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2009/06/15(月)
同業者たるもの
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シカゴに、同業者、しかも売れっ子有名作家がやってきて、講演会をするというので、彼女の作品は1作だけ読んで、こいつ嫌い、と思っていたが、いそいそと行ってきた。やはり有名な人のオーラは吸ってこなくてはならぬ。(笑)講演を聞いての結論:やっぱりこの作家は嫌いだ、本を読もうという気にならぬ。それでも、書くためには勉強をし続けるしかない、一生勉強です、と言うのを聞いて、納得。書く人間には、幸せな中流階級出身の人はいない、と聞いて、これまた納得。。(笑)何不自由なく育った人は書けないのである。私のようにかなり屈折した人間でなければならぬ。(笑)あと、やはり読者の人から、私のことを書いてくれ、とかなり頼まれる模様。売り込みされる人生は面白くない、と言っていた。これまた納得。。(笑)でも、私のほうは、依頼を引き受けて、無事に1冊仕上げたけどな。。(笑) あと、ありえないことをありうるように書くのが作家だそうな。これがいやだ。要するに、嘘つきになれ、ということである。嘘話を書いて、金儲けをする。。。いやな人種である、作家なんて。。。(笑)あと、初版作家という言葉も初めて聞いた。本を出しても売れない作家のことである。さしずめ私は初版ライターである。それで人生を終わろう。それが何やねん。。(笑) 友達は、あの顔は整形してる、とか、以前は結婚したい、したいと言ってたくせに、したとなると、平気な顔で、夫を邪険に扱うようなことを言っている、これはどういうことか、と問いただしたかったそうな。私は、昔、アグネスチャンと論争したときに、職場に子どもを連れてきたアグネスを、それだから女はだめだ、と男になめられる、と男社会におもねる形でアグネスを批判したが、今は母親になられたそうで、母親の今から見たら、論争をどういう風に評価するのか、なんて聞いてみたかったが、400人を超える聴衆を前にして、そういうことを言うと、いよいよ日本人村からはじき出されると思って、黙っていた。。(笑) 一つだけ確かなことー有名無名を問わず、やはり書く人間はそういう業を背負っているわけで、やっかいなことである。(笑)一つうらやましいことーあんなバカ話を1時間半ほどして、いくらもらえるのかな。。。ああ、私もそうなりたいかな???(笑)
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