〜ing〜アメリカつれづれ日記
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2009/11/30(月) 横メシ? 縦メシ?
きのう、シーフード専門のレストランに行った。アメリカの店である。最近は、アメリカのレストランでも、スシーつまり巻寿司ーがあるので、注文する。シーフード専門店だから、でっかい本物の蟹肉が巻き込んであっておいしい。変な日系の店で、かまぼこが巻いてあるよりずっといい。(笑)それで、寿司を注文すると、箸まで出てきた。それからはずっと全部箸で食べた。マグロのステーキも箸で食べた。中が上手に半生になってるから、箸で切れるのである。すると、フォークで食べるより、はるかにおいしいような気がしてきた。それで思った。これからは、箸を持参して、アメリカのレストランでも箸で食べたらいいではないか、と。(笑)昔、横メシ、縦メシ、みたいな言葉を聞いたことがあった。要するに、ナイフとフォークで食べるのが横メシである。で、横メシはおいしくない、みたいなコメントだった。じゃあ、箸で食べたらいいではないか、というのが私の論である。ステーキ屋に行って、ステーキを切るのはナイフとフォーク、でも食べるのは箸である。日本でもそうする人がいるのでは。。まあ、きどった人は、日本で横メシを通すだろうが。そういえば、昔、神戸大学の先生で、マイ箸運動をしている人がいた。割り箸は無駄使いである、という論である。林業関係者によると、間伐材?を割り箸に使うのは、木の有効利用だそうだが、確かあのころの問題は、日本で割り箸を作るために、インドネシアといった熱帯林が全部切り倒されているといった現状を変えるための運動だったように思う。
で、私は、そういうむずかしいことはわからないけれど、これからの残された短い時間で、アメリカで楽しく外食するために、箸を持参しようというわけである。アメリカのいいところは、レストランで、客が箸で食べていても、何も言わないことである。まあ日本でも、うどんやでフォークでうどんをすすっても、面と向かっては誰も何も言わないかも知れないが、回りからの暗黙の否定的なプレッシャーはものすごいものがあるだろう。こっちでは、こちらが誇りを持って、堂々と箸で食べてたら、その誇りでもって、回りをぶっ飛ばせることである。(笑)それが、多民族文化社会のいいところである。よし、これからはこれで行こう!!!(笑)となると、たぶん、アメリカで私といっしょにレストランに入ろう、という日本人はいなくなるだろう。ふん、知ったことか。なんとかという野球選手が、アメリカで活躍?したからと、領事館から表彰状が出ることを当然と思い、その野球選手を日本人の誇りと考える小さな人間たちといっしょに食べになんか行かなくていいや。。(笑)だって、考えてみよ、野球選手がアメリカのチームで仕事してるのは金のためだろ。。それって、個人的な欲だろ??なんで、個人的な欲で動いている人間を、日本人の誇りとして、領事館ーつまり国家が表彰せなあかんねん。。。日本国は、それほどまで広告塔が必要か??? それなら思い切って、オリンピック選手を国家が育てるような社会主義か共産主義の国になればいいのに。。国の器も、気分が悪くなるぐらい小さい。。わたしゃ、これからは、アメリカのステーキ屋で、箸で食べるぞ。。そっちのほうが、よっぽど表彰もんだ!!!(笑)

2009/11/23(月) great grandfather
職場で、同僚のgreat grandfatherが亡くなったから、カードにサインしてくれ、と言われた。サインするのはもちろんどうってことないけれど、great grandfatherって何、と思ってしまった。(笑)祖父のもう一つ上の世代である。日本語では曽祖父か???すごいなあ。。99歳だったそうで。でも、同僚はすでに、結婚している30代である。30代の人間の親は50代?、その親は70代?、で、その親は90代かよ〜〜〜。つまり、家族4世代、5世代みんな、はたちになったかならぬかで結婚するという伝統を守れば、曽祖父が可能になる。。(笑)すごいなあ。。この職場では、great grandson という話もよく聞く。2歳のgreat grandson の写真をうれしそうに見せてくれる同僚は、まだ退職前の60になったばかりの人である。この人が、曾孫を持とうとすれば。。。この逆算も同じ結果になるだろう。。と、これがアメリカの底力である!!!(笑)少子化で悩む日本よ、どこで間違えたのか。。。(笑)敗戦国は、勝者の上っ面しか見なかった??? キャリアウーマンなり、シングルペアレントといった都会派ばかり扱うハリウッド映画の見すぎじゃないの???(笑) 

2009/11/19(木) 冬支度(悲)
冬の帽子を3つ持っている。そのうちの2つは、大学生時代に買ったものだから、もう30年以上もっていることになる。それほどかぶっていない。どちらかといえば、髪の毛の多いタイプで、自分の頭にあんまりあわないし、それに、それほどの必要性を感じなかったのである。帽子をかぶるなんて、やっぱり伊達だったのである。ところが、である。おとといだったか、ちょっと風の強い日があった。シカゴまで出かけるのに、ああ、なんと頭が言ったのである。帽子が欲しいと。。(悲)つまり、髪の毛が薄くなっているらしいのである。あああああ、年をとるとはこういうことか、とほんとに情けなくなってきた。男の人もはげていくわけだしなあ。。職場のトップのスティーブも、このあいだのごたごたで呼び出されたとき、久しぶりにゆっくり顔を見たら、えらく髪の毛が薄くなっているではないか。8年前にこの職場に来たときとはえらい違いだった。みんな年をとる。。。で、とうとう伊達ではなく、ほんとに帽子が必要な年齢になってしまったのである。30年以上もっている帽子だけれど、とうとう思いっきりかぶりこんで、捨ててやらねばならぬ。(悲)無事にシカゴについて、喫茶店で時間つぶしをしていたら、隣にじっちゃんが来た。小さな袋を持っている。で、すぐに携帯電話を使いはじめた。聞くともなく聞こえてくると、メアリという人に、パンプキンパイを買った、とごちゃごちゃ大声で話している。パンプキンでよかった?とかなんとか。。ふん、どうやらこの小袋にはパイがはいってるらしい。かわいいな、とは思ったものの、耳が聞こえにくいのか、大声である。回りに聞かせてやろうといわんばかりに大きい。年だから仕方ないかな、と思ったが、あまりにもうるさい。そのうち、パイを買ったぐらいで、ぐちゃぐちゃ電話しなくてもいいじゃないか、黙ってさっさと持って帰ればいいじゃないか、何、時間つぶししてるねん、黙って持って帰って、びっくりさせて喜ばせてやればいいじゃないか、と腹が立ってきた。(笑)やっと電話が終わったと思ったら、なんと今度は、別の女に電話しはじめた。今度は、ヒラリーである。食事時に電話して悪かった、とか何とか、これまたごたごたごた。。相手が困っているのなら、さっさと切ればいいじゃないか、とまた腹が立ってきた(笑)が、ふと思った。これって、もしかして全部一人芝居じゃないの、と。ほんとは、じっちゃん、家に帰っても誰もいないんじゃないの。袋に入っているのは、パイどころか、ただの手回り品なんじゃないの。。メアリだのヒラリーだの、寂しいから自分の頭の中で作った女友達なんじゃないの。。。携帯電話は、バーチャルの老人ホームを作りあげているのではないのだろうか。これもまた、帽子と同じく冬支度なのではあるまいか。
そう考えると、神戸に一人残している母親を思いだした。自分が人にしたことを、自分も人にされるという。。その法則でいくと、私も一人暮らしが長くなりそうである。でも、その覚悟をしなければならぬ。。今は、携帯電話なしの生活である。でも、いつまで続けられることか。携帯を肌身離さず持って、いつでも誰かに電話をしている気分を味わいたくなるような孤独がまもなくやってくるかも知れない。帽子と携帯電話ー誰にも必ず訪れる冬への準備である。でも、自分のための支度の時期が来ることを、誰が想像できよう。来たときにしかわからないのである。ああ、人生はほんとうに短い。。。(悲)

2009/11/13(金) あんまり言いたくないけれど。。
あんまり言いたくない。言ってはいけないことはようくわかっている。でも、やっぱり言いたくなる。人種問題は、ほんとにほんとにむずかしい。。(悲)10年前、ここに来たころは、パトカーのサイレンなんて聞くことはほぼなかった。静かなところだった。ところが、である。最近、朝っぱらから、毎日のように、サイレンを聞く。いったいこの町で何が起こってるんだろ、と思っう。あまりにも大きな変化だからだ。そしたら、きのうだったか、銀行に強盗が入ったというニュースが流れた。2、3ヶ月前にも、スーパーにカウンターを出している銀行で、同じことが起きた。そして、犯人は黒人である。言ってはいけないことはようくわかっている。でも、こうやって、黒人が町に入ってくると、犯罪が増えて、白人は町から出ていく。それが、シカゴの歴史である。(悲) ここにも、低所得者層のアパートができて、黒人人口が増えているようだ。いやだなあ。。。言いたくないけれど、やっぱり言いたくなる。(悲)肌の色ではない。経済と教育の問題である。でも、なぜ黒人に貧困層が多いか、を考えたときに、やっぱり肌の色にまつわる歴史からは逃れられないのではないか。あああ、言いたくないけれど、この町が都市のゲットーのようにはなってほしくないというのが本音である。

2009/11/09(月) ワシントンDC
木金土曜とワシントンに行ってきた。ワシントン訪問も4度ほどになった。最初の2回は、ルートを変えてのアムトラックで。あとの2回は飛行機。最初の2回はリンカーンがらみで、あとの二回は国立公文書館がらみで。。何度行っても、ワシントンは好きな町だ。地下鉄が発達?しているから、路線図を見ながら、電車の乗り換えをしていると、日本に帰ったようで、身体が喜ぶのである。要するに、よく慣れた?町の雰囲気なのである。(笑)あと出会う人間も、どこかすっきりしている。スーツでびしっと身を固めている人間ばかりではないが、やはり働いている人たちが、大国アメリカの首都にいるという気概を身体から発しているのではあるまいか。ユニオン駅、その隣の郵便博物館、議事堂、図書館と、白いでっかい建造物がどお〜〜〜んと並ぶ雰囲気に、1893年のシカゴで開かれたコロンビア博もこんな感じだったかな、とか思いながら、歩きまわる。(笑)イリノイの1年分ぐらい歩き回って、用が足せるから、これまた好きな理由の一つである。そういえば、イリノイで見るような肥満体の人はあんまり見かけなかったような。。。ワシントンでは、お金がなかったら歩くから、太る暇もないのかも。。(笑)それでも、昔、日本の新聞社のワシントン支局長と話をしたとき、ワシントンに文化はない、政治だけ、ぜんぜん面白くないとぶつぶつ言っていた(あの人、今は東京本社で偉くなっているはず。。。笑)政治だけ、とは、つまり会議で議論ばっかりやって、人を、金を動かすことが好きな人たちばっかりという意味だろう。それも感じるなあ。。すっきりしているとは、乾ききっているという意味でもある。それでも、ワシントンで必ず寄るのは、インディアン博物館である。そこのカフェで、インディアン料理を食べるのが楽しみである。ダコタに7年もいたのだから、懐かしさからグレートプレーンズのフライドブレッドに手が出るか、といえば、やっぱり否だ。(悲笑)やっぱり海に近いコーストのインディアンがいいというわけで、北西部の料理を注文した。おお、わかめとスモークうなぎのサラダのおいしかったこと、おいしかったこと。。もっと食べたい、とお代わりをしたかったが、あきらめた。。(笑)わかめがアメリカでおもいっきり食べられるのは、日本食レストラン以外では、ここだけなのでは??? で、アメリカ人は何を食べてるのかと、隣のテーブルを見たら、なんとタコスばっかりではないか。サウスウェストインディアンのところには長い列ができている。げっ、ここでタコスとは。。。タコスぐらいどこでも食べられるだろ、ふん、やっぱりアメリカ人の舌は単純だ。。さては、マクドナルドかタコスだな。。。そして私は、わかめとスモークうなぎ!!!(笑)ああ、もっと食べたかったなあ。。あれを食べるためにまたワシントンへ行こう!!!(笑)それとも、考えてみれば、娘がオレゴンにいるのである。オレゴンで食べられるかな。。食べられるのなら、行こう。。娘より、わかめとスモークうなぎのサラダ!!!娘の怒っている顔が見える。。。(笑) 

2009/11/05(木) 死後の贈り物
窓際族の職場で、のんびりと、数年前に亡くなった友達が残していったCdを聞きながら、ファイル・スキャニングの準備をしている。好きな音楽とは面白いもので、なにやらその人物像が浮かびあがるような気がする。娘さんが、お父さんが好きだった曲を集めました、といって送ってきてくれたものだ。しょっぱなが中島みゆき。。おお、私とおんなじ趣味だ!!(笑)男の人からは、あの声が嫌いという声をよく聞くものだが、彼は好きだったんだ。。しょっばなが、愛だとか恋だとかむずかしく言わないで、私の子供になりなさい、という歌である。女に甘えたかったんだねえ。。(笑)そのうち、男と女のあいだには越えられない深い溝がある、みたいな、大学の先輩になるのか後輩になるのか知らないけれど、加藤登紀子の歌になる。さすがあ、中南米を放浪中に中国系アメリカ人女性とグリーンカード結婚しただけのことはあるなああ。。。けっこう女好きで、経験豊富?だったあ??? (笑)つい先日、彼のことを明らかに好きだった人が亡くなったしなあ。。。よくもてたんだあ。。で、私は、このあいだ、机の引き出しをごそごそしていたら、彼の博士論文がはいったディスクが出てきた。もっていて、と送ってきてくれたものである。社会学が専門だった彼の英語の博士論文なんて読めるわけがないから、あけることなくそのままになっている。そのうち、バーブラ・ストライザンドまで出てきて、あまりにも好みが同じなので、怖くなってきた。(笑)生きてるときは、好きな音楽の話なんて一切しなかったもんなあ。。ただただ、いろんなことをいっぱい教えてくれた。知り合ってから25年近く、今まだライターをしているのは彼のおかげである。きっとどこかで喜んでくれてるだろう。テープの最後は、フォーククルセダーズだか、とにかく大学紛争時のフォークで、希望を謳いあげる歌で終わる。エネルギーにあふれた、いい時代、世界を生きたのでは。。。亡くなったのは60前後だったような記憶がある。ロマンチックな歌が多い。表向きは、ごつい男っぽい感じもしないでもなかったが、内面はすごく繊細な人だったんだ。。。私も、こういうCDを作ろうかな、とか思う。故人をしのぶにはぴったりである。歌を通じて、彼の心情が私のそれと共振するような気がするのである。で、彼の顔が、声がよみがえってくる。私が自分の好きな曲のCDを作るとしたら、最初にどんな曲が来るかなあ。。やっぱり、中島みゆきかなあ。。(笑)そんな時代もあったねと、いつかきっと笑える日が来るよ、と。。そんな気持ちをいっしょに共有できる、してくれる人が、この人生で何人いることか。。。まあ、日本語のわからぬ娘ぐらいには残しておこうか。。(笑)

2009/11/02(月) わからん。。(笑)
また、オバマ大統領と小浜市をかけたニュースが流れていた。

オバマ米大統領に似せた能面を作った日本能面美術協会副会長の樋口正一さん(61)=京都市伏見区=が、このほど「オバマ氏に届けて」と福井県小浜市に持参した。

 世界平和を志向するオバマ氏に共感し、1月から作業に取りかかっていた。縦26センチ、横17センチで柔和な表情。対面した松崎晃治市長も上機嫌だった。

 「オバマ氏には『世界の大統領』の役割を演じてほしい」と熱い思いを語った樋口さん。
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世界の大統領って何???(笑)その能面をもった小浜市長の顔も流れていたけれど、能面の大統領の顔は、市長と同じような色で、ピンクがかっている。。これ何??? (笑)考えようによっては侮辱だよね。。(笑)この程度の政治的センスで、「世界の大統領」といったわけのわからん抽象的言辞を並べたり、小浜市長が顔出すなよ。。(笑)一方で、ダライラマが、鳩山首相の「東アジア構想」をほめたというニュースも流れていた。今頃、首相は、ほれほれ、と喜んでいるに違いない。でも、その構想の中で、日本は中国をどう扱おうとしているのか、と数人の日本人に聞いたが、誰もわからん、という。「友愛」といった言葉を並べて、「東アジア構想」を中国にぶつけても、中国は、ほれほれ、また気の抜けたサイダーみたいなことを並べてる、もう1回日本に2億円を出させて、パンダを貸してやれ、ぐらいに思ってるだけだよ。。(笑)ピンクの顔したオバマ大統領の能面といい、2億円出して借りてこなければならないパンダといい、わからん、わからん。。(笑)


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