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2010/04/14(水)
春らんまん
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無事に、アムトラックの旅から帰ってきた。2日2晩電車に乗り続けたのは、人生で一番長い鉄道の旅だったのでは。。またアメリカを勉強した。ノースダコタの人里離れた小さな町で、たくさんの人が降りていった。あとで聞くところによると、鉱山があるという。シカゴからいっしょにポートランドまで行くはずだったメキシコ系の人は、ワシントン山中の小さな町で牧師といっしょに降りていった。牧師とは、食堂車のテーブルでいっしょになって、サウスダコタで仕事をしたというから、しばらくダコタの話で花が咲いた。どうやらメキシコ人は、仕事やら住むところやら、牧師の世話になるのだろう。仕事を求めて、アメリカ全土を人は移動し続けている。いろんな人が思い思いの形で必死で生きている。それがアメリカで生きるということである。アメリカ人はどうのこうの、日本と中国の違いもわからない、といったジャーナリズムの煽りからは、絶対に見えてこないアメリカがある。大きな国である。みんな必死で生きるのみ。中国と日本の違いがわかったからといって、自分にとって何の得がある?? (笑)みんな自分の生活で必死である。日本と中国の違いがわかる日本人よ、ノースダコタの聞いたこともない町の鉱山で働いてみよ。。もう豊かになった日本人にはできないだろう。せいぜい、インターネットカフェで寝起きして、それが大きな社会問題となってニュースに流れるだけである。それが日本(人)の限界である。アメリカは豊かな国だが、内に第三世界を抱え、人は働き続けるのである。どんなに豊かになっても、働き続ける人間のエネルギーが渦をまいている。底辺で必死で生きている人間の姿がある。それがアメリカである。豊かになった日本からは、働くエネルギーが消えて、内向きのくだらんことに神経を使うデカダンにまっさかさまなのでは。。(悲)シカゴの警察からは、例の偽交通違反切符について、判事が証拠がないと判断したので一件落着、と手紙が来た。やったあ〜〜〜〜(笑)がたがた騒いでも、どうせ罰金を払うはめになるよ、といった町の警官に、この手紙を持っていって見せてやりたいぐらいだ!!!(笑)オレゴンはきれいなところだった。ポートランドの町中は公衆電話があっちこっちにあり、飲み水まで自由に飲めるようになっていた。リベラルな場所なのだろう。ホームレスもわんさか。。(笑)オハイオのクリーブランドといい、町に公衆電話があるというのが、私にとっては安全のバロメーターであり、いい町の証拠である。そのうえ、私の神様がいっぱいー樹木である。イリノイでは絶対に育たないような日本のもみじが、まるで雑草のように、あっちこっちで大きく美しく育っていた。くそ!!!(笑)でもまあ、どこも、住めば都ーまた次の”遊び”までがんばるのみ。でも電車は当分乗りたくない。(笑)職場の窓際族の仕事も楽しい。今日は、ファイルの中で、どうやらお金を盗んだ人の書類を見つけてしまった。ふ〜〜〜ん。やっぱりいろんな人がいるなあ。私が知りたいのは、お金を盗めば、どういう手順を踏んで、どういう処理がなされるか、だ。すべての人と状況とつながっていくことで、エネルギーを交感しあい、ただ生きるのみ。改めてアメリカで生きる意味を確認している。
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