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2009/04/25(土)
マスクと戦争と
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日本からのテレビをつけてびっくりした。マスクをつけた人がうろうろしている絵を流している。メキシコで、豚インフルエンザがはやってて、アメリカでも患者が出て、というニュースである。で、日本の空港の絵も出てきて、入国管理官もマスクをしている。ああ、やっぱりマスクをしている人間って異常だよな。。(笑)職場に私がマスクをしていってたときは、そりゃもう、みんな気味悪がってただろうな。テレビを見ながら、思い出し笑いしてしまった。(笑)それでも、そのうちアメリカでもみんながマスクをしだすかも知れない。私には先見の明があった??? (笑)配偶者は、同僚の葬式から帰ってきた。若いとき、ベトナム戦争に行った人で、死因にはどうやら枯葉剤が原因の血液の病気がからんでいたそうな。若さにまかせて、そしてGIビルが必要という家庭的、経済的理由にすぎなかったかも知れないのに、そんな偶然で決めた大昔の経験が、考えもしなかった形でその人の中で生き続け、30年にわたってむしばみ続ける。ああ、経験とはなんとむごいのだろうか。そういえば、別の部の人だけれど、私が二週間ごとにタイムシートをチェックしている人の中にも、もうこちらの世界には適応できなくなってしまったかのように、ずっとミリタリーリーブを続けている人がいる。一度リーブが終わっても、またしばらくすると、イラクに戻っていっているのだ。どんな人か知らないけれど、タイムシートを見るたびに心が痛む。3年か、4年か、もうかなり長期間にわたっている。精神はもうかなり痛んでいるのではなかろうか。不在が長くなると、そのうち家族生活も崩壊していくことも考えられよう。戦争なんて、ほんとに国家のエゴでしかない。。国家のエゴに翻弄されて、人は自分の命、人生を落とす。。。それを国家は褒め称える。。国家という顔のない化け物め。。。国家に比べると、マスクで表情を消している人間なんてかわいいもんだ。。(笑悲)
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