気とはうってかわって、連帯感が部屋中にあふれている。ほっとする(笑)といっても、全部で15人ほどだが。。ということは、やはりここは大半が保守の共和党ということだ。げっ(笑) やっぱり黒人の若い女の子たちは、鼻をすすり、ティッシュで顔を押さえていた。どんなに日本のメディアやらがもっともらしい顔をして解説しようと、小浜市の人たちがフラダンスを踊って騒いでも、この涙だけは絶対に流せまい。 オバマさん、長い演説を、一度も顔を下に向けることなく、顔をまっすぐ上げたままやりきった。すごい。暗記するのにどれぐらいかかったのかな、が、頭が悪い市井の移民の女の気持ち。。。(笑)政治家とはやっぱりこれくらいでなくてはなあ。。日本から流れるニュースを見ていると、一握りの記者を相手にするだけの官房長官ですら、言葉を発するときは、長官は下ばっかりよく見て(要するに、原稿を読んでいる)、びくびく言葉を選んで発するではないか。まあ、就任演説が抽象的な言葉を並べるだけの、言葉の揚げ足とりをされることのない演説だと思えば、まあ、日々の日本の官房長官の言葉より、気楽といえば気楽だったかも知れないけれど。。(笑) それにしても、外野は、黒人初の大統領誕生だとやいのやいの言うだけで終わるが、ご本人は、お気楽ブッシュなんて想像もつかないようなプレッシャーがかかってるだろうな、と私は考えている。黒人だからである。失敗したら、そらみたことか、やっぱり黒人はだめだ、というバックラッシュがコミュニティ全体にふりかかる恐れは大である。そういう心配は、白人の男がすることはまずなかろう。人種的マイノリティの人間が上に昇れば、どうしてもコミュニティ全体を背負わされる。それを無事に乗り切ってはじめて、指導者として主流派からも出身のエスニックコミュニティからも賞賛され、受け入れられるだろう。まあ、肌の色に関係なく、アメリカの大統領になりたい人の気持ちは、私にはさっぱりわからぬ。。。(笑)
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