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2009/06/03(水)
ロナルド・タカキ
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ロナルド・タカキが自殺したというニュースを聞いた。ショックである。すごい学者だったと思う。大昔、バークレーの本屋さんで、本の販促で行われた講演?で会ったことがある。本を買って、サインをしてもらった。本は3冊持っている。3冊とも代表作である、が、まだ読んでいない。。。(笑)ニュースで、彼の博士論文は奴隷制についてだったと読んだ。確か、「アイアン・ケージ」に奴隷制についての論考が載ってたよな。読もう、読もうと思いながら、まだツン読である。(悲)これを機に、そろそろ読まねば。それにしても、知っている名前が、それも同じ年代の人が一人二人と消えていくのは悲しい。ちょっと前は、作家の栗本薫が、そのあとか前で、頼近美津子さんが。。彼女は私と同じ年である。出身大学が、東京外大ということで(あの当時、田丸美寿寿という人も、同じ外大の英語科卒のキャスターということで話題になっていた)、大阪外大との違いを感じてたりしてたものだ。(笑)やっぱり東京のほうがすごいんだろうな、大阪からそんな派手?に活躍してる人はでないよな、とか。(笑)でも、頼近さんが富豪?と結婚する一方で、田丸さんはメディアで有名になっていって、それから頼近さんがすぐに未亡人になって、ああ、金持ちと結婚しても、いろいろあるんだな、幸せになれるとは限らないな、そのうち田丸さんもいつのまにやらメディアから消されて。。。と、けっこう同じ年齢の外大出身者ということで、気持ち的には”追っかけ”みたいな気分で、ながめていたのである。(笑)田丸氏はどうなったか知らないが、頼近さんは亡くなったと聞いて、大学時代には想像もできなかったアメリカはイリノイで職場戦争をやってる、しょぼい大外大出身の女は、なあんか急にすごくわびしくなったのである。(笑悲)私の明日だって、どうなるかわからないな。。。ああ、人生はなんと短いことか。頼近さんの死亡ニュースで、大外大時代がふっと浮かんだ。あれから30年以上経っているのに、30年なんてあっというまだった。。(悲)四半世紀をアメリカで過ごした友達は、まもなく日本に引き上げる。寂しい、とぶつぶつ言った私に、友達は言った。そんなことで寂しがって、どうするの。。そのうち、友達が一人二人と、あの世へ旅立っていくんだよ、もう絶対に会えなくなるんだよ。。日本とアメリカで離れても、会えること、会えると楽しみにできる人がいることは幸せなことである。ああ、今日一日を楽しく生きるしかない。。ロナルド・タカキ氏は、一時は保守的な伝統派の人々のうちにあって、自分を社会主義者だと言うほど、活動家だったと読んだ。骨のある人が好きである。ああ、合掌。。。今日から、本を読んでみよう。
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