〜ing〜アメリカつれづれ日記
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2010/02/13(土) 我輩は猫である
文学作品ではない。私自身である。(笑)手術後のこの2週間以上、食べて寝るだけだった。猫とまったく同じである。退屈しているが、使える目が一つでは何もする気がなく、ただ何かすることとして食べるだけ、という感じ。医者へ行った2度の外出以外の外出は、スーパーに1度、花屋に1度の2度だけ。体重はかなり増えたに違いない。(笑)まだ、右目からガス玉は消えない。やっぱりかなりの頑固度である。(笑)それでも、こうやって電脳に向かって書く気になってきたのは、体に余裕が出てきたせいだろう。感謝である。網膜の奥にガス玉を入れて、網膜を後ろから押し、網膜にあいた小さな穴を後ろからふさごうというシステムだが、医者もすごいことを考えるものだ。このあいだテレビで見た移植外科医もそうだったが、手術をする医者にとって、人間の体なんて、ほんとに切ったり貼ったり、つないだりの”物”にすぎないんだろうなあ。。医者になれるほどどんなに頭がよくても、絶対に私にはできない。。(そういえば、理学部出身の人は、医学部なんてアホが行くところ、と言ってたな。。発見と理論構築ではなく、ただの職人だ、という意識があるのだろう。。頭のいい人たちはいい人たちでいろいろあるなあ。。笑) お医者さんが私の右眼のどこを切ったのか知らないけれど、手術の最後の部分で、麻酔が切れて、か、人工的に切ったか(たぶん、人工的にだろう)、で、目の上で黒い細いピンセットのようなものが、右に左にと細かく動いていたのを覚えている。たぶん医者が何かを縫っていたのだろう。思わず、「what am I looking at?」と2度ほどわめいてしまった。医者曰く、「i don't know」。嘘つけ。。(笑)でも、教えるわけにはいかないよな。。。今、眼球を縫っています、なんて言えば、患者は絶対にパニクル。。。(怒笑)このあいだ、パラリンオリンピックの選手のニュースで、視覚障害のあるスキーの選手が紹介されていた。視野の真ん中が見えないという。見えるのは、周辺部だけ。その意味が今の私にはよくわかる。たぶん、その選手は、視神経が一番集まっている網膜の中央部が機能しなくなっているのだ。私の穴は、その中央部近くにあいたもので、なんとかホールという。(何度聞いても、英語の専門用語は覚えられず。。笑)1年に一度、チェックアップに出かけていた検眼医にとっても初めての患者だったかも知れぬ。普通、こういうところに穴はあきません、珍しい、と言われてしまった。さすが頑固者の目。。(笑)
この2週間のあいだ、猫になりながら、ガス玉の様子を観察してきた。はじめは、視界のすべてをおおっていたガス玉では、周辺部すら見えなかった。周辺部が少しずつ見えてきたときの喜び。。ガス玉も薄くなってきたのか、玉の中も少しずつ見えてきた。。そして今やっと、ガス玉は、目の下方部でゆらゆら浮かんでいる小さな黒い満月の大きさになった。コンタクトがはめられないから、何も見えないが、視野は回復している。感謝である。そして、思う、あのパラリンピックの選手のことを。。がんばってください!!! 視野の中央部に黒い太陽が居座ったままの人生を想像する。。自分に勝つーそれがパラリンピックなのかも。じゃあ、オリンピックは何? 日の丸のついたパンツを「腰パン」にしたからどうのこうのなんてつまらぬ話だ。。勝負するなら、自分とだけ、だ。国を背負って騒ぎ立てるオリンピックなんて、糞くらえだ!!!(笑)ガス玉で腫れた網膜が元の位置に戻るまでに数カ月はかかるそうな。。。すべての部位は、人生の事象はバランスをもって保たれている。すべてを引き受けねばならない。自分に勝つ!ー合掌。


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