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2010/02/21(日)
ドラマの台詞
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このごろは、日本からのドラマを見ていても、次に出てくるだろう台詞をあててしまうようになった。年をとって、人間が考えることの限界が見えるようになってしまったのだろう。でも、きのう見たドラマでは、ああ、これはいい言葉だと思う言葉に出会った。忘れたくないから、ここに記す。刑事ドラマで、窓際族の刑事と上司の会話である。「お前、上司の言うことが聞けんのか」(みたいな文脈で。)窓際族の刑事「別に上にのぼりたくないですからね」「じゃあ、なんで仕事してるんだよ」「最高の死に場所を探してるんですよ」ーこの最高の死に場所を探している、に私の心がびびっと来たのである。(笑)脚本は井上由美子ーこういう台詞が書ける人が好きである。私も「最高の死に場所を探し」ながら今日を生きたいと思っている。最高の死に場所ー自分が一番自分らしくなって、輝くことができる最後の一瞬である。と書いていたら、思いだした文章がある。あの文章は活字になったのだろうか。ちょっと調べてみなければ。。。父親が死んで、遺骨拾い?を待っていたときに、火葬場の高い煙突から流れていた煙が、私の目には輝いて見えたと書いたことがあったのである。父親は見事なまであっけなく、つまり美しく死んだ。まさに父親が望んだ死に様だった。あんな風に死ねたらなあ。やっぱり今だにファザコンかあ。。(笑)あれだけ憎く思っていたのに。。人間ってほんとにむずかしいものである。
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